ホットフラッシュなどのわかりやすい症状がないと、「私、更年期障害なの?」「この症状で受診すべき?」と悩む人もいると思います。そんなときは、右のチェックリストで簡易診断を。受診の目安になります。ただ、判定で点数が低くても、ひどくつらい症状があったり、日常生活に支障があるような場合は、いちどは婦人科に相談してみましょう。
「更年期世代だけれど、別の病気が原因で更年期障害ではない気もする……」と悩む場合も、信頼できる婦人科があるなら、まずそこで相談するといいでしょう。「婦人科では、更年期かどうかを調べる女性ホルモン検査を行ったり、別の疾患が疑われる場合には、速やかにほかの科を紹介できます」(成城松村クリニック院長・松村圭子先生)。
症状を感じる頻度が少なかったり、程度が軽い場合は、P53~54の生活や食事の改善を。自律神経が整えば、落ち着く症状も多いはずです。また、急に落ち込んだり、くよくよすることも多いのが更年期。メンタル面はセルフケアが重要になってきます。
「昔は〝閉経すると女性でなくなる〟など、ネガティブな言説も多かったのですが、そんなことは全くありませんし、今は50~60代の女性がいきいきとしている時代です。セルフケアを、自分の好きなことを楽しむチャンスだととらえてみては?」
更年期指数チェックリスト
各症状について程度を選び、その合計点をチェックしてください。
監修/松村圭子先生
日本産科婦人科学会専門医、成城松村クリニック院長。広島大学医学部附属病院などの勤務を経て現職。初経から更年期まで、女性の健康をサポートする。生理日管理アプリ「ルナルナ」や、女性のリズム管理デバイス「わたしの温度」を監修。『オトナ女子のためのカラダの教科書』(宝島社)ほか、著書多数。
構成・文/大人のおしゃれ手帖編集部
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