季節のくすみを払拭して晴れやかな肌に！
透明感を引き出すためのヒント集／スキンケア
くすみ知らずの透明感のある肌は、日々のお手入れで叶うもの。くすみが気になったら、いつものスキンケアを見直してみましょう。肌がカサカサしていたら、乾燥によりくすみが加速しているので、今の肌状態を見極めて潤いを与えましょう。内科・皮膚科医の友利新先生がくすみケアにおすすめのアイテムを教えてくれました。
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保湿されている肌は潤って透明感をもたらす
「シートマスクやスチーマーを当てた直後の肌は、潤いがあるから明るく、透明感があるように見えますよね。反対に、肌がカサついているとくすみが増し、暗い印象を与えてしまいます」と友利先生。
透明感を失わせる“乾燥”を防ぐには、なにより毎日の保湿ケアが欠かせません。
「その日の肌状態に合わせて化粧水で水分をチャージ。その後は乳液やクリームで油分も与えてあげましょう。しっかり泡立ててから洗顔したり、潤いを逃さない丁寧な保湿など、基本のお手入れが透明肌への近道になりますよ」
Tips 01：炭酸コスメでくすみ肌をケア
「血流の悪さがくすんだ肌印象を与えてしまいます。湯船につかったり、メイク前にホットタオルを当てるなど肌を温めて血流をよくしましょう。さらに、高濃度の炭酸が配合された泡状のコスメを取り入れるのも効果的です」。血流を促してこわばりがちな肌がもっちりとやわらかくなります。
左：ホイップのような泡の乳液でつややかな肌を。
右：洗顔後に使う泡状美容液。こわばった肌がふっくら。
Tips 02：今こそ、美白美容液を投入！
透明感をアップさせるために頼りになるのが、美白の有効成分を配合した美白コスメ。「肌の炎症を抑えたり、紫外線ダメージをケアしてシミを予防する働きがあります」。紫外線を浴びやすいこれからの時季、いつものスキンケアにプラスしておくと、みずみずしい透明感を引き出すきっかけになります。
左：2種の美白有効成分や潤い環境を整える成分により全方向からシミのもとをケア。
右：ポーラ・オルビスグループ独自成分m-ピクセノールにより色ムラのない明るい肌に。
Tips 03：スキンケアの土台で透明感を仕込む
水分をたっぷり抱え込み、潤いがきちんとキープされていると透明感を引き出すことができます。肌がゆらぎやすい季節の変わり目は、乾燥により潤いをとどめにくいとき。油分と水分をバランスよく整えてトーンアップする美容液を常備しておくのも◎。
左：洗顔後に使うオイルブースター。透明感を下ごしらえしながら、その後のお手入れが行き渡る肌に。
右：ミクロな潤い粒子でツヤと透明感を与え“水光肌”へと導く高保湿セラム。
Tips 04：メイクと一緒にくすみも洗い流す
「摩擦を防ぐには、ミルクやジェルタイプよりも洗浄力があるオイルタイプのクレンジングがおすすめ。ゴシゴシ強くこすらなくてもメイクが落ちやすくなるので、摩擦による炎症の心配が少なくなります」。100％天然由来の肌にやさしいオイルクレンジングなら、メイクを落とすたびにしっとり潤う肌に整います。
左：やわらかな肌あたりで古い角質や余分な皮脂をオフ。
右：オイル層とウォーター層の2層式で潤うツヤ肌へ。W洗顔不要。
Tips 05：敏感になった肌にやさしい潤いを
「肌が乾燥すると水分を抱え込む能力が低下して、肌がくすみ、透明感がなくなります」。季節の変わり目で肌がゆらぎやすいときこそ、低刺激でやさしく心地よく使える化粧水をセレクト。たっぷりと潤いを与えましょう。
左：少量でもしっかり潤い、もっちり明るい肌に。
中：国産シャルドネなどフルーツエキス配合。水分と油分を補う。
右：100％脱石油の化粧水。肌のきめをなめらかに整える。
Tips 06：クレイ洗顔ですっきり明るい肌に
くすみのない肌をキープするには、洗顔の仕方も重要。モコモコに泡立てて、こすらないように洗いましょう。「泡立てが足りていないと、くすみの原因となる摩擦につながってしまいます。さらにくすみが気になるときはクレイ洗顔を取り入れて。古い角質や毛穴汚れを落とし、肌を明るくなめらかにしてくれます」
左：濃密で吸い付くような生泥感触のペーストで肌を磨く。
右：濡らした手でも泡立つミネラルクレイのソープ。
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教えてくれたのは……友利 新（ともり・あらた）先生
【PROFILE】
内科・皮膚科医。クリニックに勤務の傍ら、美容と健康を医療として追求し、美しく生きるための情報をメディアで発信中。YouTube【友利新 / 医師「内科・皮膚科」】が人気。著書『女医が教えるキレイのとっておき 読む 友利新チャンネル』（飛鳥新社）が発売中。
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photograph：Mari Yoshioka
illustration：Moe Itaba
text：Chie Sakuma
（リンネル 2021年6月号）
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