レシピ不要で煮崩れ知らずに!絶品「肉じゃが」を作るコツ

家庭料理の定番で人気メニューの肉じゃが。美味しく作りたいのはもちろんだけれど、だからといって毎回レシピを確認するのも手間なもの。そこで、覚えておくとササッと作れる、肉じゃがのコツを紹介します。

 

教えてくれたのは……

出典: FASHION BOX

前田量子さん
料理家・管理栄養士。前田量子料理教室主宰。東京理科大学卒業後、織田栄養専門学校にて栄養学を学ぶ。著書に『誰でも1回で味が決まるロジカル調理』(主婦の友社)。

 

肉じゃが

じゃがいもの中心まで味がしみていながら、煮くずれることなく、形を保つ。

出典: FASHION BOX

調味料の比率

だし 8 : しょうゆ 1 : みりん 1

 

火入れのコツ 〜煮くずれしやすい野菜を煮る〜

  1. 最初に油で炒めて、コーティング
    はじめにやや多めの油でしっかり炒めると、煮くずれしにくくなる。また、みりんに含まれる糖とアルコールは、煮くずれを防ぐ効果あり。
  2. 火加減を強くしない
    煮汁が沸いて、落としぶたにかぶるようでは火が強すぎて、煮くずれる。落としぶたのまわりを、小さな気泡がフツフツしているくらいがベスト。

<材料> ※2人分
豚肩ロース薄切り肉…100g
じゃがいも…300g(小3個)
玉ねぎ…150g(大1/2個)
にんじん…50g(小1/2本)
八方だし:だし…240mL、しょうゆ、みりん…各大さじ2
油(サラダ油、ごま油など好みのもの)…大さじ1/2

<作り方>

  1. じゃがいもは皮をむいておよそ4等分の乱切り、玉ねぎはくし切りにする。にんじんは、7~8等分の乱切りにし、豚肉は3cm幅に切る。
  2. 鍋に油を熱し、弱めの中火で野菜を炒める。野菜のまわりがうっすらと透明になったら、火を止めて八方だしを注ぐ。強火にかけて沸騰させる。アクを取り除き、肉を1枚ずつ広げ入れ、さらに沸かしてアクを取る。
  3. 2に落としぶたをし、さらに鍋のふたをする。弱めの中火で15分煮る。
  4. じゃがいもに竹串がスッと入るほどやわらかくなったら、火を止めてそのまま10分おく。

 

(リンネル編集部)
cooking: Ryoko Maeda
photograph: Miyako Toyota
styling: Hiroko Nakada
illustration: Kayo Yamaguchi
text: Masami Fukuyama, P.M.A.Tryangle
edit: FASHION BOX, P.M.A.Tryangle
※ 画像・文章の無断転載はご遠慮ください

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