彩りを楽しむ、秋
まるで「役」になりきるように、「色」に染まる人。どこまでも透明、どこまでも柔軟、だからこその変幻自在ぶりに、思わず目を奪われる人……。紅葉や果実など、様々な自然の彩りに溶け込むような服やメイクの、絶妙な「ミルフィーユ」。吉高由里子さんが軽やかに、しなやかに纏い、深まる季節へと私達を誘います。
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決め込み過ぎず、ラフに重ね合わせる、カラーオンカラー
「ニットのざっくりとした質感やふわんとした緩さが、吉高さんの自由な空気感にぴったり。何に対しても『やってみよう』という心意気で臨むからこそ、どんな色を重ねても品よくなじむ。持ち前のチャーミングさで、見事に自身の一部にしてくれました」(スタイリスト・宮澤敬子さん)
足し引きの妙によって服にも肌にもなじむ大人の「色」が完成
「トゥーマッチにしないことが、大人が色を楽しむコツ。どこかを濃くする分、どこかをマイナスするという足し引きが大切です。そして目もとに黒は使わない、リップは輪郭をぼかす……、コントラストをつけ過ぎないのが、美しさの決め手」(ヘア&メイクアップ・RYOさん)
ユーモアに満ちた毎日がカラフルな魅力に
メイクもコーディネートも色が豊富で、1カット1カット、服に対してメイクやヘアのバランスを整えながら、全く異なる雰囲気が演出された気がして、とても楽しかったですね。マスクでリップをあまり楽しめない分、久しぶりに心が躍りました。秋冬はわくわくしますよね。小物やアクセサリーを足せる感じが、やっぱり可愛いなあ、って。今日のメイクは新鮮でした。ブラウン系のアイラインやマスカラだったり、ふわっとぼかしたリップだったり。オレンジのリップカラーも、こうしてつければ可愛くなり過ぎずに大人っぽく仕上がるんだ、なんて、気づきや学びがありました。
肌は、丈夫なほうだと思います。あまり構い過ぎないから、肌が自ら強くなろうと育ってくれているのかもしれません(笑)。ただ、どんなに疲れていても、酔っぱらっていても、化粧水、美容液、クリームと、シンプルなステップだけは欠かさず、たっぷり与えてから寝ています。それ以外の心がけ? よく寝ることくらいかな? 意識をしているわけではないけれど、飲む水の量は、きっと人より多いと思います。そうそう、美容のためというわけではないんですが、最近、「クレンズ」をして、それ以来調子が整ったのを感じています。食べるのが大好きなんですが、胃を休める期間も必要なんだと改めて感じています。
じつは、ね。自粛期間中、担当してくれているマネージャー達とリモート飲み会をしているときに、「冷蔵庫の中を見せ合おう」という話になったんです。もちろん、こんな変なことを言い出すのは、私しかいないんですけど。すると……? 男性マネージャーの冷蔵庫の中には、水とプロテインと、なんとフェイシャルパックがずらり! 何、この宇宙!?って(笑)。「お風呂上がりに、冷やしておいたパックをすると、いいんですよ。僕はいつも冷蔵庫に入れています」と彼。えーっ、やだーっ、とか何とか言いながら早速真似をしたら、「気持ちいいーっ!」。それが私の、「お風呂上がり冷やしパック」の始まりでした……。それはいまも、続いています。
およそ1年ぶりに連続ドラマが始まりました。撮影に入るとどうしても不規則になりがちで、早朝からのロケもしばしば。季節的にも朝起きるのが辛くなる時期なので、できるだけ服選びの悩みから解放されるように、翌日のコーディネートを準備してから寝ています。基本、「へらへら」しているんですけど(笑)、ストレスが生じそうなものやことに近づかないよう、自分なりに回避しているかもしれませんね。ストレス発散? アラームをかけないで、好きなだけ寝るとか。そして、美味しいものを美味しいと感じられる人と一緒に食事をすること。一方で、あえて人に会わないようにシャットアウトすることも、ときにストレス発散に繫がる気がしています。私以上にまわりのスタッフの方々は不規則で、大変! 一緒に頑張ってくれる人達と共に、頑張りたいと思います。
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INFORMATION/TBS金曜ドラマ「最愛」
TBS金曜ドラマ「最愛」の主人公、実業家・真田梨央として出演中。15年前に起きた失踪事件が現在の殺人事件へと繋がり、重要参考人となった梨央と、初恋の相手である刑事、そして弁護士の3人を中心に事件の真相に迫るサスペンスラブストーリー。初恋の行方にも注目です。
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PROFILE/吉高由里子(よしたか・ゆりこ)
1988年7月22日生まれ東京都出身。女優として映画、ドラマなどで活躍中。2006年に映画初出演となる「紀子の食卓」で「第28回ヨコハマ映画祭」最優秀新人賞を受賞。10月にスタートしたTBS金曜ドラマ「最愛」にて主演を務めている。
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松岡茉優|キャリア18年! トップ女優が“生活者”を目指す理由
photo:YUJI TAKEUCHI [BALLPARK]
hair & make-up:RYO
styling:KEIKO MIYAZAWA [WHITNEY]
model:YURIKO YOSHITAKA
text:CHITOSE MATSUMOTO
(& ROSY 2021年12月号)
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