梨花が多くを語らない自身のブランド「M」に迫る!

about「M」

撮影中のつい笑ってしまう軽快なおしゃべりも、「ちょっと会えるかな?」で始まり大抵1時間押しになるプレゼンに近い打ち合わせも、つい聞き惚れてしまうくらい話上手な梨花。ところがインタビューになると、とたんに口が重くなる(笑)。そんな梨花の心の内とは。

今回は、この秋、新しく生まれ変わったMAISON DE REEFURのオリジナルライン「M」についてお届けします。

日常を気持ちよく生きたい。そこに必要なものは、そんなに多くはないんだ。

出典: FASHION BOX

ライター泣かせな彼女と長く付き合っていると、話せないんじゃなくて、ときにあえて話さない人なんだな、という姿勢が見えてくる。今回のMについてもそうだ。

インスタにすら出さない裏方の仕事に注ぐ熱量、それに引き込まれどんどん集まる人、ヒートアップしていく盛り上がりは、そのまま渦の中心にいる彼女に数倍になって返ってくる。次は、次は、次はどうする? 途切れない期待。プレッシャー。まるでラヴェルの『ボレロ』を聴いているようだ。最後はどうなってしまうんだろう?

そんな周囲の視線に対して、向かい合う彼女は力むことなくリラックスしている。モデルとして、人生最大のスランプと呼べる時期を抜け、気持ちが乗りに乗っている今、期待という名の重圧はむしろ彼女のやる気を後押しする心地よい追い風に過ぎないようだ。

「Mは日常を気持ちよく生きたい、そんな想いを込めて作ったブランド。そこに必要なものは、そんなに多くはないんだよね」
最近、クローゼットの6割を断捨離した彼女。息子が生まれて6年、ハワイと日本を行き来する生活も4年目に突入し、変わってきた自分自身のライフスタイルがMには大きく反映されている気がする。

「朝起きて、まず深呼吸するの。呼吸を整える大切さを最近また実感してる。時間があるときはヨガも。前はレッスンに行ってみたりしていたけど、最近はね、それも難しいから自己流(笑)。自分のからだの気になる箇所を重点的に、家で動画を見てやってる。たくさんバリエがあっていいのよYouTube(笑)」

Mにはまさにそんなシーンで着たいレオタードやブラトップ、レギンスが充実している。そして心地よいカットソーやニット、彼女のスタイルに欠かせないデニム、軽やかなコート。ファッションにはいろいろな選択肢があるけれど、彼女が行き着いた結論はこれだ。心地よく整えた気持ちを、ふわっと包み込むような着心地のいい服。それがM。まず心ありき。それは日々の過ごし方であり、どう生きるかの美学。

冒頭に戻るが、梨花が多くを語らないのは、自分の発言の影響力を理解しているから。そんな気がする。Mについて、こういうブランドです、こう着てほしいです!と言ってしまうのは簡単。でも、彼女の想いはそうじゃない。手に取ってもらった瞬間から、どう着るかはその人次第。制限なく自由に楽しんでほしい、それが願わくば日常を気持ちよく過ごす一欠片(ワンピース)になってくれたら。

だから彼女はこう言う。
「Other Choice is your Choice! 」
私が精一杯作り出したものを選んでくれてありがとう! あなたらしく楽しんでね! そう笑顔で叫ぶ梨花の姿が目に浮かぶ。

心地よいものをサラリと羽織って家を出る——。Mにはそれだけあればいい。

出典: FASHION BOX
出典: FASHION BOX
セーラーカラーコート¥45,000、ニットオールインワン¥30,000、トートバッグ¥16,000(全てM/メゾン ド リーファー)、ピアス¥42,000(ブランイリス/エストネーション六本木ヒルズ店)、その他本人私物

大きなセーラー風の襟が特徴のガウンコート。ややハリのある素材を使用しているのでシルエットがとても綺麗。その中に着たニットのオールインワンは、肌触りのよいカシミア混素材を使用。ウエスト部分にゴムを入れ、その人のスタイルに合った位置で自由にブラウジングできるデザイン。締めつけがなく1枚で様になるところも魅力的!

(otona MUSE編集部)
photograph:TISCH[UM]
hair:TOMOHIRO[M-rep for mondo-artist]
make-up:MIKAKO KIKUCHI[TRON]
model:RINKA
coordinate:HIROMI OTSUKA
special thanks:KOZUE ANZAI
edit:SATOKO ISHIKAWA[vivace] , FASHION BOX
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