この春トレンドカラーの「白」。敬遠していた人も、マイ定番という人も、自分の年齢やトレンドの変化に応じて、選ぶ「白」を見直してみることが重要！今回は流行に敏感な方たちに白コーデについて語っていただきました。
「私の白」こう着てます！
【教えてくれたのは……】
[左]椿原順子さん
steady by ccデザイナー。最近、加齢による体形変化を実感。
[中央]行方ひさこさん
ブランディングディレクター。シンプルかつモードなスタイルが定番。
[右]峰岸彩織さん
最新トレンドを熟知した敏腕スタイリスト。若い頃からカジュアル派。
優しく女らしく見られる白は、40代の気持ちにフィット
峰岸：白って大きく分けて2通りのイメージがあると思うんです。パキッとしたシャープな白とふんわりやわらかい白。私はシャープなカジュアルが好きだから、後者は今まで避けていたのですが、年齢とともにやわらかいものに惹かれるというか、優しく見られたい気分に（笑）。だから今年はリネンやニット、カットソーなどソフトな素材感の白を着たいと思っています。でも“ほっこり”したいわけじゃないから、ゴールドのバングルなど、どこかにスパイスを入れてバランスを取るつもり。
＊モード派の白
白のグラデーションで優しげな印象に
コーデュロイのアイボリーホワイトのコートはエトレ トウキョウ。
「コートを主軸にニットもパンツもベージュ系でまとめ、ソフトなグラデーションスタイルを作りました。コートの素材がコーデュロイなので、白でもコンサバにならなくて◎」行方ひさこさん
行方：やっぱり相対的に白は好感度が高い印象になりますよね。私は目上の人とお会いするなど、きちんと感を出したい時にも白を選ぶことが多いかも。
椿原：子どもの入学式とか、オフィシャルな場所でも鉄板で、紺や黒を合わせてオールマイティに活躍中です。悪目立ちしない華やかさは白ですね！
＊トーンに幅のある白は、アイテムによって使い分け
峰岸：私の場合、雪のような真っ白よりも、くすみ肌をカバーするアイボリーくらいの温かみのある白が似合うみたい。見える面積が少なめのインナーだったら真っ白でもいいし、ワンピやコートなどの大物だったらアイボリーなど、白の使い分けをすることもあります。また素材感もポイントで、触ってやわらかいものや透け感のあるものは白がなじんで着やすいと思います。
椿原：なじませたり際立たせたり、白って本当に奥深い色ですね。だんだん白に抵抗がなくなってきました。そこまで警戒しなくても、自信を持って素敵に着られそうな気がする！
行方：そうですよ。差し色や締め色を駆使しつつ、全身白で着ちゃうくらいでも今年らしくて粋に見えるはず。
峰岸：この春夏は、みんなで白のおしゃれをとことん楽しみましょう！
「似合う白」を見直してみる！
【脱カジュアルの「白」】
★白Tシャツやフーディが得意
★白い服は苦手だから白スニーカーに頼りがち
そんな方は……『モードな白い靴で足もとから大人に！』
4万8000円（ネブローニ／フラッパーズ）
トラッドテイストのウイングチップサンダルは、サイドから肌見せでき抜け感も。
3万7000円（ピッピシック／ベイジュ）
ぽってりとボリュームのあるウッドソールサンダル。アッパーの直線的なカッティングがシャープ。
【脱コンサバの「白」】
★白シャツを着ると、女子アナみたいになる
★デザインがシンプルすぎると老けてみえる
そんな方は……『１枚でサマになるデザインワンピにTRY!』
5万2000円（サヤカデイヴィス／ショールーム セッション）
フラップの留め方で変化をつけて着られるデザインワンピ。さらりとしたハリのある生地で美シルエットをキープ。
3万8000円（ハイク／ボウルズ）
透け感のある白が旬。たっぷりギャザーで後ろ姿が女性らしい。
編集アヅマ
「肌質や体形の変化で似合う『白』は変わります。コンサバ→『老け』、カジュアル→『地味』見えを回避すべく、旬アイテムを味方に！」
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着たい白服と似合う白服が食い違う……白コーデの悩み
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撮影_目黒智子（人物）、草間大輔（商品）
スタイリング_峰岸彩織
文_土谷沙織
編集_佐藤里沙[vivace], FASHION BOX
（ＧＬＯＷ 2019年5月号）
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