SDGsから考える 私と地球に心地よい新習慣／毎日の行動編
世界共通の目標として取り組まれているSDGs。壮大な目標に思えるけれど、ひとりひとりの行動が積み重なって、未来をつくります。息をするように当たり前になっている毎日の習慣。ひとつひとつ見つめ直してみると、自分にも、地球にも、そしてお財布にもやさしい方法があるかもしれません。
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WHAT IS SDGs？［SDGsとは］
「Sustainable Development Goals」の略で、訳すと「持続可能な開発目標」。2016～2030年に達成すべき“誰一人取り残さない”ための世界共通の目標として、国連によって採択された。具体的には「すべての人に健康と福祉を」「つくる責任つかう責任」「気候変動に具体的な対策を」「海の豊かさを守ろう」など社会・経済・環境の3分野あわせて全17項目。
Check 01：掃除は環境にやさしいナチュラルクリーニングをする
「バス用」「トイレ用」と収納にあふれんばかりの石油由来の合成洗剤。ナチュラルクリーニング講師の本橋ひろえ先生によると「重曹・石けん・過炭酸ナトリウム・クエン酸・エタノール」の5種があれば家の汚れは大体落ちるそう。海水汚染も減らせる上に容器も減らせてすっきり！
人気のネストローブが裁断くずで服づくり！ 日本の産地も応援できる「アップサイクルリノ」とは？
Check 02：海にやさしい洗濯ネットを使う
ポリエステルなどの化学繊維の衣服を洗濯すると、洗濯くずとして5ミリ以下のマイクロプラスチックが発生し海に流れ、それらは海の生き物たちの体内へ。マイクロプラの流出を防ぐための洗濯ネットや、化学繊維不使用の洗濯ネットを取り入れて。
brand：PRISTINE［プリスティン］・EARTH FRIENDLY［アースフレンドリー］
Check 03：ミートフリーの日をつくってみる
生産や輸送に大量のエネルギーを使う肉や乳製品。環境保護を目的に2009年にポール・マッカートニーが始めた「ミートフリーマンデー」にならって週に一度、肉を食べない日をつくりませんか。代替肉の商品も増加中！
brand：OmniMeat［オムニミート］
Check 04：捨てる前によく考える
大切にしていたものでも卒業するときがあります。でも、すぐに捨ててしまうのは一旦停止。お直し屋さんで修繕できないか、リサイクルショップに持ち込めないか、寄付できないかなどまだまだ活用できないか、考えてみて。
action：野菜くずはベジブロスにする
いつもは捨てている野菜のヘタや皮、コトコト煮ると甘味と旨味たっぷりのおいしい出汁が出るのです。
action：生ごみはコンポストする
家庭から出る生ごみも実はお宝。土や基材に混ぜて微生物が分解すると、植物が喜ぶふかふかの堆肥（コンポスト）に。写真はマンション住まいでも使いやすい、虫や水の侵入を防ぐチャックつきコンポスト。
brand：LFC Compost［LFCコンポスト］
Check 05：電力について考える
暮らしを支える電気。日本では東日本大震災以降、石油や石炭、天然ガスといった化石燃料を使う火力発電が増加しています。化石燃料は限りある資源であり温暖化の一因にも。まずはできることから省エネアクションを。
action：こまめに電気を消す
注意したいのが電気を消し忘れて外出すること。節電するならこまめにスイッチオフ。さらに白熱電球からLED照明に変えるのがおすすめ。
action：エアコンなしで涼しく過ごす工夫を
衣替えするようにナイトウェアやベッドリネンも夏仕様に。汗をよく吸って肌触りの心地いい天然素材を選んで。
brand：PRISTINE［プリスティン］・YARN HOME［ヤーンホーム］
action：移動に公共交通機関や自転車を使う
1.5kmを往復するのにガソリン自動車ではCO2排出量は400g、電車は66g、自転車は……0g！ 一駅二駅の移動は自転車に。
【出典】https://www.kankyo.metro.tokyo.lg.jp/vehicle/management/tokyo/transportation.html
action：ほうきとちりとりで掃除をする
フローリングのほこり程度なら、電源を入れてウォーンと音を立て掃除機をかけずとも、ほうきでささっとはくだけでOK。
brand：Iris Hantverk［イリスハントバーク］
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photograph：Miho Kakuta
styling：Naoko Gencho
hair ＆ make-up：Yoko Yoshikawa
model：tara
text：Nao Yoshida
（リンネル 2021年8月号）
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web edit：FASHION BOX
