自分嫌いを克服できる⁉︎夢中になれる趣味の見つけ方

趣味や好きなことを通じて、新しい自分や夢を見つけたい!という思いは誰もがあるはず。「自分が嫌い」という感情を克服したエッセイスト・わたなべぽんさんに“夢中になれることの見つけ方”をうかがいました。大人になった今こそ、趣味に生きる人生は、きっと日々の暮らしをもっと豊かにしてくれるはずです。

明日が来るのがワクワクする、夢中になることがある幸せ

お話をうかがったのは……

出典: FASHION BOX

エッセイスト
わたなべぽんさん

『スリム美人の生活習慣を真似したら』(KADOKAWA)シリーズが30万部超えのヒットを記録。その他、体を張って人生の苦手を克服し続ける実録コミックエッセイが大人気。

「楽しい、知りたいという気持ちを大切にすることですね。せっかく自由に選べる大人になったのだから、興味のあることは試したほうがいいし、やってみて合わなければやめればいいだけ。休んで数年後にまた始めるのもアリ。そして、夢中になれそうなことが見つかったら“自分だけのプチ目標”を掲げてみては?クリアして自信をつけていくたびに夢中になっていきます。
私は昔、自家製酵母パンを作るのにハマっていたのですが、このときは夜布団に入っても“明日うまくパンが焼けるかな”ってワクワクしたほど。家族や友人においしいと言ってもらえると、ウジウジ考えていた悩みごとさえ吹き飛びました。明日を楽しみにできる何かがあると、前向きな自分にもなれるのだと思います」

夢中になれることを探すヒント

忙しくて時間がない、お金がかかってしまう……などの理由で踏み出せない人も多いかもしれません。夢中になれることは、実は日常のなかにもたくさん。わたなべぽんさん流の“好き”の見つけ方をご紹介します。

【1 暮らしの小さなことにこだわってみる】

出典: FASHION BOX

日常のささやかなことを変えてみると、意外にも新しい一面に気づかされます。わが家には長年使っていた炊飯器があったのですが、ある日それが壊れてしまい仕方なく、見よう見まねで土鍋を使ってごはんを炊いたことがありました。そうしたら、あまりのおいしさにビックリ!それ以来、すっかり土鍋に夢中になりました。「さらにおいしく、効率よく炊くにはどうすればよいのだろう」「炊き込みごはんにするときはどうすればよいのだろう」「冷蔵庫にストックしておくにはどれくらい炊くといいのだろう」……と追求したら、さらに楽しくて。炊飯器を処分して8年たった今もわが家は土鍋が定番です。

【2 子どもの頃の自分を思い出す】

出典: FASHION BOX

子ども時代の自分から気づくことも実は多いもの。私は子どもの頃から海で貝殻などを拾い集めるのが好きだったのですが、それは大人になった今も「ビーチコーミング」(海岸に打ち上げられた貝殻や流木などの漂流物を収集・観察すること)という趣味のひとつとして続いています。子どもの頃に好きだったことは、基本的には大人になっても変わらないのかもしれません。子ども時代に好きだったことや、憧れていたのに大きくなるにつれて何らかの都合でできなかったことを思い出してみては。没頭できる趣味に出会えるキッカケになるかもしれません。

【3 楽しい・知りたい気持ちを大事にする】

出典: FASHION BOX

自家製酵母のパン作りに夢中だったときは、市販のイースト菌ではなく果物の酵母でパンを作ってみたくて、いろいろな果物を発酵させたことがあります(笑)。パンの材料は金額的にも負担が大きくないし、仕込んで寝かせるだけなので拘束時間もありません。手間はかかりますが、それがとても楽しくて失敗も含め試行錯誤がおもしろかったです。お金や時間をかけなくても楽しめることって、実は日常の延長線上にあるのかもしれませんね。そんなささいな“楽しい”や“知りたい”という気持ちにストップをかけず、思いつくまま挑戦したり勉強してみるのもよいのではないでしょうか。

【4 周囲を気にしない】

出典: FASHION BOX

これは自分自身にも言えることなのですが、新しいことを始める前に「こんな趣味、人に笑われないかしら』とか『私みたいな初心者が笑われちゃうかも……」と、頭をよぎることがあると思います。でも、そんな理由でチャレンジすることをあきらめてしまうのはもったいない!人と比べたり、焦ることはありません。自分が興味のあること、知りたいことや楽しそうだと思えること、そして子どもの頃から体験してみたいと思っていたことも、大人になった今こそ心のままにやってみてもいいじゃないですか。周囲のことは気にせず自分の気持ちを大切に、と多くの人に伝えたいです。

※ 画像・文章の無断転載はご遠慮ください
illustration_Maori Sakai
text_Tokiko Nitta
edit_Risa Sato[vivace], FASHION BOX
(リンネル 2019年5月号)

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