& ROSY編集長・梅田美佐子がレポート
伊達政宗も愛した、仙台の奥屋敷 お疲れ女子の癒やし旅「界 秋保」

おこもり型滞在でフル充電!
温泉でゆっくり♨ 何もしない大人の至福旅

日々目まぐるしいタイムスケジュールでバタバタだった最近の私。いや、逆に常に動いていないと落ち着かない性格でもあるのですが……。とはいえ、ミドル世代になると、どうしても体力的にお疲れが溜まってしまいがち。そうなってしまうと、自分自身のパフォーマンス力も落ちてしまうわけで……。ということで、今回はあえて温泉メインで過ごすデスティネーションということで、星野リゾートの温泉旅館「界 秋保」で充電の旅に行ってきました。

東京から新幹線で最短で1時間半、仙台駅から車で30分という、都内からわりと行きやすい場所にある「秋保温泉」。実はこの温泉、古墳時代後期、第29代欽明天皇(在位539年~571年)のころからはじまっており、かなり歴史が深いのです。その泉質は、海の成分に似た「塩化物泉」。効能は自律神経を整え、皮膚の乾燥症を改善、また筋肉や関節の慢性的な痛みやこわばりを改善。うん、まさに疲れた大人たちにオススメの温泉でしょ。

内風呂は温度の差でふたつ。渓流の音を聞きながら、のんびりできる露天風呂も最高!

 

伊達なひととき
2024年オープンしたばかりの
「界 秋保」に宿泊

奥羽山脈から流れる名取川の渓流沿いにあり、川の流れを聞きながらリラックスできる極上の宿「界 秋保」は、星野リゾートが展開する温泉旅館だけあって、舌鼓を打つお料理と、粋なアクティビティも充実。ゆっくりしながらも十分に楽しめるコンテンツがあるという絶妙な匙加減が最高!

まずはチェックイン後、「せせらきラウンジ」にて、地元のワインやお茶、仙台駄菓子などをいただきながら、一服。その後、湯守りよる「温泉いろは」に参加して、「秋保温泉」の歴史から泉質&効能にはじまり、オススメの入浴方法などのレクチャーを受けてから、ゆっくり温泉へ。お次は、温泉の横に位置するマッサージルームで30分間の全身アロマオイルボディトリートメント施術を(30分6,400円)。
からだがほぐれたところで、ご当地楽「伊達な宴」に参加。参加者は陣羽織を羽織り、お酒が大好きだった伊達政宗公のエピソードを聞きながら、当時のしきたりに従い、盃を交わすというユニークなアクティビティ。

そして、気がつけばあっという間のディナータイム。一番のお楽しみだったディナーは仙台麩に、牛テールと仙台味噌のリエットをつけて味わう先付けから始まる、旬の食材を楽しむ和会席。⼤名の⾷事をイメージした脚つきのお膳にのせて提供されます。雲丹を牛で包んだ、俵巻きの「牛の山海俵鍋」や牛タンの柔らか煮にもち麦のごはんなど、仙台ならではの美味しいお料理の数々をいただきました。

せせらきラウンジは3:30~10:00まで利用が可能。和菓子、仙台駄菓子やお茶のほか、ワインやウイスキーなども用意。

 

湯守りが教えてくれる「温泉いろは」。温泉の蒸気で温めた、笹に包まれたタオルに癒やされる♥ また、「温泉いろは」に参加すると全国の界で使える「お湯印帳」がもらえます。

 

内風呂は、ぬる湯とあつ湯のふたつ。渓流の音を聞きながら自然の中で入浴できる露天風呂も人気。

 

大浴場のサイドにある、マッサージルーム。3:30~11:00まで(9:30最終受付)営業。予約は宿泊前までにしておくのがベター。

 

各ご当地の文化や風土を体験できる星野リゾートの温泉旅館「界」のオリジナルプログラム「ご当地楽」。「伊達な宴」は、ここ「界 秋保」ならでは。「鼠尾、鼠尾、馬尾」といいながら、お酒をつぎ、乾杯をします。

 

海の幸も山の幸も楽しめる仙台! フレッシュな至高の味わいを満喫できる!

 

58平米の広々とした
「紺碧の間」は最大3名まで宿泊可能

名取川の峡谷「磊々峡」はかつて「紺碧の深淵」と呼ばれたそう。ここから着想を得た「紺碧の間」に今回は宿泊。広々としたお部屋した部屋の中央には、大きな窓があり、名取川を眺めることができます。ベッドには「界」オリジナルの「ふわくもスリープ」を配しており、ふわっとした心地のよい寝具に包まれ、深い眠りへ。また、館内着(上下別)、アメニティが全て揃っているので、手ぶらで来てもOK。

四季の大自然の風景を眺めることができる「紺碧の間」。寝室の障子には「こけし」が隠れていたりと、伝統工芸を取り入れたユニークなアクセントも。

 

クレンジング、洗顔、ローション、乳液、ボディーローション、シャントリなどアメニティは全て完備! 大浴場にはダイソンのドライヤーもあるので、美容意識の高い& ROSY読者には嬉しい限り。

 

チェックアウト後は勝負の神
として有名な「秋保神社」へ

「界 秋保」から車で10分くらいの場所にある、「秋保神社」を参拝してから、仙台駅へ。神社でアメニティの風呂敷を見せ「界 秋保」に宿泊したことを伝えると、宿泊者限定の御朱印を押印してもらえるので、帰りにぜひ寄ってみて!
盛りだくさんではない、旅を提案したつもりでしたが、なんだかんだで、お楽しみポイントがたくさんに(笑)。でも今回は、おだやかに、そしてゆっくりと流れる時間を感じることができました。今度は両親を連れてうかがいたいと思っています。

秋保神社は、江戸時代には伊達家の庇護を受け、「戦の神」、「勝負の神」として、現在まで崇敬されているのだとか。

 

所在地 :〒982-0241 宮城県仙台市太白区秋保町湯元平倉 1 番地
電話 : 050-3134-8092 (界予約センター)
客室数 :49 室・チェックイン 15 時 チェックアウト 12 時
アクセス:【電車】JR 仙台駅より車、バスで約 30 分、【車】仙台南 IC より約 25 分
料金 :1 泊 31,000 円~(2 名 1 室利用時 1 名あたり、サービス料込・税込、夕朝食つき)
URL :https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/kaiakiu/

 

text:MISAKO UMEDA〈& ROSY〉
webedit:& ROSY編集部
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