「期待しない」「感謝されなくてもいい」仕事を抱え込み過ぎないコツ

仕事をしていくうえで、人からの頼まれごとが多くて困ってしまうことはありませんか。
上司や先輩社員からの頼まれごとは、積み重なってくると焦りやペースの乱れにつながります。
そこで今回は、お願いごとを上手に断り、うまく人間関係を保つ秘訣をクリエイティブ・ユニットのトキオ・ナレッジに教えてもらいました。

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ムリをせず相手に期待をしない、自分軸での生き方とは

自分軸で生きるということは「自分は自分、人は人」ということをポジティブに認めること、そして、相手の言動を必要以上に気にせず、「相手に期待しない」ということです。

自分の行動に対して「ほめてくれるはず」「感謝してくれるだろう」というのも期待です。それが叶えられないと、ほめられない、感謝されないことで「どうせ自分なんて」という考えにつながります。ほめられたら素直に喜ぶ。ほめられなくても気にしない。このスタンスでいることを意識しましょう。自分軸で考えれば、自分がしようと思ってしたことなのだから、相手がどう思ってもいいはずです。

ただしそのためには「ムリをしない」ことがポイントです。自分が忙しいのに頼まれごとをムリに引き受けたとしたら、それで感謝されなければモヤモヤするのも仕方ありません。「こんなに忙しい自分に頼みごとをするのはおかしい」「空気を読んで他の人に頼んでほしい」というのも期待です。「わかってほしい」と期待するから「わかってもらえない」と失望し、自分が重要視されていない感覚に陥ってしまいます。

自分の状況をわかってほしければ、はっきり伝えましょう。難しければ、今抱えていることのリストを作って「見える化」を。相手に見せながら「これだけすることがあるので、その後でよければ」と言ってみましょう。

タスクも心配ごとも、抱え過ぎるとネガティブな気持ちを呼び寄せます。そんなときは、自分がたくさんの荷物を抱えている様子やその重みを想像してから、ひとつひとつおろしていくことをイメージします。最後にシャワーを浴びるイメージで、さらにスッキリするはずです。

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このコンテンツの著者は……トキオ・ナレッジ

【PROFILE】
誰でも知っていることはよく知らないけれど、誰も知らないようなことには妙に詳しいクリエイティブ・ユニットです。弁護士、放送作家、大手メーカー工場長、デザイナー、茶人、ライター、シンクタンクSE、イラストレーター、カメラマン、新聞記者、ノンキャリア官僚、フリーター、主夫らで構成されています。著書に『正しいブスのほめ方プレミアム』『ずっと信じていたあの知識、実はウソでした！』『メンタルにいいこと超大全』『睡眠にいいこと超大全』（すべて宝島社）など。

（抜粋）