生の食材ものせる調理台周り。食材がじかに触れるキッチン用品の除菌をおこたると、食中毒になるリスクが高くなります。また、台所の床は落ちた食材のカスを栄養にして菌やダニが繁殖する場所でもあります。そこで今回は、調理台周りや床が菌やダニの温床とならないようどうしたら清潔を保つことができるのか、プロのお掃除テクニックをご紹介します。ぜひ実行してみてください。
調理台
日々口にする食品がいちばん触れる「調理台」
用意するもの：台所洗剤うすめ液／ラップ／アクリルたわし／マイクロファイバー雑巾×2／消毒用エタノール
頻度：（1）〜（2）週1回／（3）毎日
（1）全体に台所洗剤うすめ液を吹きかけ、ラップで覆って10分ほど置きます。
（2）ラップをはがし、アクリルたわしでこすったあと、マイクロファイバー雑巾で水拭き→乾拭きします
（3）最後に消毒用エタノールを吹きかけます。
［家事時短］キッチン掃除が楽になる環境づくりを家政婦が指南！
床
食材のカスなどが落ちた台所の「床」は、菌やダニの温床!!
用意するもの：台所洗剤うすめ液／モップ／マイクロファイバー雑巾×2
頻度：毎日
（1）床全体に台所洗剤うすめ液をスプレーします。
（2）水で濡らしたモップで四隅から始め、中央は奥から手前へと一方向に拭き取ります。
（3）マイクロファイバー雑巾で水拭きしたあと、乾拭きします。
“ついで掃除”でキレイな家をキープ！ 時間をかけずに汚れをリセットするコツ
～プロからのアドバイス～
調理中にふきんで細菌を広げている!?
調理中に調理台を濡れたふきんで拭くと、ふきんの菌が手につき、そのまま調理に戻れば食材にも菌を広げることに。食中毒リスクが高まるので調理後にまとめて拭きましょう！
キッチンマットは、今すぐやめよう！
キッチンマットには食材カスやホコリなどが蓄積し、菌やダニが発生しやすい環境にあります。撤去して床掃除をするほうがよっぽど楽です！
キッチン周りで使える通販アイテム5選｜ぬめり知らずでキッチンが快適に！教えてくれたのは……
skc清掃監理センター代表取締役 小泉 仁人（こいずみ・ひろと）さん
【Profile】
skc清掃監理センター（ 株式会社小泉コーポレーション）代表取締役。病院、クリニック、医院などの清掃を専門に行う。感染症の発生予防、院内の環境美化をモットーに、専門的な清掃から日常清掃まで幅広く扱う。
撮影：服部希代野
編集・文：mao
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