高木菜那｜｜現役引退から半年「正直焦りも」今は“人生のチャレンジ期間”［インタビュー］

アスリート女子に学ぶ！ヘルシーな美しさの秘密

『InRed』で連載中の「アスリート女子に学ぶ！ヘルシーな美しさの秘密」。今回は元スピードスケート選手の高木菜那さんが、子どもの頃の話や現役引退後の生活について教えてくれました。

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自分で選んだ道を走り切った揺るぎない自信が輝きを生む

元スピードスケート選手・高木菜那｜逃げ場があったからスケートを嫌いにならずに済んだ［インタビュー］ — ニット￥30,800、スカート￥40,700（ともにシンゾーン／シンゾーンルミネ有楽町店）ネックレス￥42,900、リング（右手）￥39,600、リング（左手）￥46,200、ピアス￥28,600（すべてマリハ）シューズ（スタイリスト私物）

ハッピーを自ら引き寄せる全力100％の笑顔が魅力的

あふれんばかりの笑顔のイメージが強い高木さんですが、意外なことにかつては笑顔がコンプレックスだったそう。
「笑顔を作るのが苦手で、以前は写真を撮られるのが好きではありませんでした。うまく微笑むことができなくて。でもある時『だったらいっそ、思いっきり笑えばいいじゃん』と吹っ切れました。100％の自分を出したほうがいいと気づいたんです。笑顔でいれば楽しいことや幸せなことが寄って来るし、周りの人にも広がっていくので、なるべく笑顔でいようと心がけています。時間は有限。ご縁があって会う方とは、楽しい時を共有したいなと。それに楽しいことが大好きなんです」

実はスケートだけでなく、子どもの頃はサッカーやヒップホップダンスなどにも真剣に取り組んでいた高木さん。
「掛け持ちは大変なこともありましたが、スケート以外のことをする時間でリフレッシュできたし、時にはそれがいい逃げ場になることもありました。一つに縛られなかったことでスケートを嫌いにならずに済んだと思います。いろいろなことができたからこそ、最終的には『スケートをしたい』と高校卒業時に自分で決めることができました。責任や覚悟をしっかり持った状態で進む道を自身で選んで決めたことは、私にとって大きなことだったと思います。選択肢をいろいろ与えてくれた親には感謝の気持ちでいっぱいです」

現役を引退して半年、選手時代の一日一日は、自身にとってかけがえのないものだったと思うこともあるそう。
「当たり前に持ち続けていた目標・ゴールが今はなくなり、正直焦りもあります。でも新たな人生を色濃いものにできるよう、やりがいを見つけようといろんなことに挑戦しているところです。チャレンジできる期間なんて人生でそうそうあるものではないので、これも貴重な時間ととらえ、新しい世界から何かを感じていきたいです。最近はスポーツイベントや講演の仕事も増えています。講演ではアスリートや悩みを抱えている人、夢に向かって頑張っている人……、聞いてくれる人の層によって、話す内容は毎回変えています。これまでいろいろな言葉に支えられてきたので、私の言葉を何かの支えやきっかけにしてもらえたら。自分にしかできないことをできたらいいな、と思っています」

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