編集長がレポート! 木々の緑が鮮やかな初夏の京都へひとり旅 「翠嵐 ラグジュアリーコレクションホテル 京都 」

いにしえから伝わる、京の四季折々の自然美。

ラグジュアリーなホテルで過ごす至福なひととき。

3年目のコロナ禍でようやく少しずつ様々な制限から解放された、今日この頃。「どこか、旅に出たい」と思う人も多いのでは? そこで私のオススメをご紹介。先日訪れた「翠嵐 ラグジュアリーコレクションホテル 京都」をレポートします。

京都、嵐山。清らかな保津川の流れと、自然豊かな絶景を望むことができるこのホテルは14世紀ころには世界遺産「天龍寺」の敷地内だった場所。日本の伝統を受け継ぎ、格式溢れる歴史的建物をモダンにアレンジした佇まい。まず、ゲストを迎えるのは、風情あるエントランス。さぁ、一歩踏み入れた瞬間に素敵な世界へ。

 

2015年にオープン。かつては川崎重工業の創始者、川崎正蔵が別荘だった。
かつては川崎重工業の創始者、川崎正蔵の別荘だった。

 

 

今回は露天風呂つき客室「白菫」(しろすみれ)にステイ!

15時のチェックインに合わせて到着。着後レセプションで冷たい緑茶をいただきながら、チェックイン。

全39室ある客室は、菫色、藍色、翡翠色、朱色、黄金色、月白色など、京都らしい日本の伝統色でデザインされている。今回は白とブルーをアクセントカラーにした「白菫」に宿泊。59㎡の広々としたお部屋には、温泉露天風呂を配し、24時間いつでも好きなタイミングで、ゆっくり温泉につかり旅の疲れを癒すことができる。

今回宿泊した「白菫」は温泉露天風呂つき。

 

広々としたバスルームには、スパベッドを設置し、プライベートスパとしての利用可能。※現在はコロナ感染防止のため一時中止。

 

[温泉概要]

嵐山温泉 :2004 年に開湯された嵐山温泉は、アルカリ性で滑らかな泉質が特徴。

源泉名:嵐山温泉

泉 質:単純温泉(低張性弱アルカリ性温泉)

泉 温:35.2度

効 能:神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、打ち身、慢性消化器病、冷え性、疲労回復、健康増進

 

美容好きも納得! 豪華なアメニティのラインナップ

全世界の「ラグジュアリーコレクション」で、スウェーデンのラグジュアリーブランド「BYREDO」のバスアイテムをアメニティとして採用。このホテルブランドだけのために開発した香調ということもあって、数多くのゲストが「特別感を感じることができる」と高評価。また、翠嵐オリジナルの「翠嵐のせっけん」はお土産とてして、レセプションにて購入することも可能。

「BYREDO」のシャンコン、ボディシャンプー、ボディローション。美容通も納得の使用感!
翠嵐のせっけん 1箱(4個入り)¥2,970

 

また、ルームウェアは京都らしい浴衣を用意。

 

15時のチェックイン後、スパでリラックス

お部屋のアメニティを一通りチェックし、時刻は15時半。お次はプライベートスパで極上のマッサージ。古来より身を清めるために使用されたと言われる「塗香」を取り入れたマッサージや、月の満ち欠けと体内リズムに合わせたオートクチュールオイルを使用したマッサージなど、京都らしいオリジナルメニューを用意。トリートメントルームは温泉もついているので、マッサージの前後に入浴することもできる。

山水 :高級抹茶フットスクラブ、アロマオイルマッサージ(半身)60分¥29,095

月下:オートクチュールオイルマッサージ、塗香ボディケア、翡翠を使用したフェイシャルトリートメント 120分 ¥48,070

清嵐:塗香ボディケア、茶の種子オイルを使用したボディケア、翡翠やコラーゲンを使用したフェイシャルトリートメント 120分 ¥48,070

※スパ営業時間 15:00~22:00、上記のメニューにはプライベートスパの入浴のほか、施術後にドリンクも含まれます。全て税金・サービス料込み

 

今回は柚子と桧の香りをブレンドしたオリジナルアロマオイルで、マッサージ。

 

プライベートスパのみの使用も可能。ご利用時間 6:00~11:00(最終受付)、15:00~23:00(最終受付)料金 1回1組 45分¥4,427(完全予約制)(+入湯税 1名様 ¥150)

 

贅沢過ぎるおもてなし「嵐山ディライト」

スパのあとは、毎日17時~19時まで保津川沿いのカフェ「茶寮 八翠」にて実施されている、シャンパンのフリーフローサービスへ。四季折々の素晴らしい景色をみながら、シャンパンをいただくことは私にとって、本当に至福のひととき。

シャンパンの他にワイン、日本酒、ソフトドリンク、シェフ特製のカナッペやビネガーと柚のオリジナルのおかきなども。

※「嵐山ディライト」は宿泊者限定サービスです

鮮やかな緑を眺めながらいただくシャンパンは絶品! この日のシャンパンは、世界的シャンパーニュ メゾン「ビルカール・サルモン」。

 

日本の伝統とフランスの美意識を融合したディナー

会席料理の技法にフランスのエッセンスを加えた、食のイノベーションが楽しめるレストラン「京 翠嵐」。トラディショナルな空間でいただく、モダンでクリエイティブなお料理は、まるで器に彩られた四季折々のアートのよう。松勢良夫シェフは、フランス ミシュラン三ツ星レストランで経験を積んだあと、2017年総料理長に就任。地元京都の素材や質を重視し、自ら足を運んで素材を調達している。

ホテル内レストラン「京 翠嵐」は、かつて神戸川崎財閥創始者 川崎正蔵氏の別荘として使用されていた。

 

ソムリエが厳選したワインや日本酒などをセレクトしてくれるドリンクペアリングコースもオススメ。

 

ディナーコース¥26,565~

5ペアリングコース¥12,000、3ペアリングコース¥6,900

全て税金・サービス料込み

明朝、心地よい風を感じながら写詩体験

 

「茶寮 八翠」のテラス。保津川の水面に映る木々が美しい。

 

写詩アクティビティは、毎週金曜日 7:30から開催。参加は無料

1910(明治43)年に建てられ、歌会などが開かれた社交場だった「八賞軒」。100年の時を超え、歴史的建造物となったこの「八賞軒」の伝統を受け継いだのが「茶寮 八翠」。ここで行われている「写詩」アクティビティに参加。いにしえの詩人に思いを馳せ、ゆったりとした時間の流れを感じることができる。

 

アクティビティのあと、レストラン「京 翠嵐」で朝食。

朝食は和洋いずれかをセレクト。どちらのメニューにもキャロット、トマト、オレンジ、グリーンスムージー、4つのヘルシージュースとともに、前菜、スープつき。和食は、焼き魚、炊き合わせなど、ヘルシーで満足のラインナップ。朝食の献立¥5,500 税金・サービス料込み

和洋いずれから選べる朝食メニュー。今回、私は和食をセレクト。

 

 

渡月橋や竹林など嵐山の観光スポットへは徒歩でアクセス可能

朝食後は嵐山散策へ。天龍寺、嵯峨野竹林、渡月橋……嵐山の主要観光スポットへはいずれも徒歩でのアクセス可能。

観光客の数がまださほど少ない午前中にゆっくりと竹林を歩いて感じた。「このホテルは、まるで宿泊そのものが観光だった」。サービスのみならず、古都、京都の風情を感じられる演出そのもに感銘を受け、今度は木々が赤や黄色に色づく、秋にまた訪れようと思う。

ホテルから徒歩10分弱で嵯峨野の竹林へ。

 

翠嵐 ラグジュアリーコレクションホテル 京都
〒616-8385 京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町 12  TEL:075-872-0101

 https://www.suihotels.com/suiran-kyoto/

●人力車によるお迎えサービス:人力車から嵐山の風景を楽しみながらホテルまでの送迎サービス。JR「嵯峨嵐山駅」、京福電鉄嵐山線(嵐電)「嵐山駅」、阪急「嵐山駅」の主要三駅とホテル間の片道一回利用可能。

●タクシーによるお迎えサービス:JR京都駅からホテルまでを片道一回、タクシーにて無料送迎を利用可能。

ご利用の際には、到着日3日前までに要予約。予約・お問合せ 075-872-0101 またreservations@suirankyoto.comまで

 

text:MISAKO UMEDA[& ROSY]

RELATED CONTENTS

関連コンテンツ