上白石萌音「カムカム～」るい編は「やっと手放しで楽しめる」インタビュー

2021年の終わりに発売された『mini』2022年2月号のカバーガールは、今年も更なる飛躍が期待される上白石萌音さん♡
インタビューでは、視聴者の涙腺を崩壊させた朝ドラ「カムカムエヴリバディ」についても、たっぷり語ってくれました。

※このインタビューは2021年12月27日発売の『mini』2022年2月号に初掲載されました

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上白石萌音「カムカム～」は「絶対全部見てほしい！」

―― ついに始まった“朝ドラ”『カムカムエヴリバディ』！

「朝起きられるんです！朝ドラがあるから。飛び起きちゃうんです！もう気が気じゃなくて。だからめっちゃ感謝してます。おかげで余裕のある朝を過ごせる」

―― 普段はそんなに朝は強くないの？

「強くないです。なるべく寝ていたいので。結構ギリギリまで寝てるんですけど、今はどんなに家出るのが遅くても8時には起きちゃう。朝活です。1回見てるんですけどね、完成したもの。でも気が気じゃなくて。楽しんでくださっている方がすごく多いし、いろんなところで感想をもらって、ありがたいです」

―― わたしの周りも、1週目からしてハマる人が続出してます！

「本当に脚本がいいし演出も素晴らしいし。1週、2週でめちゃくちゃキュンで視聴者を掴んで、そのあとちょっと時代が暗くなる。でも、私はそういう若い世代でラブコメをメインで見てる人たちに、戦争とか命について考えてほしくて。若い子たちにもしっかり向き合ってほしいなって思いますね」

―― わたしも毎日チェックします！

「是非！でも、私は深津さんのターンが楽しみすぎて」

―― 深津さん素敵よね～♡

「大好き！まさか毎朝、深津さんを見られるとは。深津さんがヒロインの、るい編の出演者の皆さんも大好きな人ばかりで。オダギリジョーさんとか市川実日子さんとか。めっちゃ楽しみです！」

―― キャスト豪華……！

「私はもう、そこまでいったら手放しでやっと楽しめます（笑）。別の意味で8時に起きると思います、楽しみで」

―― ストーリーに引き込まれて、萌音ちゃん目当てで見てる人もみんなそのまま見続けるような気がしますね！

「最後の、川栄さんのひなた編で伏線が回収されたりとか、全部繋がっていくので絶対全部見てほしい！脚本の藤本有紀さんは本当にその回収が見事な人で。そこはまだ私も知らないんですけど楽しみです」

―― 自分のところしか知らないの？

「はい、知らないです」

―― じゃあ安子編のあとは本当にいち視聴者ですね！

「そう！もう手放しで楽しめる！松村北斗先生もどハマリ！めっちゃくちゃはまり役で、最高ですよ」

―― 現場でお話とかはしたりします？

「どうでもいいことをずっと喋ってます。趣味が似てるんですよ。美術館が好きで、連載もしてるとか。あとはさくらももこさんが好きだったり、結構共通項があっておもしろかったですね」

―― 初共演？

「初です！最初はお互い人見知りで、仲良くなれるかなって思ったんですけど、話すうちにおもしろい人だなと思って。私もグイグイいろいろ聞いちゃいました（笑）」

―― では改めて、見どころをお願いします！

「親子三世代の話なので、命や生きるってことの物語だと思っていて。生きてたら嬉しいこともあるし辛いこともある。でも藤本さんの脚本って必ず笑いがあって。だから辛い中でも笑える瞬間が見つけられるっていうのを感じてもらえたらと思います。そして、家族の話なので、家族をもっと大事に思えるように、そんなドラマになったらいいなぁ。安子が子どもを産むんですけど、その子役ちゃんたちが最高に可愛くて本当に天才なので、そこも楽しみにしてほしいです。でも発売の頃にはもう終わってるのかな？」

―― そうなんです……2021年12月27日発売（笑）。_

「終わってる！可愛かったでしょ？ってことで（笑）。天才的な芝居をすごいタイミングでするんですよ。何も考えてないから、その場で起こっていることに対して純粋におもしろいとか怖いとか思って芝居してくれて、私はもう母性が……!! ほとばしりました」

―― それってもはや、お芝居というより反射的に動いてるのかなぁ？

「それだけ周りの人たちのお芝居や空気感がリアルだったんだと思います。全部それを感じ取って。ずっとおんぶしてたので、背中で敏感に感じ取って泣いたり笑ったりしてて。やっぱりピュアって何よりも強いな～って思います」