中村アン リラクシーを楽しむ夏のパンツスタイル
着心地がよくて楽な服こそ、配色やシルエットで上品さを漂わせることで、洒落感が上がります。そんな大人に似合うカジュアルスタイルを、中村アンさんがしなやかに、美しく着こなします。
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細身ニットとの相性も抜群なシルエットの美しいパンツ
脚長効果絶大なフレアパンツは、タイトなトップスに合わせることでフェミニンに映える。
ボーイッシュなシャツの魅力を最大限に引き出す淡色デニム
ラガーシャツとデニムというカジュアル度高めのコーディネイトは、柔らかい色味のデニムだからこそ、インパクトの強い太ボーダーの存在感を一層引き立ててくれる。ラガーシャツの胸元のボタンを大胆に開けることで、女性らしいニュアンスを纏わせたい。
紺のボトムで上品さを加えた大人のカジュアルスタイル
ネイビーのパンツははくだけで落ち着いた印象に仕上がる、大人のための万能ボトム。カジュアルなトップスも同系色を選べば、洗練された雰囲気になる。
<SPECIAL INTERVIEW>今の自分と素直に向き合うことで新しいステージにアップデートできる
ヘルシーさと女性らしさに加え、最近は大人の余裕を感じさせるしなやかなオーラをも纏う中村アンさん。「髪を切ったことがターニングポイント」と笑う彼女に、大人のファッション論や7月期ドラマで演じるヒロインについてなど、心境を語ってもらう。
カジュアルな着こなしこそ大人ならではの微調整が大事
霧のような小雨が優しく空気を湿らせる梅雨の日の午前中、ニュートラルで自然体のままカメラのレンズに視線を向ける中村アンさん。「ラフでゆるい着こなしが気分なんですよね」と撮影後は微笑みながらインタビューへ。表紙を飾るたびに毎回ちがった表情を見せる彼女に、今のファッションの気分について聞いた。
「ショートヘアにしてからゆるい服がハマるな、と(笑)。仕事だとわりとキリッとした女性的な服が多くて、それも格好いいんですけど、基本的にプライベートではカジュアル派。服を買う時も、どう着たいかを重視するのでメンズかレディースかもあまり気にしません。この形だったら大きめに着たほうがシルエットがきれいに見えるなとか、その服が美しく見えるバランス、サイズ感を意識します。それと着心地のよさも。着心地にストレスがあるかないかでテンションが左右されちゃうんです。なので最近のワードローブはストレスフリーな服がスタメンです(笑)」
普段から着慣れているせいか、カジュアルに振り切ったこの日の衣装は、ゆるいヘアスタイルと相まってどれもこなれ感があって新鮮。ただ、大人ならではの微調整も忘れないのが彼女らしさだ。
「今日撮影で着用したようなデニムやパンツは体に正直な服たちなので、可愛いからって飛びつくと事故になる(笑)。試着してしっくりこなかったらそれはスパッと諦めて、自分にきちんと似合う別の服との出会いを探しますね。Tシャツやスウェットも好きですが、これも気をつけないとだらしなくなってしまいそう。だからジュエリーに頼りたくなるのかな。とはいえ、20代の頃に合わせていた華奢なネックレスはどうもしっくりこない。最近は、存在感のあるデザインのほうが断然落ち着くんです。そういった年齢とともに変化するバランスも楽しんでいきたいです」
演じる女性管制官の役は等身大で恋愛面でも共感
ボーイッシュな着こなしの中にもどこか優しい空気を纏う中村アンさん。聞けば7月期の新ドラマ「NICE FLIGHT!」での役柄が、私生活にも影響しているのだそう。
「その時々で演じる役に半分入り込んでしまうんです。今撮影している作品が、空と空港を舞台にパイロットと航空管制官の関係を描くラブストーリーということもあり、“柔らかさ”を意識しているせいかもしれません。恋をすると気持ち的にも優しくなっていくはずだし、それをどうやって表現しようかと日々考えているんです。前髪を作ったのもそのため。自分なりに新鮮さが出せたらいいなと思い、試行錯誤しています」
玉森裕太さん(Kis-My-Ft2)演じる副操縦士が、中村アンさん扮する女性管制官の声に“ひと聞き惚れ”したことから展開するストーリーの今作。
「声に恋するって面白いですよね。私だったら? 男性の声では、元気いっぱいというよりは落ち着いたトーンが好きです。“ありがとう”の一言に重みがあるような。でも好きになったらどんな声でも愛おしくなってしまうんでしょうね(笑)」
“声”をキーワードに交錯していく恋愛ドラマ。意外にも等身大のキャラクターを演じるのは珍しい。
「これまで演じてきた役はどこかクセがあるというか、恋愛でもこじらせ女子だったので、ここまで純粋に恋愛をするというのは自分でも楽しみですね。すごくプロフェッショナルでデキる管制官なんですけど、仕事を離れると隙がある、恋愛面はいま一歩という。同年代の役だし、気持ちはわかります(笑)」
恋に踏み出せない30代という設定に共感するという彼女に、今思う恋愛の本音を聞いてみた。
「勢いではいけないぞ!っていう感覚があります! 生活に波風が立つなら面倒くさいし、いいかって。でも“思い切って飛び込んだらちがう景色が見られるぞ”っていうことも経験上わかってる。躊躇する気持ちもある反面、積極的に向き合ってみようかなと思いつつあるお年頃です(笑)」
年齢を重ねるにつれ、複雑さを増す対人関係でも自身を見つめ直す。
「恋愛だけじゃなく、女友達でも家族でも仕事でも一歩踏み込んでいく気持ちって大事だなって思っていて。このドラマでも学んだんですけど、素直になって思いを伝えるだけで距離がぐっと縮まるし、自身も成長する。そんな体験をこの一年でたくさんしました。気まずくなったら、と思い留まるより言葉にして伝える努力をしたほうが、ずっと関係性が進展すると思います!」
繊細さに俯瞰力、そして持ち前の性格が自然とコミュニケーション力を向上させる。30代の中間地点、心の障壁を乗り越えた先の景色は、きっと色鮮やかなものであるにちがいない。
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PROFILE/中村アン(なかむら・あん)
1987年9月17日生まれ、東京都出身。7月期金曜ナイトドラマ「NICE FLIGHT!」(7/22スタート、毎週金曜23:15~他 テレビ朝日系)でヒロインの女性管制官・渋谷真夢を演じる。
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撮影=菊地泰久〈vale〉
スタイリング=NIMU〈まきうらオフィス〉
ヘア&メイク=渡嘉敷愛子
取材・文=小嶋多恵子
(InRed 2022年8月号)
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WEB編集=FASHION BOX