これで花粉症から卒業!? 医師が勧める“からだケア”の方法とは

これで花粉症から卒業!? 医師が勧める“からだケア”の方法5選

新しい年が明け、春が近づくと、多くの人が悩む花粉症のシーズンがやってきます。

花粉症のシーズンは春、4月頃からと思っている人も多いですが、スギ花粉による花粉症のピークは2月から3月。今シーズンこそ早めに花粉症対策をして、つらい鼻水やくしゃみの症状を和らげたいですよね。

そこで今回は、漢方医がすすめる花粉症対策と、からだケアをご紹介します。しっかり花粉症対策をして、花粉症の根本解決を目指していきましょう。

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毎年悩まされる花粉症……「花粉症体質」ってどのような人が当てはまるの?

毎年悩まされる花粉症……「花粉症体質」ってどのような人が当てはまるの?

毎年春先になると、鼻づまりや目のかゆみで悩む人が増えてきます。そして、その多くは花粉アレルギーによる花粉症の症状です。

花粉症は、からだにとって「異物」である花粉が体内に入ったとき、私たちのからだを守るための免疫機能が過剰反応することで起こります。

アレルギーが起こる人の体内では、花粉を異物と認識し、体外へデトックスしようと抗体を作るため、鼻づまりやくしゃみなどのアレルギー症状が引き起こされるというわけです。

このため、一度花粉症になってしまった人は、花粉を吸うたびに、花粉に対するアレルギー症状が続いてしまうのです。

 

花粉症体質ってどんな人?

花粉症体質の人には、次のような傾向があります。

・アレルギー体質
・睡眠不足
・ストレスが多い
・食生活が乱れている

もともとアレルギー体質の人が、花粉症を発症しやすいといわれていますが、近年の傾向として、食生活の乱れや過剰なストレスなどによる自律神経の乱れも、花粉症の原因になるといわれています。

そのため、花粉症の症状の緩和のためには、生活習慣を見直して、規則正しい生活を心がけることが大切になるのです。

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花粉症体質とオサラバできる、体質改善方法とは?

いまでは、日本人の4人に1人が花粉症といわれる時代。花粉症は国民病といわれるほど、多くの人を悩ませています。鼻づまりやくしゃみ、目のかゆみなどの症状が長く続くと、とてもつらいですよね。

そんな花粉症体質とオサラバするために、いますぐできる体質改善方法をご紹介します。

からだを温める

からだを温める

「からだを温めることで、花粉症の症状が緩和される」という人は多いです。
通常のアレルギー性鼻炎でも、からだが冷えていると鼻水が出やすくなることがあります。

からだを温めるためにも、入浴時間はたっぷりとりましょう。そして、からだを温める作用がある、かぼちゃ・玉ねぎ・しょうがなどの食材を積極的にとるように心がけましょう。

規則正しい生活をする

花粉症の症状が出にくい体質をめざすには、規則正しい生活をすることが大切です。

早寝早起きをすることや、毎日続けられる適度な運動をすること、バランスのよい食事をすること、睡眠時間をしっかり確保することなどを意識しましょう。

花粉症対策のためにも、一度自分の生活習慣を見直してみましょう。

 腸内環境を整える

腸内環境を整える

花粉症対策として、腸内環境を整えることはとても重要です。

腸内には免疫細胞の6割が集まっており、腸内環境を整えて免疫細胞を活性化することは、花粉症対策にも効果が期待できます。

免疫細胞のバランスが崩れると、花粉が体内に入ってきた際にアレルギー反応を引き起こすヒスタミンが発生するため、アレルギー症状が出やすくなってしまうのです。

でも、腸内環境が良好だと免疫細胞のバランスもよくなります。乳酸菌や発酵食品を積極的にとりながら、腸内環境を整えていきましょう。

また、食事面においては、脂質のとりすぎには注意しましょう。脂質の多い食事は、腸内の悪玉菌を増やす傾向があり、腸内環境の乱れにつながります。

毎日の食生活を見直し、体質から花粉症症状の改善をめざしましょう。

リラックスする時間をとる

花粉症は、ストレスによる自律神経の乱れも原因であると考えられています。

1日の中で自分のリラックスできる時間を持つように意識して、ストレスを溜め込まない暮らしを心がけましょう。

 

 漢方なら眠くならない!体質改善で根本解決しよう

「鼻炎の薬は眠くなるので困る……」
「目のかゆみと鼻水を止めたい」

そんなお悩みをお持ちの方におすすめなのが、漢方薬です。

 

漢方薬なら服用しても眠気が出ず、体質から花粉症の改善を目指せます。また、漢方薬は、免疫機能のバランスの乱れによる、花粉症などアレルギー症状の不調に、とくに効果を発揮します。

漢方薬は漢方医学で使われているお薬です。さまざまな症状への効果が認められており、病院などの治療にも活用されています。

自然の植物などの生薬を組み合わせているため、一般的には西洋薬よりも副作用が少ないといわれており、体質に合っていれば高い効果を得られます。

漢方薬が得意なのは、もともとからだに備わっている「内なる治癒力」を高めること。体質を変え、根本的に改善すれば、いまよりも健康な状態を目指せるのです。毎日続けて服用することで、長年、悩み続けてきた症状がすっかり消えてしまった!という日がやってくるはずですよ。

また、「健康的な食事や運動を毎日続けるのは大変……」という方でも、漢方薬による体質改善なら、自分の症状や体質に合うものを毎日飲み続けるだけなので、気軽に継続できます。

<花粉症に悩む方におすすめの漢方薬>

<花粉症に悩む方におすすめの漢方薬>

・小青竜湯(しょうせいりゅうとう)
体力が中程度の方で、アレルギー性鼻炎や花粉症に悩む方におすすめの漢方薬。眠気の副作用がなく、サラサラした鼻水や痰がでる症状に効果を発揮します。

・麻黄附子細辛湯(まおうぶしさいしんとう)
からだの弱い方や高齢者におすすめの漢方薬。アレルギー症状が強く出ており、倦怠感もともなう方へおすすめです。発汗作用があり、からだを温めてくれる作用があります。

 

ただし、効果が認められている漢方薬でも、その人に合っているか否かが重要なポイントです。合わないものを服用すると、効果が見込めないだけでなく、副作用が起こることもあります。服用前に、漢方に詳しい医師や薬剤師等に相談するようにしましょう。

最近では、AIを活用して症状と体質に合った漢方薬をプロに選んでもらえる「あんしん漢方(オンラインAI漢方)」というサービスも登場しているので、利用してみるのもいいでしょう。スマホから専門家への個別相談を、気軽に申し込むことができますよ。

☆「あんしん漢方」はコチラ

 

花粉症シーズンの前に自分でできるケアを

つらい花粉症の症状も、日常生活の中でできるケアを通して、軽減することが可能です。
花粉症などアレルギー症状を根治することは困難ですが、漢方薬を用いれば、アレルギー体質の改善はめざせます。

本格的な花粉症シーズンの前に自己ケアをしつつ、生活習慣を整え、自己免疫力を高めていきましょう。

 

教えてくれたのは……精神科医/漢方医 木村好珠

教えてくれたのは……精神科医/漢方医 木村好珠
木村好珠

【Profile】
きむら・このみ。渋谷金王坂クリニック非常勤医、一般社団法人国際統合治療協会理事

医学部在学中より東洋医学を学び、精神科と東洋医学科が充実している慶應義塾大学病院での勤務を経て、西洋薬の即効性等と漢方薬の根本的な治療をバランスよく使い分ける事を信条とする。
渋谷の漢方内科で非常勤医として勤務する傍ら、テレビや雑誌、インターネットテレビ、Webメディアなどで、精神疾患、心理学、生活習慣病など様々なテーマを精神科医・漢方医の立場で解説も行う。

・木村好珠監修あんしん漢方:https://www.kamposupport.com/anshin1.0/lp/

 

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web編集/FASHION BOX

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