ゆっくりと季節が深まり、過ごしやすい秋が始まりました。食や芸術に浸りたいこの時季、心と体が元気になる楽しみ方をダンスパフォーマーのホナガヨウコさんに教わりました。
《目次》● 家事や散歩も楽しくなる
●《ACTION 1》家仕事はミュージカルの主役になった気分で
●《ACTION 2》ごろごろするとき はアイスクリームになった気分で
●《ACTION 3》歩くとき はランウェイのモデルになった気分で
●教えてくれたのは……
＃ 家事や散歩も楽しくなる
体を感じて日常を舞台のように
少しの意識と楽しむ心を添えるだけで、日々の所作をグレードアップ。動きのプロフェッショナルであるホナガヨウコさんに心がけひとつできれいになれるコツをお聞きしました。
ちょっとした気持ちの変化で、体の動きは変わるもの
掃除をテーマにお手本を見せてくれたホナガさん。しなやかな動きはもちろん、音を楽しむその姿にこちらの気分も晴れるようでした。
「心と体はつながっていて、気持ちの変化が体にもいい刺激を与えてくれる。家事へのモチベーションを上げるために好きな音楽をかけてリズムに乗ってみたり……。特別なエクササイズを続けるのは難しいけど、日々の動きの地続きでできることなら楽しく取り入れられて続けやすいと思います」
まわりの目を意識するだけで、人の姿勢や所作はさらに変わるのだとか。
「鏡の自分を見て背筋がちょっと伸びたりしたことありませんか？ いつもの動きにちょっと意識を置いてみる。そんなささやかなことの連続がきれいへの近道だと思います」
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《ACTION 1》家仕事はミュージカルの主役になった気分で
スラントストライプニット¥23,000、ランダムストライプ JQドローパンツ¥21,000／すべてスニュウ、その他／本人私物
大切なのは、主人公になりきってひとつひとつの動きを楽しむことだというホナガさん。
「掃除をしながら踊るというよりも、掃除がテーマの1シーンを演じるくらいの気持ちで楽しめるといいなと思います。1曲でこのエリアを終わらせようなど、区切りを決めるのもおすすめです。曲の終わりとともに身も心もスッキリ！」
＼ POINT ／BGMは自分のテンションが上がる選曲を！
音のメリハリで動きを演出するように
「所作に強弱や緩急をつけることでより楽しく。間奏やサビの音に似合う動きを見つけるのも、モチベーションUPの秘訣です！」
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《ACTION 2》ごろごろするときはアイスクリームになった気分で
＼ カチコチから…… ／
体の先端まで力を入れて緊張度MAXに
「リラックスの限界値はわかりづらいけど、力むことの限界はわかりやすい。力を抜くためにまず自分の緊張の限界を知ることが大切です」
↓
＼ 思いきりだらら～ん ／
緊張の反動でリラックス度がUP
「限界まで力を入れた反動で緩みも大きくなります。思い切り吸ってから吐き切る深呼吸と同じような感覚で、振り幅を感じながら脱力します」
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《ACTION 3》
歩くときはランウェイのモデルになった気分で
＼ 伸びに合わせて深呼吸も ／
ショールワンピース¥27,000／スニュウ、その他／本人私物
お出かけ前のルーティーンに！
「人間の体は年齢とともに縮んでいってしまうもの。爪先から指先までを意識した大きな伸びで身も心もリフレッシュ！」
↓
見るほうも気持ちのよい姿勢を心がけて
「横断歩道を渡る間だけやってみるとか信号が変わったらスタートするとか、目に入るものを使ってピンポイントで取り入れるのもOK」
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教えてくれたのは……
ホナガヨウコ／YOKO HONAGA
【Profile】
ダンスパフォーマーや振付家として多くの作品を手がける傍ら、モデルとしても活躍。親子向けや企業向けの身体表現講座の講師も務める。
※ 画像・文章の無断転載はご遠慮ください
photograph_Miho Kakuta
hair ＆ make-up_Tomoko Takano
text_Miiki Sugita
（リンネル 2020年11月号）
web edit_FASHION BOX, Satomi Kubota[vivace]
