雑誌『オトナミューズ』人気連載「ここからは、オトナのはなし。」をまとめたエッセイ集の第2弾『目もと隠して、オトナのはなし』が発売されました。今回は特別に、Introductionの一部をご紹介!
「オトナ」という言葉を、「魅力」の代名詞として使っている。
子どもの頃から「早くオトナになりたい」と願ってきた。
時にはベッドの中で泣きながら、時にはキラキラした憧れとして、
オトナの女になる自分を夢みて生きてきた。
「子どもは自分で責任がとれないのだから大人の言うことを聞かなくてはいけない」という束縛から解放されたい一心だった。
———Introductionより
「オトナ」は私にとって「自由」と同義語。
———だったのだけど、大人になるほどに増えてゆくのね「シガラミ」が。
自由:自分の判断で、自分の責任で行動して、自分の人生を歩ける様。
シガラミ:判断と行動をにぶらせるもの。だけど決して、悪いものとも限らないもの。
どんな時も自分に対しても他人に対してもそのまんまストレートに正直でいたい。子どもの頃は褒められた長所を、大人になった今も保持しつづければ、ソレは時に自己中心的でワガママという短所となる。
だけど、待って。なら、自分にも他人にもウソをつく必要のない選択のみを重ねて生きればいいだけじゃないの?私は、そう思っていた。ううん、今もそう思っている。だけど、ウソをつく必要なく生きることは、まったくもって簡単ではない。その事実なら、この身を切るような痛みをもって知っている。
一人の「女」として「自由」に、だけど「母」としての「責任」を第一に全うしながら、誰も傷つけることなくオープンに生きることなど不可能に思えてならないこともある……。
今思えばすべてが発展途上だった「青春」が終わったことで、人生の「旬」がやっと幕をあけた30代。よし!ここから40代に向かってどんどん幸せになろうという「今」なのに、何故かコソコソと小さな声でしか話すことができない事柄が増えてきた……。
今、切実に探しているのは、オトナの「責任」と「自由」のクロス地点。
簡単に見つかるものじゃない。頭の中で考え始めて5分も経てば、自分の中に刷り込まれた「モラル」による「罪悪感」にまで縛られる……。
だからまずは、目もとを隠してでもホンネを話すところから始めましょう。
これは30代も半ばを過ぎた、私たちのオトナのはなし。
———introductionより
詳しくは……
『目もと隠して、オトナのはなし』
著者:LiLy
人気連載の単行本第2弾!離婚を乗り越え更に激しく一途に愛を突き詰めていくリリィさんの生き様が描かれます。
https://tkj.jp/book/?cd=TD281821&path=&s1=
(otona MUSE編集部)
Edit_MIZUKI OMOTANI[vivace], FASHION BOX
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