12月12日に開催! Hello FemTech2023アワード密着レポート

フェムテックに関する知識を深めることができると前回も好評だった「Hello Femtechアワード」。2023年12月12日火曜に、「Hello Femtechアワード2023」が開催されました。「もっと話そう! Hello Femtech」プロジェクトを行っている宝島社、女性活躍のための活動に取り組んでいる日本経済新聞社イベント・企画ユニットがコラボしたイベントで、今回も企業ブースの出展や、フェムテックのジャンルで活躍されている方を招いてトークセッションなどが行われました。この記事では、イベントの様子を凝縮してレポートします!

⚫︎まずは、パーソナルトレーナーによるレッスンや、日本フェムテックマイスター協会代表理事のトークセッション

第1部は、「ほぐピラ®︎」で大人気のパーソナルトレーナー星野由香さんが登壇。「ほぐし」+「ピラティス」を融合した独自のメソッドは、芸能人をはじめ、多くの著名人が注目しています。本イベントでは、フェムケアを意識した際に大切なパーツのひとつ、骨盤底筋についてわかりやすくレクチャー。星野さんとともに、手軽にできるストレッチを実践してみることに。会場に集まった約100名の読者も実際に体を動かすことで、理解が深まったよう。星野さんの明るくハキハキとしたプチレッスンに、みんな夢中でした!

次に登壇されたのは、日本フェムテックマイスター協会代表理事ふちいく子さんと、「もっと話そう!Hello Femtech」プロジェクトリーダー宝島社第1雑誌編集局長の箕浦ちさ子さん。日本でのフェムテック事情について、おふたりのトークセッションが繰り広げられました。ふちいく子さんは、2023年にご自身の人気エッセイ『くすぶり女のシンデレラストーリー』がドラマ化。ドラマ『くすぶり女とすん止め女』は、女性応援ドラマとして話題を集めました。日本フェムテックマイスターという資格は、医療関係の方、一般の方、また会社役員の方たちの間でも広まっています。女性の体や心のケアに対する知識を深め、女性の社会活躍に向けてどのように行動したらいいのか、などを学ぶことができます。少しずつ広がりを見せていますが、世界各国と比べて日本では、まだまだ女性活躍の場が少ないのが現状。まずは、興味を持ってみることが大切な第一歩のようです。

⚫︎フェムテックに貢献したサービスやプロダクト、著名人に送られる授賞式

フェムテックに取り組んでいた企業や著名人に贈られる表彰式から始まった第2部。サービス部門は小林製薬株式会社・ランドリーボックス株式会社「ワタファク」、プロダクト部門はユニ・チャーム株式会社「ソフィ シンクロフィット」、特別賞はグンゼ株式会社「イケオジパンツ」が受賞。さらに、著名人部門では、MEGUMIさん、産婦人科医の高尾美穂先生に贈られました。

「ワタファク」とは、デリケートゾーンのお悩みについて語り合い、新しい選択肢となるプロダクトを一緒に作り上げるコミュニティ。定期的に商品開発会議も行っています。

体につけるタイプの生理用品として、注目を集めている「ソフィ シンクロフィット」。体に挟んで経血を直接吸収してくれるから、ナプキンと併用することで、経血がドバッと出たときのモレの不安から解放してくれます。

話題のメンテックのアイテムである「イケオジパンツ」。男性のちょいモレをおしゃれにサポートしてくれるパンツです。シミやニオイ対策など機能面も優れた1枚。

著名人部門では、2名が授賞。MEGUMIさんからは授賞コメントが届きました。産婦人科医の高尾美穂先生は、なかなか公では言いづらい女性の健康問題について、正しい知識を率先して講演会などで発信。高尾先生は、「女性が健康でいられること、そして幸せでいることが、女性自身やその女性の周りにいる人たちも幸せにし、いい社会になっていく」と、フェムテックの必要性についてコメントされていました。

⚫︎著名人部門で授賞した産婦人科医・高尾美穂先生と「リンネル」編集長・西山千香子さんの対談

続いて、高尾先生とリンネル編集長の西山さんによる、みなさんから募ったフェムテックQ&Aコーナーへ。「生理やPMSで悩んでいるが、病院に行ったらいいのかわからない」、「これから来るであろう更年期に対して不安がある」、などなど多くのお悩みが届きました。「生理やPMSは、人によって症状は異なります。病院受診の目安は、生活に支障をきたしているかどうか。悩んでいる人の中で、自分でどうにかしようとしている人は6割以上いると言われていますが、問診のみでもいいので受診してみて」など、高尾先生が丁寧に回答。会場の読者にとっても実りのある時間になっていました!

⚫︎フェムテック商品を実際に手に取れる企業ブース

今回、3社が企業ブースを出展してくれました! 各ブースの様子をご紹介します。

まず、グンゼ株式会社のブースからご紹介。肌にやさしく心地よい下着を幅広く作っているメーカーですが、フェムテック分野でいうと、女性の年代に合わせて商品を幅広く提案しているのが大きな強み。初めてブラジャーをつける10代女性のための“ファーストブラ”商品や、働く女性にうれしいレースデザインの吸水ショーツ、特に肌が敏感になりがちなマタニティ時期用のブラジャー、さらに乳がんの術後に使いやすい専用の前開きブラなど、豊富にラインナップ。

また、今回特別賞を授賞した「イケオジパンツ」もチェック。シミ対策布でズボンへのシミを回避し、抗菌防臭加工でニオイもしっかりケア。ボクサーパンツデザインで見た目のかっこよさも。なんといっても注目すべきは商品のネーミング。男性の悩みもポジティブに変換する「イケオジパンツ」というキャッチーなネーミングで、男性の心をつかんだようです。

グラフィコから昨年スタートしたブランド・ウィズフェム。もともと女性に寄り添う商品を展開しているグラフィコですが、ウィズフェムは“体を温めることで女性をサポートする”というコンセプトのもと、始まりました。16年前に発売されたロングセラー商品「よもぎ温座パット」は、韓国産のブランドよもぎで作られており、長きにわたって人気を集めています。さらに、冷えとりサプリやバスパウダーなど女性の体にうれしいアイテムが目白押し。最近では、「月の深呼吸」というコミュニティサイトも開設。ちょっとした不調や、家族や友人には相談しづらい女性特有の悩みについて、気軽に相談できるサイトを目指しているのだそう。気になる人は、あわせてサイトをのぞいてみて。

☆「よもぎ温座パット」についてもっとくわしく知りたい人は、公式インスタグラムをチェック!

公式インスタグラムはこちらから>>>

インナービューティケアの商品を多く提案しているエステプロラボのブースでは、フェムテックマイスター資格講座についての情報を提供しています。女性が自分の体について知ることはとっても大切。エステプロラボは、こちらの資格取得のための講座を主催しているので、興味のある人はチェックを! インナービューティだけではなく、2年前からフェムケアアイテムもラインナップしています。デリケートゾーン用の洗浄料・フェムウォッシュや保湿美容液・フェムセラム、腟洗浄器のフェムクリアの3種です。特にフェムウォッシュは、男性でもボディ洗浄に愛用している人も多いとのことで、シェアコスメとしても注目です。

⚫︎イベントの最後には、お土産もたくさん!

イベント終了後は、来場者プレゼントを配布していました。その中身はこちら!

(左上から)グンゼ株式会社の吸水型サニタリーショーツ・チェリッシュムーン(軽い日用)、グラフィコのウィズフェム・よもぎ温座パット、エステプロラボのフェムクリア。(左下から)AGARISM キューミーのスウィートボム タラソスクラブ(スクラブ洗浄料)、アサヒグループ食品株式会社のカルピス健康通販・免疫ピースプラス、ホーユー×アングリッドの共同開発ブランド・ケアミーのシャンプー&トリートメント。

 

イベントはもちろん、企業ブースやお土産まで内容盛りだくさんだった「Hello Femtechアワード2023」。また次回もお楽しみにしていてくださいね!

撮影/村山 春樹  取材・文/弓削 桃代

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