この夏の過ごし方/夏は心地よく過ごすことを大切に<nest Robe プレス 滝口和代さん>
心と体に耳を傾けて、好きなものを楽しむ……そんな時間がより大切になった今。着こなしだけでなくライフスタイルにもファンの多い、nest Robe(ネストローブ)プレスの滝口和代さんにこの夏の過ごし方をお聞きしました。
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色のパワーを借りながら“私が着たいもの”を大事に
年々色使いは大胆になっているかも、と笑う人気プレスの滝口さん。赤にピンク、全身紫と、勇気が必要かな?と思うコーディネートもさらり。「全身赤でも、人は案外気にしないものですし(笑)。何を着たいかに立ち返ったとき、やはり着心地やものづくりの背景がよいものがいいと素直に思いました。元気をくれたり、穏やかになれたり、色の持つパワーもすごいなと実感しています」。暑さがこたえる夏はとにかく心地よく過ごすこと、家ではあまりがんばらないこと。「風をまとっているみたいに心地いい」お洋服と、色や音の力を借りたら、週末のお庭でのお茶がもっとゆるりと気分よく。
1:気分に合う服を選ぶことで穏やかな夏時間を
着るのは自分、という原点に返って
「昨年の自粛期間中、人と会わなくなったことで、服は自分のために着るものだという意識がより強まりました。それに年齢を重ねるにつれて、人にどう見られるかより自分が着たいものを優先できるように(笑)。赤は私にとって気分を上げてくれる色です」。カラフルなかごバッグなどのピンクと掛け合わせる、名付けて“血流UPコーデ”。
家時間は、やさしい着心地に包まれたい
轟木節子さんの手描きのお花が愛らしいパンツなど、ネストローブのゴミの出ない完全循環型プロダクト「UpcycleLino」は「一度生地を粉砕しているから新品なのにヴィンテージのようにとても柔らかくて、軽い着心地」。ピンクは「リラックスしたいときに着たくなる色」。お庭を眺めながらミントティーを飲む時間がより穏やかに。
同じセットアップでも衿をつけてお出かけ仕様
滝口さんにとってパープルは「整えてくれる色」。家でも外でも着たい大切な色は、小物で変化を加えて。「今季のネストローブのセットアップは家着にもなるけれど、取り外せる衿をつければトレンド要素もあり、外着としても。ご近所に行くだけでもお仕事の知り合いに会うことがあるので、よそゆきの雰囲気を足したい」。セーラー衿は後ろ前逆にも使え、長く飽きずに着られそう。
リネンが気持ちいい衿を外した家仕様
「ものづくりの背景は、着心地や肌触りに出ると思っていて。このリネンのお洋服も着ていないみたいに気持ちいいし、たっぷりボリュームがありますが風を通すので蒸れずに夏も涼しいです」。産後、より自身の体調や気分に耳を傾けるようになったという滝口さんが愛用する「パープル」をリネンに落とし込み、さわやかな夏もジリジリと暑い夏も頼れる一枚に。穏やかな週末、庭いじりをするときも心地よく。
2:かけがえのないお庭で過ごす時間
お庭のミントを使ってしゅわっとリフレッシュ
「夫がミントにハマっていて、切れば切るほど生えてきて。大好きなガルバニーナ ガソーザのサイダーに入れて飲んでいます」。100年前のレシピが再現されているというイタリアのクラシックサイダー。お茶に入れることもあるけれど、このサイダーのほのかな甘みをミント風味で味わうのが、夏の楽しみ。「庭仕事や足湯をしながら、庭で飲んだりも」
たっぷりミントの足湯は庭仕事の後のご褒美
「週末のルーティンのひとつで、庭仕事の後は足湯をします。夏でも冷たいものを飲んだり、体が冷えているんですよね。足湯をすると実感します。むくみにはゼラニウムが効きました」。たっぷりのミントとお湯だけの足湯で、気分もさわやかにリフレッシュ。
3:家にいるときはがんばらず、とにかく心地よく
好きなバンドTシャツで肩肘はらず
「保育園の送り迎えや在宅ワークのときは好きなバンドTにリネンのスカートやデニムで。日光に弱いのでサングラスが必須なのですが、マスクもしているから威圧感のないやさしい色のフレームを選ぶようにしています」。バンドTは保育園のパパ、ママとのコミュニケーションのきっかけにも。
体調の変化を感じたら漢方を
「風邪をひいている方に会ったときや、ちょっと調子が悪くなりそうなときにすぐ板藍茶(ばんらんちゃ)を飲みます」。産後体調がすぐれない日が続いていたときに出合ったのがイスクラの漢方。「他にも飲んでいますが、体に合っていたらしく、おかげで乗り切れた!と思うことが多いです」
レコードをかけて、ときには踊って
「オールドジャマイカン、スカやロックステディが好みです。一時期CDもレコードもすべて処分してしまっていたのですが、やっぱりいいよねとまた集め始めました。週末は、レコードをかけてリビングやお庭で家族で踊ります(笑)。娘も踊ったり、シャボン玉をしたり。お酒を飲んでいなくてもゆるっとした気分になれて、一瞬で雰囲気が変わるのも、音楽のいいところですよね」
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COLUMN/滝口和代さんの夏の健やか習慣
衣:梅雨明けにエスパドリーユを天日干し
「本来ワンシーズンではきつぶすものなのかもしれないですが、まだいけるかな?と思うものはお庭で天日干しします。ジュートが吸っていた湿気がとれ、素足にサラッと気持ちよくはくことができます」
食:赤いものを食べるようにする
「夏はガスパチョをよく食べます。一年中ではなく、養生として暑い夏こそしっかり食べておくことで、健やかな秋、冬につながっていく気がして。ちなみに、梅雨の時期はむくみ対策にトウモロコシを」
住:風鈴の音に耳を澄ます
鋳物メーカーnousakuの風鈴は「昨年から家にいることが増え、家時間を充実させたいなと思って手に入れたもののひとつ」。気づいたら鳴っている、くらいの控えめで上品な音色が、お部屋に涼を運んでくれます。
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PROFILE/nest Robe プレス 滝口和代さん
自然素材、着心地と環境配慮にこだわる人気ブランドのプレスとして長年活躍。着こなしだけでなくライフスタイルにもファンが多く、音楽への造詣も深い。夫、4歳の娘と、庭のあるマンションに暮らす。
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フラワーアーティスト前田有紀の夏のすこやかな過ごし方|お花や植物と過ごす心地よい習慣とは
photograph:Kimiko Kaburagi
text:Miho Arima
(リンネル 2021年8月号)
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