女性のシンボル的存在の「バスト」。バストのサイズを大きくしたいと思う女性は多いですが、バストはただ大きければよいというわけではなく、フォルム・高さ・柔らかさなど、トータルで整ってこそ「美乳」といえます。
しかし、自分のバストにコンプレックスを感じている女性も少なくありません。
かといって、補整下着は息苦しさや痛みで長く続けられないという意見も多数。せっかくなら、自分のボディラインを整えていくことで美乳を目指したいですよね。
そこで今回は、漢方医の視点から、誰もが憧れる真の美乳を手に入れる方法と、バストケアやバストアップ方法についてご紹介します。
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育乳の秘訣。美しいバストは正しい姿勢から!
「バストアップしたい! 」と思っていても、なかなか憧れのバストには近づけない……。
その原因は、普段の姿勢が悪いことも大きく関係しています。
姿勢が悪いと、からだ全体の血液循環が悪くなってしまい、からだの冷えや筋力低下などに繋がることもあります。すると、バストが育ちにくくなってしまう可能性があるのです。
また、猫背の姿勢ではバストが下に垂れがちですので、形が崩れやすくなってしまいます。
美しい姿勢を保つことは、バストアップのためにはもちろん、からだの血液循環をよくするためにも大切なことです。
そこで、美しい姿勢を意識しながら、バストアップのために必要な筋肉を刺激する方法や、バストアップによいエクササイズについてご紹介します。
バストアップのために大切な筋肉
それでは、バストアップのために大切な筋肉についてご紹介します。美しいバストを作るのに大切な筋肉は、主に以下の3 種類です。
大胸筋
バストアップのためには、バストを支える土台となる大胸筋を鍛えることが大切です。
大胸筋を鍛えると、胸板が厚くなり、バストのボリュームアップにつながります。大胸筋を鍛えてバストサイズがアップすると、ウエストとの差が広がり、グラマラスなボディへと近づくでしょう。
小胸筋
大胸筋の裏に隠れている小胸筋も、バストアップのために大切な筋肉です。小胸筋はインナーマッスルですので、ただ鍛えるだけではなく、しなやかな筋肉にすることが大切です。
胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとうきん)
憧れの上向きのバストを目指したい人は、バストを上に引き上げてくれる筋肉である胸鎖乳突筋を鍛えることもとても大切です。胸鎖乳突筋は首にある筋肉で、胸鎖乳突筋を鍛えることで、年とともに下垂するバストを引き上げる効果が期待できます。
部位別のバストアップ・エクササイズ
バストのボリュームアップとハリをアップさせるためには、バストアップのための筋トレやエクササイズが効果的です。先ほどご紹介した筋肉を鍛えていきましょう。
以下に、バストアップのための簡単な筋トレをご紹介します。
大胸筋を鍛える
手のひらを胸の前で合わせ、手のひら同士をグッと押し合います。1回につき15秒を5回、1日に3セットやってみましょう。
小胸筋を鍛える
壁の横にまっすぐ立ち、手を上に上げて手のひらを壁につけます。そのまま壁に体重を預け、壁につけた手のひらを徐々に後ろに移動させて胸を開きます。
左右どちらも10 秒ずつ行いましょう。
胸鎖乳突筋を鍛える
胸鎖乳突筋を鍛えるには、ゆっくりとした深呼吸を行うだけでOK!
よい姿勢を意識して、胸を開くようにゆっくり深呼吸します。このとき、5 秒吐いて5 秒吸う「均等呼吸」をしましょう。
深い深呼吸を5 回するだけで、バストの高さに変化が現れますよ。
バストアップに必要な栄養素とは?
バストアップのためには、食生活に気を配ることも大切です。大豆イソフラボンやたんぱく質など、積極的に摂っていきたい栄養素があります。
そこで、バストアップにおすすめの栄養素とその理由、おすすめ食材をいくつかご紹介します。
大豆イソフラボン
バストアップにおすすめの「大豆イソフラボン」は、女性ホルモンのエストロゲンと似た働きをして、乳腺細胞を増やすためのサポートをしてくれます。
ハリのあるバストを目指す方は、積極的に摂取していきましょう。
〈大豆イソフラボンを含む食材〉
豆腐・豆乳・きな粉・納豆など
タンパク質
バストアップのためには、良質なタンパク質も欠かせません。
筋肉や血を作る働きをするタンパク質を摂取することで、女性ホルモンの分泌を促すことができます。
〈タンパク質を含む食材〉
鶏ささみ、豚ヒレ肉、マグロの刺身、鮭など
アミノ酸
バストアップに必要なタンパク質を作るとき必要になる栄養素が、アミノ酸です。
アミノ酸の中でもアルギニン・リジン・オルニチンは、成長ホルモンに働きかけることから、バストアップ効果も期待できます。
〈アミノ酸を含む食材〉
牛肉・豚肉・鶏卵・大豆・マグロなど
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貧乳を根本改善! バストアップに役立つ漢方
「ホルモン剤などの薬は怖い……」
「ナチュラルにバストアップがしたい」
「バストが引き立つよう、ダイエットにも取り組みたい」
そんなお悩みをお持ちの方におすすめなのが、漢方薬です。
漢方薬で根本的に体質を改善すれば、からだの内側から、自然に女性らしい体形を目指せます。
漢方薬は医薬品としてさまざまな症状への効果が認められており、病院での治療にも活用されている安全なお薬です。
自然の生薬を組み合わせているため、一般的には西洋薬よりも副作用が少ないといわれており、体質に合っていれば高い効果を得られます。
漢方薬が得意なのは、もともとからだに備わっている「内なる治癒力」を高めること。体質を変え、根本的に改善をすることにより、いまよりも健康な状態を目指せるのです。
毎日続けて服用すれば、ダイエットのサポートとして痩せやすい体質へと導いてくれ、さらに、ホルモンバランスが整うことで女性らしいバストを目指せるでしょう。
また、「健康的な食事や運動を毎日続けるのは大変……」という方でも、漢方薬による体質改善なら、自分の症状や体質に合うものを毎日飲み続けるだけなので、気軽に継続できます。
ダイエットやバストのお悩みにも、漢方医学を取り入れてみてはいかがでしょうか。
<バストのお悩みをお持ちの方におすすめの漢方薬>
・桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん):冷え性で、体格がしっかりした方
血行不良で悩んでいる方の血液循環を促進し、体内に滞った気や血のめぐりをよくしてくれます。ダイエットのサポートに役立ちます。
・当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん):体力がなく、筋肉が少ない方
血の巡りをよくして、腰や足が冷えやすい人の症状を改善してくれます。女性の味方になる漢方としておすすめです。ホルモンのバランスを調整するのにも役立ちます。
ただし、効果が認められている漢方薬でも、その人に合っているか否かが重要なポイントです。合わないものを服用すると、効果が見込めないだけでなく、副作用が起こることもあります。服用前に、漢方に詳しい医師や薬剤師等に相談するようにしましょう。
最近では、AIを活用して症状と体質に合った漢方薬をプロに選んでもらえる「あんしん漢方(オンラインAI漢方)」というサービスも登場しているので、利用してみるのもいいでしょう。スマホから専門家への個別相談を、気軽に申し込むことができますよ。
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医師が教えるバストアップ方法 まとめ
バストアップのためには、姿勢を正すこと、バストアップのためのエクササイズをすること、食生活に気をつけることなど、日常生活の中でできるケアがたくさんあります。
自分の生活に取り入れられそうなケアから試してみて、バストアップを意識した生活習慣を心がけてみましょう。
また、自然なバストアップのためには、専門家の意見を聞きながら漢方薬を用いて、からだのめぐりを整えていく方法もおすすめです。
自分に合うバストケア方法を取り入れて、バストアップ& 美乳を目指していきましょう。
教えてくれたのは……あんしん漢方 木村眞樹子医師
医学部を卒業後、循環器内科、内科、睡眠科医として臨床に従事。
妊娠、出産を経て、産業医としても活動するなかで、病気にならないからだをつくること、予防医学、未病に関心がうまれ、東洋医学の勉強を始める。
臨床の場でも東洋医学を取り入れることで、治療の幅が広がることを感じ、西洋薬のメリットを活かしつつ漢方の処方も行う。
また、医療機関で患者の病気と向き合うだけでなく、医療に関わる人たちに情報を伝えることの重要性を感じ、webメディアで発信も行っている。
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