五月女ケイ子が『プロフェッショナル 仕事の流儀』に見た本木雅弘のスタイルとは

五月女ケイ子が『プロフェッショナル 仕事の流儀』に見た本木雅弘のスタイルとは

GLOWで連載中の、五月女ケイ子さんが綴る「大人女子 TVメモ」。今回は『プロフェッショナル 仕事の流儀』で知った、本木雅弘さんのストイックな自分を高める姿について教えてくれました。

≪目次≫
●『プロフェッショナル 仕事の流儀』で知った本木スタイル
●Info
●Profile

『プロフェッショナル 仕事の流儀』で知った本木スタイル

本木雅弘さんに初密着した『プロフェッショナル 仕事の流儀』がおもしろかったです。彼は素の自分に全く自信のない人間でした。「こっちからブツブツ言いながら入ってきて、おもむろに始めるのはどうですか?」と、ドキュメンタリーでも、カメラを意識し続けます。「入ってくるね」と扉を閉めそして扉を開け「いやあ、セリフ全く覚えられない」なんて言いながら演技をする本木さん。横顔は左から撮ってと注文していましたが、大河ドラマの現場では「左の顔は優しく見えちゃうから」と横顔まできっちり使い分け「演技は気持ちじゃなくて見た目」と言い切ります。シブがき隊の頃から、隙を見せないイメージでしたが、内田也哉子さんとの結婚で印象が変わりました。「希林さんと、裕也さんが自分の近くにいたことで、身内の背景っていうのがひとつのデザインに見えていたところもあると思う」と本木さん。「蓋開けるとつまんない地味なタイプなんです」。お二人に囲まれていたら誰でもそう思うに違いないですが、ただただ嫌な人間と自己否定しまくる本木さんは常軌を逸していたし、結婚にまでデザインを持たせ自分を高めようとする執念におののきました。

そして、初の悪役で自分からはみ出したいと闘ったものの、はみ出せぬまま撮影は終わり、鼓舞と覚悟を見せるためと本木さんが最後に選んだのが、バンジージャンプ。何の躊躇もなく美しくジャンプし、さわやかに戻ってきた彼のひと言は「飛ぶ形のことだけ考えちゃった」そう。彼は、もう抗うことのできない本木スタイルを持っている。自分に何もないと思い続けることが、彼の仕事の流儀なのです。

五月女ケイ子が『プロフェッショナル 仕事の流儀』に見た本木雅弘のスタイルとは
出典: FASHION BOX

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Info

『プロフェッショナル 仕事の流儀』

超一流のプロフェッショナルに密着し、その仕事を徹底的に掘り下げるNHKのドキュメンタリー番組。2020年3月28日の放送では「本木雅弘スペシャル」として半年にわたりカメラが密着。

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Profile

五月女ケイ子(そおとめ・けいこ)

イラストレーター、コラムニスト、役者的活動。『五月女ケイ子❤ランド』(宝島社刊)好評発売中!

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WEB編集=FASHION BOX
GLOW 2020年6月号
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