kazumiとワヌ山の和菓子の時間/御菓子司 翠江堂本店
私、kazumiが大好きな和菓子屋さんを紹介する連載。仲良しのワヌ山さんと楽しく紹介していきます。
kazumi「前回の松島屋の豆大福に続き、今月も大好きな大福を♡ 苺がおいしい季節ということで、苺大福です!」
ワヌ山「すっぱいと甘みのハーモニーが幸せワヌ〜」
愛してやまない苺大福があります。浮気をしても必ずここに戻ってきてしまう……、私の中のナンバーワン苺大福は「翠江堂」です。
隅田川のほとりに店を構え、開店と同時にビジネスマンや地元の人でにぎわっています。以前近くに住んでいたこともあり、私にとってなじみ深く、和菓子好きに火がついたのもこのお店がきっかけです。
訪れた人が必ずといっていいほど購入する名物の苺大福には、大粒の苺がごろり(小さめのときはふたつ入りで、当たり! を引いた気分に)。皮はとても薄く儚げで、パクッと食べると、滑らかなこし餡と餅が口の中でとろけて染み渡ります。
みずみずしい苺の酸味とのバランスが絶妙で「こんな苺大福食べたことがない!」が初めて食べた感想でした。
食べるたびに魅了され、今日もパクリと頰張りながら仕事に向かうのでした。
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いただいた和菓子 苺大福
大福に合う酸味のある大粒苺を厳選し、毎日職人の手作業で1日1000個、多い日には3000個を作っています。大福を包むまでの時間はわずか5秒。手早く包むのが鮮度を保つ秘訣のよう。
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苺大福包みを体験
お店のご好意により、なんと! 今回、苺大福包みを体験させていただきました。夢のような時間に、ますます苺大福愛が深まりました。
愛知県や栃木県産などの酸味のある苺を使用。あんこは季節により小豆の炊き方を変え、夏は硬めに、冬は水分量を多めにと、硬さを調整し、苺とベストなバランスで作られています。
あんこ包みに大苦戦……柔らかな餅が、焦れば焦るほど手にへばりつき、包めないという無限ループに突入。職人さんの熟練の技を肌で感じ、手際のよさと、艶やかな完成形の美しさに感動! 結局、うまく包めず、最後は形をきれいに整えてもらい(汗)、おいしくいただきました。
御菓子司 翠江堂本店/information
創業80年の和菓子店。看板商品の苺大福をはじめ四季折々の和菓子を楽しめる。
住所/東京都中央区新川2-17-13
TEL/03-3551-5728
営業時間/9:00~18:00(月~金)、9:00~14:00(土)
※日祝休
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kazumi プロフィール
モデル。和菓子文化コーディネーターと和スイーツセレクトマイスターの資格を持つ。
ワヌ山 プロフィール
犬。口癖はワヌワヌ。ワヌ母(作者)と北陸地方に住む。甘いものに目がない。
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model_kazumi
illustration_wanuyama
photograph_Keiko Ichihara
(リンネル 2021年2月号)
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