脚がむくんでパンパン……老廃物を流してスッキリ美脚になれる3つの習慣[薬剤師 監修]

脚や顔がむくむと、せっかくスリムなスタイルを維持していても、太って見えたり顔の印象が変わってしまったりしてよいことがひとつもありません。
また、むくみが慢性化すると、からだが冷えやすくなる、痩せにくく太りやすくなる、心臓に負担がかかるなどの健康ダメージが引き起こされます。
普段から意識して日常的にケアをしていれば、むくみは簡単に予防・解消することができます。
今回は、むくみを撃退してすっきりボディに導く方法を詳しくご紹介します。

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どうして脚や顔がむくむの?

そもそもむくみとは何か、どうしてむくんでしまうのか、どうして脚や顔がむくみやすいのかについて説明します。

 

むくみとは何?

むくみは体内に余計な水分がたまって膨れたような状態になることで、医学用語では「浮腫(ふしゅ)」といいます。
からだの循環・排泄機能が低下すると、血液中から漏れた水分や細胞間を満たしている水分が皮膚と皮下脂肪に過剰にたまり、むくみが引き起こされます。

 

脚や顔がむくむ原因

むくみの原因は、塩分の摂りすぎ、飲酒、運動不足、睡眠不足、長時間の座りっぱなし・立ちっぱなし、冷え性、疲労やストレス、代謝低下、服による締めつけなど、さまざまです。
むくみはとくに脚に現れやすいです。
脚は心臓から一番遠いため血流の流れが悪くなりやすく、また水分は重力で下(足元)にたまりやすいためです。
また、夜寝ている間は、重力の関係で顔にも水分がたまりやすくなります。
朝起きたら顔がパンパンにむくんでいたというのは、これが原因です。

 

いますぐなんとかしたい! 即効むくみ解消法

むくみは意外と簡単に解消されることが多いです。即効性の高い、脚のむくみ解消法をご紹介します。

 

マッサージ

むくみを即効で解消するには、マッサージがとても有効です。

<むくみ解消マッサージ>

  1. まずは足首を10~20回、まわしてほぐします。
  2. 足先から太ももの付け根に向かって持ち上げるように、揉みしだいたり、下から上に強めに擦ったりしながら入念にマッサージします。

リンパの流れを意識し、老廃物を押し流すイメージでマッサージしていきましょう。
マッサージでは、オイルやマッサージクリームを使用することをおすすめします。

 

ストレッチ

簡単なストレッチでも、脚のむくみを解消することができます。
今回は一番簡単なストレッチ「かかと上げ」をご紹介します。

<かかと上げストレッチのやり方>

  1. まっすぐ立った状態で、両足のかかとを床から離して上げてつま先立ちをします。
  2. かかとを床にギリギリ着けないくらいまで下げます。
  3. これを1セット10回程度行います。

これだけで、ふくらはぎの筋肉が刺激され、足先に血が巡りやすくなります。
脚の筋トレ・エクササイズ効果も期待できます。

 

着圧ソックス

着圧ソックスを着用することで、脚のむくみを予防・解消することができます。
とくに1日中座りっぱなし・立ちっぱなしの方は、着圧ソックスの着用をおすすめします。

 

むくみ対策は日頃の習慣が大切! 3つのポイント

世の中には、すぐにむくむ方と滅多にむくまない方がいます。
一般的に女性はむくみやすい方がとても多いですが、それは筋肉が少ないことや、からだが冷えやすいことなどに起因しています。
そこで、日頃からむくみを予防し、むくみにくい体質に導くポイントをご紹介します。

 

毎日お風呂につかる

毎日お風呂にお湯をためてゆっくりつかることで、血流がよくなる、リンパの流れがよくなる、老廃物が排出されやすくなるといった効果を得られます。
そのため、主に血行不良や冷えによって引き起こされるむくみを解消することができます。

 

適度な運動や筋トレをする

筋肉量が少ない人は、血流に大きく関与する筋ポンプ作用が低下しているため、血流が滞りむくみやすくなります。
そのため、日頃から運動・エクササイズ・筋トレを取り入れて筋肉をある程度鍛えることをおすすめします。
前述した「かかと上げ」のストレッチだけでも毎日続けてみましょう。

 

漢方でむくみにくい体質を目指す

「いろいろ頑張っているけれど、むくんでしまう」
「むくみの出ない体質になりたい」
そんなお悩みをお持ちの方におすすめなのが、漢方薬です。
漢方薬は自然由来の医薬品として「顔や足のむくみ」「むくみやすい」などに効果が認められており、病院での治療にも活用されています。
また一般的には西洋薬よりも副作用が少ないといわれています。
漢方薬が得意なのは、もともとからだに備わっている「内なる治癒力」を高めること。体質を変え、根本的に改善をすることにより、いまよりも健康な状態を目指せるのです。毎日続けて服用すれば、長年、悩み続けてきた症状がすっかり消えてしまった!という日がやってくるはずですよ。
「健康的な食事や運動を毎日続けるのは大変……」という方でも、漢方薬による体質改善なら、自分の症状や体質に合うものを毎日飲み続けるだけなので、気軽に継続できます。
むくみ解消のため、生活に漢方医学を取り入れてみてはいかがでしょうか。

<むくみやすい方におすすめの漢方薬>

・防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)
からだの水分バランスを調整し、水太り(むくみ)を解消します。

・当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
血の巡りを改善してからだを温めながら、水分代謝も高めて余分な水分を排出します。婦人科系トラブル全般によく用いられます。

ただし、効果が認められている漢方薬でも、その人に合っているか否かが重要なポイントです。合わないものを服用すると、効果が見込めないだけでなく、副作用が起こることもあります。服用前に、漢方に詳しい医師や薬剤師等に相談するようにしましょう。
最近では、AIを活用して症状と体質に合った漢方薬をプロに選んでもらえる「あんしん漢方(オンラインAI漢方)」というサービスも登場しているので、利用してみるのもいいでしょう。スマホから専門家への個別相談を、気軽に申し込むことができますよ。

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むくみにくい生活習慣を定着させましょう

人間のからだの大半は水分でできているため、完全に「むくみ知らず」になるのは難しいですが、こうしてむくみ解消法を実践していくことで、すっきりボディを保つことができます。
むくみ解消法により血流がよくなると、健康面・美容面でもよいことばかりなので、むくみにくい生活習慣を少しずつ取り入れていきましょう。

 

教えてくれたのは……あんしん漢方 浅田麻希

薬剤師 浅田麻希
薬剤師 浅田麻希

薬剤師 浅田麻希
【Profile】
2009年に薬剤師免許を取得。有名皮膚科クリニックの門前薬局での勤務・同クリニックでの研修経験を経て、現在は医療系・美容系ライターとして活動中。

●あんしん漢方(オンラインAI漢方):https://www.kamposupport.com/anshin1.0/lp/

 

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