「人間関係のお片づけ」なんて言ってしまうと、冷たい印象をもたれてしまうかもしれませんが、惰性で続けている付き合いは、相手にとってもマイナスな関係なのかもしれません。
年賀状
たとえば年賀状。知り合ったすべての人に出し続けていたら、100人、200人と増えていってしまうばかりです。送られた相手も、また今年も届いてしまったからという理由で、やめるきっかけを失っているのかもしれません。
以前は一年に一度の交流で相手や相手の家族の様子を確認する意味もありましたが、いまはSNSが盛んな時代ですから、昔の知り合いの近況もSNSで知ることができたりします。むしろ年賀状はSNSでつながっていない相手だけに絞るなど、送る先を見直してみてはいかがでしょうか。
お中元・お歳暮
同じように、お中元・お歳暮といったものも惰性でやり取りし続けていることが多いのではないでしょうか。20年も前にお世話になったきりの方に、いつまでもお中元・お歳暮を贈る義理があるのか。
引っ越しや転職のタイミングでやめてしまってもいいでしょうし、親しい相手であれば、「お互いにやめませんか」という提案をしてみるのもよいかもしれません。
またデパートで購入されたプレゼントやお中元、お歳暮でいただいたものに関しては、デパートによってはお買物券に替えられるというシステムもあります。食品以外のもので、包装紙と送り状を持って早めに交換に行きましょう。
お酒を飲まないのにお酒をもらってしまったときなどは、そういったシステムを利用するのもよいでしょう。
飲み会
会社や友人同士の飲み会についても、1回に5000円くらいかかるものを毎週行っていたら、あっという間に月2万円の出費となります。2次会3次会となれば出費はさらに増えます。まったく参加しないというのは寂しいですが、毎週だったものを月1~2回に減らすだけでも、貯金につながります。
遅くまで居座らなければ、タクシー代もかからずにすみます。
無理な人間関係は、お金も心も疲弊させてしまいます。日常の付き合いに振り回されて、本当に大事な人との関係がおろそかになってしまうことのないよう、いまいちど人間関係についても見直してみるのがよいでしょう。
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着ていない衣類・使っていないソファ・機能していない収納道具、ご家庭に眠っていませんか? それはあなたの浪費の証拠です。賃貸の場合、いらないもののスペースをなくし、小さな部屋に引っ越せば家賃の節約になります。お金の貯まる人は、自分の持ち物を全て把握して、無駄が目で見える部屋に住んでいます。「空間 is MONEY.」部屋を片づけて、暮らしを効率的にすることで浮いていくお金を、ファイナンシャルプランナーの丸山晴美がレクチャーします。また、流行のフリマアプリやプロバイダ・格安携帯などとの賢い付き合い方も。
監修/丸山晴美
イラスト/まゆ
編/FASHION BOX
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