「更年期ドック」って何？婦人科で内診の前にはビデを使うのがマナー??｜産婦人科専門医監修

ヴィーナスちゃんがゆく！

健康診断は受けているけれど、自分の更年期に関わる情報はまるでなしという人も多いのでは？いまはクリニックで更年期について調べることができるそうです。今回はヴィーナスちゃんが「更年期ドック」を行っているEASE女性のクリニック院長の丸山真理子先生にお話をうかがいました。

※ ＧＬＯＷ世代特有の体の変化期である更年期を「ヴィーナス期」と表現しています

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＜今月の調査＞「更年期ドック」って何を調べるの？

「困ったら」行くじゃなく「困る前に」婦人科に！

ヴィーナスちゃん（以下V）：「更年期ドック」を受けるといいのはどんな人ですか？

丸山先生（以下丸）：45才になったら受けるといいですね。特にこれまで子宮頸がん検診を受けたことがない方はぜひ。更年期に入る平均年齢は45才ですから、今後の更年期に向けての変化を知るためにも役立ちます。婦人科に来たことがない人、出産以来ご無沙汰している人は、今の自分の体を知ることが必要です。

V：自治体や勤務先の健康診断を毎年受けている人が多いと思いますが。

丸：毎年健診を受けていて問題ないから私は大丈夫！と思っている人こそ注意が必要です。あなたが受けている健診に女性検診は含まれていますか？子宮頸がん検査は含まれていても乳がん検査は受けていないことも多いと思います。あるいは更年期の症状と間違えやすい甲状腺の病気や女性ホルモン値の推移などを把握できていないのではないでしょうか。一般の健康診断の多くは男性の生活習慣病を見つけるように設計されています。男性向けの項目のチェックをして安心するのは危険です。

V：なるほど！「今後の変化を知れる」とはどういうことですか？

丸：一度ドックを受けると様ざまな検査結果やマンモグラフィ画像のベースが得られるので、半年後、1年後に検査する場合に推移を見て分析することができます。また、更年期ドックの結果から閉経が差し迫っているかもわかります。

V：性病検査や子宮体がん検査を追加したり、いつも受けている検査項目をはずしたりすることも可能？

丸：更年期ドックの前に問診をしますので、気になることをおっしゃっていただければオーダーメイドの検査ができます。これがとても大切なのですが、検査中や後でもわからないことや心配なことがあれば遠慮しないで質問してください。経膣エコーの画像に写っている黒いものは何？卵胞刺激ホルモンって何？血圧と更年期は関係ある？など些細なことでも貪欲に。説明を受ければ安心できたり、新たな知識を得たり、検査の必要性なども理解できると思います。

V：ではいつも気になっている質問を……。内診の前にシャワーを浴びたり、ビデを使うのは礼儀ですよね？

丸：そうされている方が多いと思います。が、いつもの状態で診たいので清潔にしすぎないでください。トイレットペーパーがついていたとしてもまったく気にしません。せっかく受ける内診で正確なデータが得られないことの方が残念ですよ。

EASE女性のクリニックで「更年期ドック」受けてみました！

検査項目

□問診
□血圧・体重
□子宮頸がん
□HPV
□卵巣エコー
□3Dマンモ
□おりもの
□血液検査
□骨密度
□腫瘍マーカー

費用 ¥51,700

web問診を経て予約後、クリニックへ。医師と対面で問診を受ける。その後、それぞれの検査を。子宮頸がんとHPV、卵巣エコー（経膣エコー）は内診を伴う。血液検査では貧血、女性ホルモン・卵胞刺激ホルモン、甲状腺ホルモン、生活習慣病、肝臓、腎臓、高脂血症、糖尿病についてわかる。＊骨密度は院外でのデキサ法による検査

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