月経に伴いやってくるPMSや生理痛を、毎月のことだからといって我慢して過ごしていませんか? 漢方でお馴染みのツムラが行ったアンケート調査の結果、全国15~49歳の生理の経験がある6000人に調査したところ、約70%がPMSや生理痛が辛くても我慢をしていると回答。多くの人がいつも通りにしているというのです。
どんな症状があるの?
ちょっと体調が悪いだけと我慢してしまうことが多いPMSや生理痛の症状。実際、みんなはどんな症状を抱えているのでしょうか?
PMSや生理痛の代表的な症状は下記の通り
・腹痛
・腰痛
・イライラ感
・頭痛
・眠気
・肌荒れ・吹き出物
・胸の張り
・憂うつ
・胃もたれ、便秘、下痢など消化器症状
・不安感
・貧血
・手足のむくみ
・体重増加
度合いによって個人差はあるものの、身体的なものや精神的なものがあり、併発・多発することもあります。
なぜ我慢してる? 周りには言わない理由
画像出典:株式会社ツムラ
辛くても周りに伝えない理由を聞いていくと、周りの人の理解があるかどうかがポイントのようです。
・症状や、その辛さを表現しにくい ・分かってもらえないと思うから ・当たり前、我慢するものと自分自身が思っているから ・生理痛やPMSについては、人に言うべきではないと思っているから ・周りも我慢しているものだと思うから ・当たり前、我慢するものと言われそうだから ・やる気がないなどと、誤解されそうだから
実際に、約60%の人が辛いことを伝えても理解してもらえず悲しい経験をしたのだとか。PMSや生理痛の症状について、男女問わず理解したいですね。
女性が過ごしやすくなるための第一歩
画像出典:株式会社ツムラ
自分はどのタイプ? 我慢タイプを知りましょう
我慢には、いろいろな我慢のタイプがあります。自分がどういった我慢をするタイプかを知ることが、我慢しないことの第一歩になるかも。ツムラのサイト(https://www.tsumura.co.jp/onemorechoice/checker/home/)では、21の質問に答えて我慢タイプを診断し、対処法のアドバイスが確認できる『隠れ我慢チェッカー』があります。ぜひ、チェックしてみることをおすすめします。
どんな辛さかを知ることからはじめよう
また、ツムラのサイトでは、男性はもちろん、女性でもPMSや生理痛の症状がない人にも理解しやすいよう、痛みを感じる症状を言葉で表現した一覧表(https://www.tsumura.co.jp/onemorechoice/chigai/survey/)があるのでチェック。
辛さを伝えて周りの人に理解しもらおう
PMSや生理痛の症状が少しでも辛ければ、周りの人に伝えて休養することがおすすめ。男性なら自分が感じないものだからといって軽視するのではなく、女性なら自分は我慢できるからというのではなく、辛さを発信している人の声に耳を傾けましょう。辛さを我慢しないで言える環境になるかも。
PMSや生理痛は個人差が大きく一人ひとり感じ方も違うので、なかなか伝えにくいもの。これまで我慢した結果、症状が悪化したり、後悔したりした人も多いはず。我慢してもいいことはありません。周りに自分の辛さを打ち明けるなど、我慢しないで症状が出た自分を守ってあげましょう。
Text: & ROSY編集部
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