旅好きさんが今行きたい小さな旅プラン
2人の旅好きさんがこよなく愛する町や場所を舞台に、日帰りや1泊で楽しめる旅のプランを教えてもらいました。
《目次》＼ Recommender ／フィンランド大使館商務官 ラウラ・コピロウさん
●『アート＆フィンランドなパフェめぐり in 神奈川』
○パフェ専門店の芸術的なパフェを
○葉山美術館でアート鑑賞＆カフェタイム
○本場のフィンランドパンをお土産に
○焼き肉店でもパフェを堪能
○旅の終わりはフィンランドサウナで一息
＼ Recommender ／in-kyo店主 長谷川ちえさん
●『福島・三春で「日常の暮らし」を見つける旅』
○スタートは｢in-kyo｣から
○レトロ喫茶でナポリタン
○愛宕神社で季節を感じる散歩を
○あえて地元の旅館で一泊
○新鮮野菜をお土産に
＼ Recommender ／
フィンランド大使館商務官
ラウラ・コピロウさん
【Profile】
フィンランド出身。3回の日本留学を経験し、現在は日本のフィンランド大使館勤務。北欧フィンランドのデザインやファッション、ライフスタイルを日本に広める活動を行っている。趣味はパフェめぐり、サウナ、ランニング。
『アート＆フィンランドなパフェめぐり in 神奈川』
パフェめぐりが趣味で、時間ができると一人でもふらりと出かけます。
一日休みがあったら、迷わず湘南方面へ。
個性的なパフェの店が多く、北欧を感じられるスポットもあって、旅気分を味わえます。
お気に入りは、逗子の｢dessert café HACHIDORI｣。ここのパフェは甘さ控えめで軽いものが多いので、私はいつも2個食べちゃいます（笑）。
逗子からバスに乗り、｢神奈川県立近代美術館 葉山館｣へ。海と山の風景、大きな窓から差し込む光と真っ白な壁が美しく、どこか北欧が感じられます。
帰りは鎌倉で途中下車して、｢ライ麦ハウスベーカリー｣でフィンランドパンを購入。夕食は、焼き肉とパフェの店｢檸檬-Lemon｣へ。私はベジタリアンなので野菜だけいただいて、シメにパフェを食べます。
余力があれば、サウナに寄ってリフレッシュできたら最高です。
パフェ専門店の芸術的なパフェを
旅の始まりは、パフェ専門店｢dessert café HACHIDORI｣から。驚くような素材が使われた、芸術作品のようなパフェが味わえる。予約がおすすめ。
葉山美術館でアート鑑賞＆カフェタイム
アート鑑賞後は、美術館併設のカフェで休憩を。｢フィンランドはコーヒー消費量が世界一なので、コーヒーブレイクが欠かせません｣。
本場のフィンランドパンをお土産に
鎌倉の｢ライ麦ハウスベーカリー｣は、日本唯一のフィンランドベーカリー。写真右から、フィンランドの国民食･カレリアンピーラッカ、シナモンロール、レイカレイパ。
焼き肉店でもパフェを堪能
＼ 味も見た目も芸術的♪ ／
川崎の｢檸檬-Lemon｣は、パフェが人気の焼き肉店。上野毛のパフェ専門店｢L'atelier à mafaçon｣の森郁磨さん監修のパフェが味わえる。
旅の終わりはフィンランドサウナで一息
最後は横浜駅近くの｢横浜天然温泉 SPAEAS｣へ。フィンランドを代表するライフスタイルブランド｢Ivana Helsinki｣がデザインした女性用の館内着もかわいい。
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＼ Recommender ／
in-kyo店主
長谷川ちえさん
【Profile】
エッセイストとして活躍しながら、独自の視点でセレクトした生活道具を扱う店｢in-kyo｣を営む。2016年、結婚を機に東京･蔵前から福島･三春町に店を移転。『まよいながら、ゆれながら』（ミルブックス）など、著書多数。
『福島・三春で「日常の暮らし」を見つける旅』
福島県は広く、まだまだ知らない場所もたくさんありますが、｢日常の暮らしがある町｣をテーマに、自分が暮らす三春町内を旅してみようと思います。
桜が有名な三春町ですが、いつの季節も自然に触れながら町歩きができる気持ちのいい土地です。｢in-kyo｣から散歩を始めて、近くの喫茶店でナポリタンを食べ、その後は町内に点在する神社めぐりを。
またある時は、｢昭進堂｣で名物のおたりまんじゅうを買って、三春城跡があるお城山の頂上で清々しい風景を眺めながら、ポットに入れたコーヒーとともにひと息つくのもいい。
歩いて帰れる場所ですが、あえて町の温泉旅館に泊まって、上げ膳、据え膳のありがたさを堪能。
日常の中にある非日常を味わうことで見えてくる景色の違い、時間の使い方、豊かさを考えるきっかけの旅になればうれしいです。
スタートは｢in-kyo｣から
昔懐かしい商店街の一角にある｢in-kyo｣。器や生活雑貨、洋服など、長谷川さんがセレクトした手仕事の品が並ぶ。店内をぐるりと一周してから散策へ。
レトロ喫茶でナポリタン
｢in-kyo｣と同じ商店街にあるレトロな喫茶店｢メロディー｣でランチ。昔ながらのナポリタンやピザトーストなど、由緒正しい喫茶メニューにときめく。
愛宕神社で季節を感じる散歩を
町内に数多くある神社仏閣を散策。ふっと立ち止まって過ごす静かな時間の中で耳に届く、鳥の鳴き声や風の音に存分に包まれて。
あえて地元の旅館で一泊
手軽に非日常を味わうなら、地元の宿に泊まってみるのもひとつ。おすすめは｢若松屋旅館｣｢三ツ美屋旅館｣。
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新鮮野菜をお土産に
＼ 地元で採れた旬の野菜 ／
車があれば、眺めがいい三春ダム方面へのドライブもおすすめ。帰りは、野菜とパンの店｢えすぺり｣に寄って新鮮な野菜をお土産に。
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text_Chiaki Tanabe（Choki！）
（リンネル 2020年10月号）
web edit_FASHION BOX, Satomi Kubota[vivace]
