田舎暮らしを紹介する雑誌『田舎暮らしの本』が「2020年版 第8回 住みたい田舎ベストランキング」を発表。“小さなまち”若者世代&シニア世代が住みたい田舎部門1位に輝いたのは大分県臼杵市。同県の豊後高田市と同じく、ダブル受賞を果たしました!
≪目次≫
「住みたい田舎」ベストランキングとは?
「住みたい田舎」ベストランキング「小さなまち」若者世代&シニア世代が住みたい田舎部門1位 大分県臼杵市ってどんなところ?
臼杵市に住みたい理由3選
“きらすまめし”に“かぼすブリ”、“ふぐ”etc. 大分県臼杵市は郷土料理の宝庫!
臼杵市 中野五郎市長からの受賞コメント
住みたい田舎ベストランキングとは?
住みたい田舎ベストランキングは、田舎暮らしの本編集部が独自に作成したアンケートを全国の市町村に送付し、その回答を集計。田舎暮らしの魅力を数値化して紹介しています。
2020年版では人口10万人以上の「大きなまち」90自治体と、人口10万人未満の「小さなまち」539自治体が参加。それぞれ、総合部門(幅広い世代におすすめの田舎)、「若者世代が住みたい田舎」部門、「子育て世代が住みたい田舎」部門、「シニア世代が住みたい田舎」部門という4部門でランキングしています。
住みたい田舎ベストランキング「小さなまち」若者&シニア世代が住みたい田舎部門1位 大分県臼杵市ってどんなところ?
まちづくりに積極的な「有機の里」は
若者からシニアまで大歓迎!
移住先進地・大分県のなかでも移住支援が手厚い臼杵市。大分市から車で30分の距離にあり、利便性も抜群。若者からシニアまで暮らしやすい「住み心地一番」のまちづくりを目指しており、サポート体制も整っている。
<基本データ>
面積:291.08平方キロメートル
人口:3万6585人(2019年10月1日現在)
平均気温:17.1℃
アクセス:JR特急利用で臼杵駅まで小倉駅から約2時間30分、大分駅から約30分、車の場合は東九州自動車道大分ICから臼杵ICまで約30分。
臼杵市に住みたい理由3選
■うすき石仏ねっとで健康状態を管理
ICTを使い、市民の健康状態の情報を参加施設(病院、薬局、消防署など)の間で共有。病気の早期発見や日ごろの健康管理、救急時の初期対応などに活用されている。
■「有機の里づくり」を目指す
ほんまもん農産物生産者などが約50戸あり、土づくりから安心・安全な野菜づくりをしている。ほかにも臼杵市環境保全型農林振興公社や就農ガイドセンターと連携し、就農支援も行っている。
■「うすき暮らしスタートブック」で支援制度を紹介
移住者から住民まで受けられる200の助成制度や暮らしの情報を紹介した冊子を19年に作成。「住み心地一番」を実感できる。
“きらすまめし”に“かぼすブリ”、“ふぐ”etc. 大分県臼杵市は郷土料理の宝庫!
地方を訪ねるときの楽しみのひとつが、その土地の名物料理を味わうこと。そこで中野市長に、大分県臼杵市の郷土料理について尋ねてみました。
「臼杵は食材に恵まれたまちです。
そんな臼杵の郷土料理に“きらすまめし”があります。
一体どんな、めし? いえいえ、めしでもどんぶりでもありません。
“きらす”とはおからのことで、“まめし”は“まぜる”や“まぶす”という意味です。
もともとは、江戸時代、質素倹約のため、魚をおろした後の中落ちや、刺身にした後の切れ端に、おからをまぶして食したというのが始まりです。
これが何ともおいしい!! 醤油や酢などのタレに切り身を付け、ショウガやネギを加えまぶします。 “かぼす”という、これまた臼杵の特産品の柑橘があるんですが、これを搾ってかけてでき上がり。
それぞれの家庭やお店ごとに調味のさじ加減を変えた、独自の味があります。私はやはり“まめす”のはブリがいいかな!! とてもヘルシーで、なおかつお酒にも合います。
話は広がりますが、ブリと言えば、臼杵には“かぼすブリ”もあります。かぼすをエサに育ったブリです。脂がのって、なおかつさっぱりしてます。そして何といっても“ふぐ”です。臼杵のふぐは水揚げしたその日に新鮮な状態のまま捌くため、身がかたく薄く引けず、厚引きのふぐ刺しとなります。それから、太刀魚も……。まだまだ臼杵の魚の話はつきませんが、四季折々の地魚が楽しめます。
(山の幸も豊かです。臼杵市では、有機農業を推進しており、化学肥料と化学合成農薬の使用を避けて栽培している「ほんまもん農産物」もあります。)
臼杵市は、山に降った雨が森を経て、田畑を潤し、海につながるという水の循環が、ひとつの自治体の中で完結するまちです。新鮮で、安心・安全な豊かな食材も、この環境があるからこそ育まれるのです。私はここ、臼杵市で生まれ、臼杵市で暮らしていることにあらためて幸せを感じています。皆さまにも、臼杵の郷土料理や食材のよさを味わっていただければと思います。ぜひ、お越しくださいませ」(臼杵市 中野五郎[なかの ごろう]市長)
※上記のコメントは2月下旬のアンケート取材でお伺いしました
臼杵市 中野五郎市長からの受賞コメント
住み心地一番のまちを目指し、安心し産み育てられる環境づくりを推進
「臼杵市では妊産婦の方が、安心して子どもを産み育てる環境づくりにも取り組んでいます。19年度からは妊産婦医療費助成制度を開始しました。今後、子育て世代部門での1位も目指していきたいと思っております。同年12月には第1回移住者交流会『つながりみーてぃんぐ』も開催しました。これからも、移住者の方の声を聞く機会を積極的に設けていきたいと思っています。」(中野五郎 市長)
【移住に関する問い合わせ先】
秘書・総合政策課
TEL 0972-63-1111(内線2301)
https://www.city.usuki.oita.jp/docs/2019020700010/
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(『田舎暮らしの本』2020年2月号より一部抜粋)
文/福田恭子
写真/樋渡新一
写真提供/大分県臼杵市
地図協力/CraftMAP
WEB編集/FASHION BOX
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