今が旬の「ねぎ」や「大根」。お鍋に入れたり、おでんにしたり、寒い時期は大活躍してくれる食材ですよね。しかし、一度で使いきれず余ってしまうことも……。そんなときは、冷蔵庫や冷凍庫で正しく保存しておけば大丈夫。食材が長持ちすれば、ムダにならずにすみますし、食費も抑えることができます。そこで今回は、野菜の賢い保存方法をお教えします!
教えてくれたのは……
料理研究家・島本美由紀さん
手軽に作れるおいしい料理レシピを考案するほか、冷蔵庫収納や食品保存のスペシャリストとしても多方面で活躍中。2018年8月には、一般社団法人「食エコ研究所」を設立。「家庭の冷蔵庫から食品ロスを減らす!」をテーマに、食品保存や冷蔵庫収納を学べる学校を運営。
野菜の冷蔵&冷凍方法
【大根】
○選び方
全体的にハリがあって、ずっしりとした重たいものを選びましょう。カットタイプは、切り口にすが入っていないものが◎。
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○冷蔵保存の目安:8日間
葉元(かためで甘みが強い)、中間(やわらかく、甘みと辛みのバランスがよい)、先端(水分が少なめで辛みが強い)では味やかたさが違うので、3つに分けてから切り口にペーパータオルを当て、ポリ袋に入れる。ペーパーがぬれたら交換を。
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○冷凍保存の目安:1か月
いちょう切りなど食べやすい大きさに切り、なるべく平らにして冷凍用保存袋に入れる。凍ったまま加熱調理をする。
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【ねぎ】
○選び方
白と緑部分の境目がはっきりとしているものや、白い部分がみずみずしく、光沢があるものを選びましょう。
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○冷蔵保存の目安:10日間
保存瓶に立てて入れられる長さまでカットする。乾燥が大敵なので、水を瓶の底から深さ1㎝ほど入れ、切り口が水に浸かるようにする。水は3日に1度取り替える。
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○冷凍保存の目安:1か月
5~6cm長さに切り、冷凍用保存袋に入れる。凍ったまま切ることができるので、そのまま調理を。青い部分は食材の臭み取りにも使える。
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【トマト】
○選び方
皮にツヤがあり、ずっしりとした重さがあるものや、へたが色濃くてツンとしたものを選びましょう。
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○冷蔵保存の目安:1週間
かたいへたを下にして1個ずつペーパータオルで包み、ポリ袋に入れる。夏野菜は寒さに弱いので、ペーパータオルで少し温めてあげる。
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○冷凍保存の目安:1か月
かたいへたを下にして、冷凍用保存袋に入れる。凍ったまま室温に5分ほどおき、好みの大きさに切って加熱調理を。冷凍すると、水にさらすだけで皮がスルッとむける。
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【青菜】
○選び方
葉先までピンッとハリがあって緑が濃く、ツヤやかでみずみずしいものを選びましょう。
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○冷蔵保存の目安:1週間
袋のままか、ポリ袋に入れ替えて保存を。横にすると葉が潰れて傷んでしまうので、半分に切ったペットボトルなどに立てて入れる。
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○冷凍保存の目安:1か月
3~4cm長さに切り、冷凍用保存袋に入れる。凍ったまま加熱調理をするか、熱湯をかけて解凍し、和えものやサラダなどに活用しても。
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【キャベツ】
○選び方
全体的にツヤとハリがあって外葉が濃い緑色のものや、ずっしりと重たいものを選びましょう。
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○冷蔵保存の目安:8日間
直接ラップで包むと、切り口に水分がたまってカビてしまう。切り口にペーパータオルを当ててポリ袋に入れ、ペーパーがぬれたら交換を。
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○冷凍保存の目安:1か月
食べやすい大きさに切り、冷凍用保存袋に入れる。凍ったまま加熱調理をするか、熱湯をかけて解凍し、和えものやサラダなどに活用しても◎。
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【きのこ】
○選び方
肉厚でハリがあり、カサが割れていないものや、パックや袋の内側に水滴がついてないものを選びましょう。
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○冷蔵保存の目安:5日間
水分に弱く、石づきや軸などの根元を切り落とすと傷みやすいので、根元を残したままペーパータオルで包み、ポリ袋に入れる。
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○冷凍保存の目安:1か月
根元を切り落とす&食べやすい大きさにして冷凍用保存袋に入れる。凍ったまま加熱調理を。また、数種類をミックスして入れてもOK。
「すぐに使うわけではないけどお買い得だったから買った」「大量に買ったけど余ってしまった」なんてときにはぜひ参考にしてみてください! せっかくのおいしい野菜をムダにすることがないよう、正しく保存して長持ちさせちゃいましょう。
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〈参考〉
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