ステディ読者の間でも感じている人の多い、月経前・月経中の不調。その不調、実は食事の見直しで軽減することができるのだとか。今回は、自宅でもできるフェムケアのひとつとして、食によるアプローチをご紹介します。カギとなるのは、女性に好きな人の多いアサイーです。
●月経前・月経中の不調を食事で整えよう
頭痛、疲れ、肌荒れなど、月経前・月経中になんとなく感じている不調。実はこれらの症状は、貧血関連の症状に入ります。貧血とは、体の中で酸素不足になっている状態。いわゆる立ちくらみやめまいなどのわかりやすい症状だけではなく、疲れやすい、顔色が悪い、体が冷えるなどの症状も貧血から来ていることが多いのです。ですが、自分が貧血気味だという自覚を持っている人は少なく、その対策をしている人もほんのわずか。多くの女性が月経前や月経中の不調が当たり前になっているのです。そこで、健康診断で「貧血」と診断されていなくても、食事で貧血対策に取り組み、心地よく暮らせるようにしていきましょう。
●貧血対策に適した食品ってなにがあるの?
貧血対策でまず意識すべきことは、血液を造ること。造血するためには鉄を効果的に摂っていくことが大事です。成人女性の1日の鉄の摂取量の目安は、10.5mgといわれていますが、女性は、月経の際に血液とともに鉄分も体の外に排出されてしまいます。その量、毎月約40mg。女性は特に鉄の多い食品を摂ることが重要だといえます。そこで、おすすめなのがスーパーフードでもあるアサイー。鉄分が豊富な食材といえば、レバーやカツオなどが上がりますが、毎日食べるのには少しクセが強いかもしれません。一方、アサイーは、スムージーなどで飲めば取り入れやすい食材。さらにアサイー輸入のパイオニア「フルッタフルッタ」の研究によると、鉄分が豊富なうえに、造血ホルモン(血液を造るのを促してくれる、エリスロポエチンというホルモン)を増やしてくれます。今、改めてアサイーの素晴らしさが注目されているのです。
●自宅で試せるアサイーメニューを知りたい!
アサイーの料理といえば、スムージーやアサイーボウルなど、どちらかというとドリンクやデザートをイメージされる方が多いのではないでしょうか。アサイーそのものには甘味や酸味、香りなどがほとんどないため、アサイーを搾りたてのまま冷凍パックしたものも売られています。おかずにしたり、ソースとして使ったり、取り入れ方もいろいろ。鉄分以外にも、ポリフェノール、食物繊維、ビタミン類が含まれ、栄養価もとっても高い! 今回はそんなアサイーを活用しやすいおいしいレシピを紹介します。
①チキンソテー・アサイーソース
アサイーをソースにして、チキンソテーに合わせたもの。アサイーに含まれるポリフェノールの渋みが肉の脂を分解し、さっぱりと食べられます。さらにアサイーソースが肉の旨みを引き立てる役割も。
②アサイーフレンチトースト
アサイージュースと卵で焼き上げるフレンチトースト。アサイージュースをパンにじっくり染みこませることでふわふわの食感に。バターを使わずとも、アサイーの持つ油分でこんがり焼き上がります。
③マグロの佃煮
鉄は、動物性のヘム鉄と植物性の非ヘム鉄を合わせて摂るとより効率的に吸収できます。こちらは、ヘム鉄を含むマグロと、非ヘム鉄を含んでいるアサイーを組み合わせたおかずです。甘辛い佃煮は常備菜にもおすすめですし、お弁当の一品にも。
※出典はすべて「隠れ貧血・スポーツ貧血のためのアサイーの食事術(WAVE出版)」
●都内のカフェで食べられるフェムケアメニューを紹介
5月26日(木)まで、渋谷の「JINNAN CAFE」(東京都渋谷区神南1-17-5 クーラビル1F・B1F)で「たべるフェムケア」メニューを展開しています。
メニューは、
・ビーフのグリル アサイークーベルチュールソース ブルスケッタ2種(¥1,840)
・あさりとほうれん草のアサイー玄米リゾット マグロのレアグリルと季節野菜(¥1,690)
・マグロのレアグリルとアサイーのフォー(¥1,390)
・ベリーとナッツのアサイーポテトサラダ(¥690)
・ごろごろフルーツ&アサイーボウル(¥1,490)
・アサイーとベリーのパフェ 自家製アサイーマカロン・ヨーグルトアイス添え(¥1,540)
の全6種。
試食会に参加したライターYが印象に残ったのは、フォー。アサイーの鮮やかな色のスープが見た目にも美しく、さっぱりといただけました。アサイーボウルやパフェは、フルーツもたっぷりで、改めてフルーツとの相性がいいんだなと実感。食べるたびにパワーチャージされるような気がしました。パフェにはアサイーマカロンが添えられていて、ほどよい甘さでおいしくいただけました。他にも5月9日(月)から6月8日(水)まで
都内4店舗で、続々とたべるフェムケアメニューが登場する予定だそうです。
●まとめ
女性の多くが、自覚を持たない“隠れ貧血”であり、その対策もできていません。貧血対策で一番効果があるのは、血を造り出すこと。食品から造血は可能ですが、食べてすぐ変化があるわけではないので、少しずつでいいので毎日摂取していくことが大事。栄養価が高く、いろんな食品との相性のよいアサイーをぜひ取り入れて、自分の体をケアしていきましょう。
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