大人の女性は、ライフスタイルや体の変化などさまざまな影響を受け、自分のにおいも変化するもの。今回は、毎日ケアしたい衣類のにおいについて、対策法をプロにお伺いしました。
教えてくれたのは……
工藤千草さん
日本女子大学通信教育課程特任教授。繊維製品品質管理士、消費生活アドバイザー。大手洗剤メーカーで長年勤務した後、現職に。
においを抑える、毎日の衣類ケア
自分から発するにおいは服にもつきます。毎日洗うわけではない衣類にもにおい対策を忘れずに。また、洗濯時には、におわない洗い方、干し方を覚えておきましょう。
****一度着た服のケア****
着た後はすぐにクローゼットにしまわず、1日陰干しをします。直接肌が触れる襟や袖口、半袖のインナーを着た際のアウターのひじから手首までは蒸しタオルで汗や皮脂を拭き、消臭・抗菌スプレーを洋服の外側と内側にかけるとにおいの防止に。アイロンのスチームや浴槽の蒸気にさらすのも手。
****洗濯のコツ****
洗剤の量は洗濯物に対して表示通りに、量は洗濯機の容量の70~80%で洗濯物がしっかり水に浸かっていることがポイント。洗濯洗剤は漂泊剤が配合されたものを選びます。なおにおいが気になるなら40℃の湯に酸素系漂白剤と、酵素入り洗剤を入れて、1時間つけ置きをするとにおいを除去できます。
****干し方のコツ****
雑菌が繁殖しやすい温度30~40℃、湿度80~85%に洗濯物がさらされる時間を減らすことがポイント。風通しのいい場所に干します。角ハンガーなら外側にタオルなど長いもの、内側はソックスなど小物を干すと、空気の対流がよくなります。干す前に乾燥機にかけたり、干したら抗菌スプレーをかけるのも効果的。
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illustration_Nagisa Hamada
text_Mie Minezawa
edit_Risa Sato[vivace], FASHION BOX
(大人のおしゃれ手帖 2019年5月号)
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