小田切ヒロさん伝授! 美しい顔は「立体眉」で決まる
眉は、顔立ちの印象を大きく左右する重要なパーツ。マスクをするのが当たり前の日常の中で、それを一層強く感じられるようになっています。そこでヘア&メイクアップアーティストの小田切ヒロさんに、GLOW世代を美しく引き立てる美眉作りの秘訣を教わりました。
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メリハリのある立体美眉が顔立ちまでも美しく見せる!
丁寧に手をかけた凜々しい立体美眉で美しい顔を目指す
眉は顔の額縁ともいわれ、顔の中でも特に強い存在感を放つパーツ。ゆえに眉メイクの重要性は増す一方だ、と小田切さんは語ります。
「眉は目力を上げたり、骨格を整えたりして顔立ちの印象を左右するのはもちろん、メイクの時代感や心に秘めた意志、人としての奥行きなどを、どのパーツよりも表現できる重要な部位です。加齢によって顔が大きく変化してくる40代は特に、眉にいちばん力を入れるべき年代。年齢を重ねると顔立ちがぼやけたり、いびつになったりしてくるものなので、眉メイクでフレーム、骨格を矯正することが必要になるんです。それができれば、顔型の印象まで変わり、端正で美しい顔に見せられるはず」
マスク着用がスタンダードになった今は、眉の作り方にも変化が出てきたそう。この時代に、GLOW世代が目指すべき眉とは?
「顔の下半分に大きな余白ができるので、上半顔にヌケはいらない! GLOW世代になると眉と目の間が開いて間延びしてくるから特に、自分で思っている“いい塩梅”より濃く太く、存在感がある眉に仕上げていい。また、最近“眉はふんわり”とよくいいますが、大人がそれをやると老けて見えるし、野暮ったくもなる。ある程度エッジを感じさせることが大事なので、顔全体でメイクに強弱をつけるように眉の中でもメリハリをつけ、立体感を出すようにしましょう。具体的にいうと、眉の上下両方をぼかさず、上の毛質はマスカラなどでふわっとさせ、下のアウトラインは濃い色でキリッと描くこと。眉尻もシャープめにし、横顔までも美しく見せて」
そんな理想の美眉を作るには、手抜きをしないことが大事です。
「シンプル&ラフくらいが今どきな洒落メイクの傾向ですが、眉だけは逆に、しっかり手をかけるべき。使うアイテムの数を増やして丁寧に作るほど、プロ級の美眉になるんです。同じアイテムでトーンや線の太さを調整しながらナチュラルに仕上げるのはプロならできるけど、一般の方には難しい。でもアイテムを変えれば、簡単にテクニック不足を補えますよ」
さらに、大人は何事も端折っちゃいけない、と小田切さんは指摘。
「“これ意味ある?”と思うようなプロセスまで全工程、しっかりやること。たとえば、眉下に細くコンシーラーを入れる技。面倒に思えますが美眉効果は高く、ゆるいシルエットのワンピースに細いベルトを1本締めただけで締まって見えるように、グッと洒落感が上がるんです。ほんのひと手間、ひと匙のかくし味で洗練度が高まり、最終的な素敵さも全然違ってくる。新しい技を取り入れながら最新の立体眉へと更新し、古びない、美しい顔を目指しましょう!」
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メリハリある立体美眉を作るテクニック|ヘア&メイクの小田切ヒロが手順をレクチャー
withマスク時代、GLOW世代が守るべき「立体眉」5つの掟
端正な立体眉ならマスク姿でも美人印象
1:眉の上はふんわりとした毛流れを強調して生命感とヌケ感演出
2:眉の下のラインはキリッと濃く描いて凜とした目力強調
3:自分で思っているよりかなり太く、濃く、強くくらいがちょうどいい
4:使用するアイテム数は多ければ多いほど自然で美しく仕上がる
5:丸み、明るさなどで女性らしさを演出するとダサくなる!
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教えてくれたのは……ヘア&メイクアップアーティスト 小田切ヒロさん
【PROFILE】
トレンドを巧みに取り入れた洗練メイクが人気で、美容に関する知識の幅広さ、深さにも定評あり。メイク解説もわかりやすく、YouTubeチャンネル「HIRO BEAUTY CHANNEL」も大好評。
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眉のアートメイクにスタイリストが挑戦! どんな施術なの? 仕上がりや値段など気になる疑問を解決!
撮影=野呂知功〈TRIVAL〉
ヘア&メイク=小田切ヒロ〈LA DONNA〉
スタイリング=永岡美夏
モデル=松田珠希
取材・文=山本葉子
(GLOW 2021年11月号)
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WEB編集=FASHION BOX