大人はおしゃれで社会貢献！注目のエシカルブランド10選｜ネストローブ、カーサフラインetc.

エシカルな視点で着るものを選ぶ

人と自然が共存するために、わたしたちができること。SDGsはもはや地球上で生活するすべての人が取り組むべき課題です。普段のおしゃれを、自然や人に配慮したエシカルなものから選んでみませんか。おしゃれが社会貢献につながる喜びを体験して。

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海へ流れたプラスチックゴミを回収して衣類の材料に

海洋プラスチックゴミを回収・分別・再生し、製品化するプロジェクト「UPCYCLING THE OCEANS」を2015年にスタート。漁師・漁業組合の協力を得て、回収した海洋プラスチックから衣服を作り、販売しています。
https://ecoalf.jp/

漁業で意図せず釣り上げてしまったプラスチックゴミを港に持ち帰り、分別している様子。

チベット族の経済的改善を目指したソーシャルビジネス

チベット族唯一の財産、家畜のヤクの産毛を動物愛護の観点から、1年に1度だけコームですいて収集してもらい、フェアな価格で購入（100％トレーサビリティを担保）。砂漠化が問題になっているチベット高原の緑化も行っています。
http://www.shokay.jp/

チベット高原でヤクを放牧しているチベット族。彼らの伝統的な生活を守ることに繋がる。

完全循環型のモノづくりで衣料ロスを解決に導く

ゴミを出さないことで、衣料ロス問題の解決に取り組むネストローブの「UpcycleLino（アップサイクルリノ）」シリーズ。粉砕して原綿の状態にした裁断くずを原料にし、オーガニックのバージン綿と紡いで新たな服を作り出しています。
https://nestrobe.com/

裁断くずを糸にするために繊維になるまで細かく粉砕（反毛／はんもう）し、綿に戻す。

人体や環境に負荷をかけないオリジナルの天然素材

人体と環境にやさしい機能性と着心地を両立するオリジナルの天然素材を探求し、天然染料90％以上を維持したボタニカル・ダイを採用。受注生産にシフトし、必要数だけを作り、製造に関わるすべての人の自筆署名をタグに記載しています。
https://equaland-trust.com/

すべて手積みし、傷めることなく糸にしたインド綿のオーガニックコットンを使用。GOTS（原綿～紡績）の認証済み。

商品に正直なスコアを表示し地球への貢献度が一目瞭然

天然素材やリサイクル素材を使用し、地球環境に配慮。ホームページでは各商品の「CO2排出量」「水使用量」「温暖化・水不足・資源枯渇・水質汚染」などの貢献度を記載。機能性に優れたアイテムが豊富です。
https://o0u.com/

手前は再生ポリエステルの綿、奥が再生ポリエステルのチップで、ペットボトル由来の材料。

独自のアイコン入りタグでエシカルな取り組みを表示

環境負荷が少ない天然素材・エコ化学繊維を取り入れ、地域に根付いたモノづくりを実践。ゴミゼロを目指し、余剰素材で新商品を作り、在庫商品はリメイクなど新たな付加価値を生んで再販。各活動内容はタグにも表示。
https://casafline.com

オーガニックコットンの普及に取り組み、過常、化繊で作られる商品ネームもオーガニックコットンで作成。

適正な循環を生み出すために残糸・残布をアップサイクル

衣類になることなく捨てられていく糸や生地から衣服を作り、世の中に送り出していくプロジェクト。原料の選定からユーザーの手に渡るまで、全工程を自分たちの目の届く範囲で行い、アップサイクルに取り組んでいます。
https://ryetender.com

羊と環境にやさしく廃棄せずに循環するニット

動物愛護の観点から羊の体を傷つけるミュールジングを行わず、羊毛の買付けから糸づくり、デザイン、製品化、販売まで行う。役割を終えた衣料品を回収し、再資源化する取り組み（CLOTHLOOP）も導入。
https://annual-nz.com

フェアトレードで地元コミュニティーをサポート

他国から遮断されていたソビエト連邦時代に培われた編み物の伝統を受け継ぐロシア人女性によるニットブランド。高齢者の雇用やフェアトレードの実施、過剰生産せず、廃棄物を減らすモノづくりを行っています。
http://store.bshop-inc.com

動物愛護を徹底したノンミュールジングウール

蛆虫の寄生を防ぐために子羊の臀部の皮膚や肉体の一部を切り取るミュールジングを行わず、自然のままの飼育方法で得られるウールを使用。キルティングの中綿もポリエステルからノンミュールジングウールへ移行中。
https://www.pristine.jp/

photograph：Isao Hashinoki
styling：Asuka Ishii
hair ＆ make-up：Kyoko Fukuzawa
model：Aya Takekou
text：Mizuki Sakaguchi
（大人のおしゃれ手帖 2021年11月号）

web edit：FASHION BOX

公開日：2021.11.20