好きなことを追求すればするほど世界は広がって、今まで見たことがない自分に気づく。“好き”を追求する楽しさとは。ブログ「純喫茶コレクション」で純喫茶への愛をつづる会社員・難波里奈さんにお話を伺いました。夢中になることで、自分自身のアップデートにもつながったそうです。
日中は会社員、週末は純喫茶愛好家
難波里奈さん
難波さんのお気に入り純喫茶のひとつ、東京・高円寺の名曲喫茶「ルネッサンス」にて。ランプが穏やかに灯るなか、クラシック音楽が流れる空間は一人静かにくつろぐのに最適。
RINA NANBA:会社員/東京喫茶店研究所二代目所長。
ブログ「純喫茶コレクション」が人気を呼び、多くの純喫茶本を執筆。純喫茶愛好家としてテレビや雑誌でも活躍。著書『純喫茶の空間』(エクスナレッジ)。
「純喫茶を“日替わりの自分の部屋”として開拓するのが楽しい日課です」
レトロなアンティーク家具、心地よいクラシック音楽。チェーン店とは違う、独自の世界が宿る純喫茶を愛してやまない難波里奈さん。日中は会社員、週末はあちこちの純喫茶を巡る純喫茶愛好家です。
「純喫茶は、もうひとつの私の部屋。自宅には多くのアンティーク家具を置けないので、純喫茶で満喫しています。行けば毎日違う部屋が楽しめるので」
お店を訪れると調度品を眺めたり、店主とおしゃべりを楽しんだり、あっという間に時間が経ってしまうのだとか。そんな純喫茶愛をブログで紹介していたところ、トントン拍子に書籍化が決まり、今や6冊を上梓。雑誌やテレビ、講演依頼も舞い込む多忙な身に。それでも仕事帰りに1〜2軒、週末は2〜3軒の純喫茶巡りを欠かさない難波さん。現存するうちに1軒でも多く訪れたいと、今日も純喫茶に足を運びます。
難波さんの純喫茶アイテム
【撮影&取材アイテム】
難波さんがお店を取材するときは自身で撮影もこなして大忙し。コースターやストローはビニールケースに入れて持ち帰ります。カメラはレトロなオリンパスのもの。
【お店のマッチ箱】
全国の純喫茶で難波さんが収集したマッチ箱。どのマッチ箱もお店の個性が現れるレトロなデザインでうっとり。2箱並べてひとつの絵になるユニークな図案も。
【読みかけの書籍】
バッグのなかには純喫茶で読むための書籍が必ず1冊。今、読み進めているのは井川直子さんの『変わらない店』。昭和に生まれた名店を独自の視点で綴る内容に。
難波さんが夢中になって変化したこと
★毎日が充実するようになった
時間があるときは、路線図を片手に知らない駅で下車し、その町の純喫茶を探すのが楽しみに。20分あれば純喫茶でひと息つけるので、隙間時間も充実するようになったそう。
★人見知りをしなくなった
純喫茶を訪れたら内装やメニュー、お店の歴史を少しでも聞きたい気持ちから、人見知りが消えたという難波さん。純喫茶のマスターはおおらかな人が多いのでたくさん話せるのだとか。
★自分をリセットできるようになった
友人や恋人、家族に話しにくいことも、店主になら近すぎない距離感なので悩みを打ち明けられるそう。心のモヤモヤを家に持ち帰ることもなくなり、帰り際には気持ちもすっかり晴れ晴れ。
※ 画像・文章の無断転載はご遠慮ください
photograph_Ikue Takizawa
text_Tokiko Nitta
edit_Satoko Ishikawa[vivace], FASHION BOX
(リンネル 2019年5月号)
【いま読まれている人気記事】
趣味は建築模型!?人気モデルの日常とは
暮らしが豊かになる正しい手間のかけどころ
美エロ写真が豊作♡マギーの写真集チラ見せ
人気芸人が再現!ナチュラルメイクのNG例
知らないと恥ずかしい正しい電話マナー
手相芸人・島田秀平が教える金運UPテク