辛酸なめ子がノーマスク女子に遭遇! 手に持った一本のネギにはウイルスを撃退する力が!?

辛酸なめ子が目撃したノーマスク列伝|池袋駅構内でブルマ姿、素手でネギを持つ女子etc.

辛酸なめ子の覗き見♡ OL妄想劇場

『steady.』で連載中の「辛酸なめ子の覗き見♡ OL妄想劇場」。長らく続くコロナ禍のマスク生活。今回はマスクが必需品となった世界で、なめ子さんが見かけたという、ノーマスクで過ごす人々について綴ってくれました。

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この期に及んでヤバいオーラをふりまくノーマスク列伝

最近、ヤバい人を見分ける判断基準のひとつが、公共の場でノーマスク、という点で見た目にわかりやすい感じになっています。公園だったり周りに人がいない場合はノーマスクでも良さそうですが、駅や繁華街などでノーマスクの人がいたら警戒心を抱かずにはいられません。ノーマスクの人は奇行に及ぶこともあり、目が離せない存在です。

先日、オリンピックの取材で仙台に行きました。駅前の大通りに近付くと、横断歩道でもないところをひとりのおじいさんが渡っていました。危ない、とハラハラしながら見ていたら、車の間をすり抜けながら渡りきったおじいさんは、両手を挙げてポーズ。まるで体操選手が技をキメたあとのような清々しさで、歯のない笑顔に光と闇のコントラストが感じられました。そのおじいさんは、そのままの勢いでガードレールを乗り越えました。そしてシュタッと道路に降り立つと、また体操選手のようなポーズで満面の笑顔。脳内スタジアムに大喝采が響いていたことでしょう。ちょうどサッカーなどの会場になった宮城スタジアムも近くです。「車道横断ガードレール越え」という競技の技名でもあったのかと錯覚しそうでした。歯がない笑顔をアピールしていたことからもノーマスク。でもあまりにもポージングが見事だったので、ついノーマスクよりもそちらに注意が向いてしまいました。それ以来、オリンピック中継を見るたびに選手の姿に歯のないおじいさんが重なりました。

また、最近友人がヤバいノーマスクのおじさんの写真を送ってくれました。見ると、池袋駅構内で、おじさんが体操着にブルマ姿でひとりスローな動きでダンスを踊っている光景でした。ふだん他人には無関心な東京の人も、思わず振り返って見ている姿が写されています。両手を前に伸ばし、真剣な表情で踊るおじさん。やはりノーマスクでも注意しづらいオーラを放っています。誰の得にもならなさそうな露出度の高さで、ブルマとソックスの間の絶対領域が存在感を放っていました。自由で少しうらやましいです。

駅で見かけたノーマスク女子。なぜかリア充感をほとばしらせ……

前に地下鉄の駅で見かけたノーマスク女子もインパクト大でした。土曜日の15時頃、駅の改札を出たところで盛り上がっていた男女3人。そのうちの女性ひとりがノーマスクで目を引きました。メイクが薄めで、ヘアスタイルやファッションから推察するとナチュラルなライフスタイルを大切にしていそうです。彼女は別れを惜しむかのように、女友だちとハグ。勢い余って持っていたビニール傘を落としたりしていましたが、何より気になったのは彼女がネギを一本手に持っていたこと。かなり太くて立派なネギでした。どこかで無農薬野菜のマーケットでもあったのでしょうか。レジ袋に入れず、じかに手に持っているのはエコ精神の表れなのかもしれません。そしてやはりノーマスクよりも先にネギに目がいってしまうので、ノーマスクの目くらまし効果を狙っていた、という説も。

どうして彼女はネギを手にあんなに楽しそうだったのか……考えてみたのですが、もしかしたらネギのパワーを信じてのことだったのかもしれません。ネギといえば……思い浮かぶのは、「風邪を引いたらネギを首に巻け」という風邪よけの言い伝え。ネギを手に持っていたらコロナも撃退できる、そんな民間療法を実践していたのでしょうか。実際に、ネギを食べると免疫力がアップする、と言われています。青い部分の粘液に健康成分が。さらにネギの香り成分、アリシンも血流アップや抵抗力を高めてくれると言われています。中国のネギの産地ではSARS感染者が出なかったとか……。つまり、この女性はネギの病気予防のパワーを熟知していて、マスクの代わりにネギでガードしていたのでしょう。久しぶりに公の場でマスクを外せて、自然とテンションが高まります。ネギのアリシンが見えないマスクとなってウイルスをブロックする、と信じていそうです。たしかに何らかのパワーはあるかもしれませんが、一番の効果は、ノーマスクでネギを手に持っている女子はなかなか近寄りがたいので、ソーシャルディスタンスを保てることでしょう。

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PROFILE/辛酸なめ子(しんさん・なめこ)

辛酸なめ子がノーマスク女子に遭遇! 手に持った一本のネギにはウイルスを撃退する力が!?
辛酸なめ子(しんさん・なめこ)

漫画家、コラムニスト。皇室、セレブリティ、スピリチュアルなどの分野に精通。著書は『女子校育ち』(筑摩書房)、『セレブマニア』(ぶんか社)、『辛酸なめ子のつぶやきデトックス』(宝島社)など。『辛酸なめ子の現代社会学』(幻冬舎文庫)は、日本のカルチャー要素をキーワードに、漫画タッチで構成されています。ツイッターのシュールボイスもお見逃しなく。@godblessnameko

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steady. 2021年10月号

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WEB編集/FASHION BOX

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