知っておくとラクになる! セルフケアでやわらげる花粉症
今年も迫ってきた花粉シーズン。コロナ禍とも重なり、症状が不安になることもありそうだから、花粉症はセルフケアで抑えたいもの。ムズムズを撃退する心強い味方になるセルフケアアイテムを早めに備えておきましょう!
【外からのケア】花粉症セルフケアアイテム
さわやかなユーカリの香りで鼻づまりがスーッと楽になる
オーストラリアでは、殺菌、消毒にも使われているエッセンシャルオイル。寒けやのどのイガイガにもおすすめ。ユーカリ精油の中でも穏やかな香りで人気。
「ユーカリラディアータの精油をティッシュに1滴落として、マスクの内側に入れます。スーッとして鼻どおりがよくなるのでおすすめ。ユーカリラディアータのみつろうバームを作って、鼻の下や鼻の入り口に塗るのも◎」
(植物療法士/南上夕佳さん 花粉症歴2年)
<HOW TO>みつろうバームの作り方
【準備するもの】
●みつろう 5g
●植物オイル 25mL
●ユーカリラディアータの精油 3〜4滴
1. みつろうと植物オイルを耐熱容器に入れて、鍋で湯煎して溶かす。
2. みつろうが溶けたら火からおろして粗熱をとり、ユーカリラディアータ精油を3~4滴たらして混ぜる。
3. 固まらないうちに保存容器に流し込む。完全に冷めたらふたをして、1日おいたら完成。
花粉のカット率がパワーアップ
<CLOSE UP>
顔にフィットして目立たないシリコン素材のやわらかいフードが花粉の侵入をカット。マスクをしても曇りにくい防曇レンズが便利。
メイクの上からスプレーし花粉をブロック
独自の微粒子吸着防止技術により、花粉やウイルスの付着を抑制。ミクロの霧で、メイクの上からも使えます。
「くしゃみや目のかゆみのほか、アレルギーによる肌の乾燥も悩みです。IHADAのスプレーは微細で肌アタリがよく、顔全体にベールがかかるので、ムズムズやかゆみが激減します」
(トータルビューティ アドバイザー/水井真理子さん 花粉症歴32年)
トドマツ精油が花粉をコーティングするシール
トドマツの香り成分入りのシールを衿元などに貼り、顔のまわりに浮遊する花粉をガード。効果は5~6時間持続。
衣類の静電気を防ぐには、柔軟剤がお役立ち
冬場はニットや化繊など静電気が起こりやすい衣類が多いもの。柔軟剤の使用で抑えられます。植物由来の柔軟成分で、なめらかに整える柔軟剤。
花粉ブロック機能追加で肌トラブルを防ぐスキンケア
ゆらぎがちな肌リズムを調整するとともに、大気汚染や花粉をブロックする機能を追加してリニューアル。
花粉の害から肌を守るミスト状化粧水
花粉やPM2.5による肌の炎症を予防し、バリア機能をサポート。
【内からのケア】花粉症セルフケアアイテム
乳酸菌タブレットとじゃばらで薬いらずに
左:ゆずに似た独特の風味があるかんきつ類で、アレルギー抑制効果のある「ナリルチン」という成分が豊富。
右:KW乳酸菌配合のロングセラーのサプリメント。
「重度の花粉症ですが薬に抵抗があったので、薬に頼らずいろいろ試し、残ったのがこのふたつ。中学生の頃からじゃばら果汁を朝晩20~30mL飲むと、緩和されて楽です。ノアレも高校生の頃から飲んでいて、花粉時期の肌荒れとかゆみが改善」
(スタイリスト/柿原陽子さん 花粉症歴31年)
乳酸菌飲料で日々の体調管理をサポート
乳酸菌B240と体液の組成に近いこだわりの電解質バランスが特徴。日々の体調管理に飲み続けたい一本。
「食生活では、積極的に乳酸菌をとるようにしています。ボディメンテはドリンクから植物由来の乳酸菌が摂取できて、気軽に続けやすいのがいいですね。低カロリーなので、水分と電解質補給も兼ねて毎日飲んでいます」
(リンネル編集部W 花粉症歴5年)
症状が出てから、さっと使えるレメディ
チェリープラムやクレマチスなど、5種のパッチフラワーが入って、ショックやストレス、緊張の緩和に活用できるレメディ。
「小さいときからの花粉症を治したいと腸活をスタート。ヨーグルトが体に合わないので、ヤクルトを常に飲んでいます。ほかに、水溶性食物繊維のイヌリンやグルタミンのサプリなども。アレルギー反応が出てしまったときは、レスキューレメディのスプレーを舌の裏に2〜3プッシュして、症状を緩和しています」
(編集・ライター/アサイアサミさん 花粉症歴 生まれたときから)
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教えてくれたのは……
南上夕佳さん
【PROFILE】
植物療法士。ルボア フィトテラピースクール 副代表。著書に『自然ぐすり生活』(ワニブックス)
水井真理子さん
【PROFILE】
トータルビューティ アドバイザー。著書に『水井真理子の寄り添い美容』(集英社インターナショナル)
柿原陽子さん
【PROFILE】
スタイリスト。『リンネル』をはじめ、ファッション誌や広告等で幅広く活躍。小学生のころから花粉症。
リンネル編集部W
【PROFILE】
ヘルスケアの記事を担当し、健康意識が向上。近年は花粉症の悪化に悩む。
アサイアサミさん
【PROFILE】
編集・ライター。岡山の広告代理店「ココホレジャパン」を運営。腸活に詳しい。
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illustration:Kayo Yamaguchi
text:Ema Tanaka
(リンネル 2021年3月号)
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