東京美容クリニック 美容婦人科・山村菜実先生が指南! 今すぐ始めるフェムケアのこと

美容皮膚科、美容外科だけでなく美容婦人科を併設し、女性ためのトータルケアを行っている東京美容クリニック。「美容婦人科」という言葉を初めて聞いた人も多いはず。まだ、新しい分野である「美容婦人科でできること」について山村先生にお伺いしました! また、今すぐ始めたいフェムケアや、梅雨から夏にかけてのフェムケアについてもご紹介しちゃいます。

 

東京美容クリニック 理事長 山村菜実先生
PROFLE
産婦人科専門医と抗加齢医学会専門医を取得した後に美容皮膚科・美容外科・美容婦人科を行う東京美容クリニックを開設。Instagramは@dr_nami_tbcl

 

教えて! 山村菜実先生♡
01.東京美容クリニックの美容婦人科とは?

婦人科、という名がつく通り、デリケートゾーンのケアが中心で形やニオイ、生理痛、性交痛などを含めた性交にまつわる悩みなど個々に合わせて、診察や手術を提供。膣を縮小する「膣ハイフ(ゴールドウルトラヴェラ)」や膣周りの黒ずみ等を解消する施術のほか、若々しい肌を目指す「PRP注入」などの施術がある。

「お肌の悩みで美容皮膚科にいらっしゃる方の中には、ホルモンのバランスがくずれているのが原因となっている場合など、婦人科と密接な関係があります。そこで、東京美容クリニックの美容婦人科では、保険適用外の婦人科形成のようなデリケートゾーン周りの悩みを施術で解決するだけでなく、保険適用内の提携先の産婦人科と協力して多方面から悩みを解決することを目指しています」(山村先生)

山村先生が、東京美容クリニックの理事に就任したのは、産婦人科医をしていた経験がベースになっているそう。

「産婦人科は妊娠や出産の他、性病、婦人科系のガンなどの治療が中心になるので、なかなか個人的なデリケートゾーン周りや性交痛の悩みに関してカウンセリングをし、改善に導くという保険適用外の診療までカバーするのが難しいんです。そのことを医療現場で実際に感じたことがきっかけで、幅広く女性のデリケートゾーンに関する悩みを改善できる場所を作りたいと思ったのがきっかけです」(山村先生)

「美容婦人科」は家族や友人にも相談できないデリケートゾーンの悩みを様々な方向性から改善に導いてくれる場所として、注目を集めている。

教えて! 山村菜実先生♡
02.sweet世代に多い悩みとは「チナラ」だった!?

山村先生のクリニックには様々な悩みを持ったお客様が訪れるが、sweet世代に多い悩みはなんと「膣なら(ちなら)」なのだそう。

「膣ならとは、膣内に空気が入り、その後体勢の変化などで空気が膣からもれ、おならのような音が出てしまう生理現象。ヨガなどでも膣ならが出てしまうため恥ずかしくていけなくなってしまったという方もいらっしゃいます。膣ならは膣が緩んでしまっていることも原因の一つと言われているので、日頃から膣トレなどで骨盤底筋を鍛えることが大切です」(山村先生)

教えて山村先生!
03.今すぐ始めたい「膣トレ」とは?

「膣トレとは、骨盤底筋という骨盤内にある膀胱や子宮、直腸などを支えるインナーマッスルを鍛え膣圧を上げるトレーニングのこと。ここを鍛えることで、膣が引き締まり尿もれの解消に加え、お腹周りがスッキリするといったダイエット効果も期待できます」(山村先生)

膣トレのやり方は簡単

①膣や肛門を引き上げるようにゆっくり力を入れて10秒数える
②ゆっくり力を抜く

この動きを5回程度繰り返すだけ。呼吸は力を入れるときにゆっくり吸って、力を抜くときにゆっくり吐くのがポイント。

「sweet世代は、ファッションやコスメ、スキンケアなど、自分磨きにお金をかけたいお年頃。なので、お金をかけず気軽に日常生活に取り入れられる『膣トレ』から、始めるのがおすすめです。膣トレを始めることで、デリケートゾーンをケアする意識が高まることで、デリケートゾーン用ソープやデリケートゾーンの保湿、マッサージなども取り入れやすくなるのではないかと思います」(山村先生)

教えて山村先生!
04.自分のデリケートゾーンを見てみよう!

海外では、性教育が進んでいるので自分のデリケートゾーンを鏡などで見たことがある人も多いようですが、日本では一度も見たことがないという人も多いそう。

「鏡で見たときに気になるのが『形』だと思います。左右差があったり大きかったりなど、気になる部分ではありますが、それは健康とは全く別物。ただ、メンタル的に見た目が気になるようであれば、美容クリニックで相談して頂ければと思います。チェックしたいのは『恥垢(ちあか)』。デリケートゾーンは清潔に保つべきパーツですが、きれいに洗っているつもりでも恥垢が残っている場合が多いようです。女性の場合、クリトリスが包茎している方が多く7割程度が包茎と言われています。なので、無理に剥こうとすると傷つけてしまい炎症が起こることもあるので気をつけましょう。包茎の場合は特にその周りに恥垢が溜まりやすいので、しっかりチェックしましょう。また、普段から自分のデリケートゾーンを定期的にチェックすることで、変化にも気がつくことができるようになります。女性の場合、男性に比べて性感染症になっても症状が出にくいため、気づきにくいという特徴があります。なので、正常な状態を知っておくことで、変化に気づきやすくなります。変化を感じたらすぐに婦人科を受診しましょう」(山村先生)

教えて山村先生!
05.人に話しづらい「性交痛」や「オーガズム」について

膣ならに続き、クリニックに寄せられる悩みで多いのが「性交痛」や「オーガズム」について。

「オーガズムに関してアンケートを取ったところ、感じたことがない人が多いのですが、どうせなら気持ちよいほうが良いよね、と考えるのであれば、美容医療の分野である『膣ハイフ』や『膣PRP』などを試すのもありかなと思います。オーガズムを感じない原因として、自分自身のGスポットを知らない人が多いことが挙げられると思います。Gスポットとは、女性が持つ性感帯のこと。人によって場所が違うので、それを探していくことも気持ちの良い性交を楽しむ方法の一つだと思います。ただ、sweet世代の場合、パートナーも若い場合が多いと思うんです。そうなると自分の性欲を満たすためだけに性行為を行っている人も多いので、お互いを思いやる気持ちを持つだけでも感じ方は変わってくるのかなと思います。性交痛があるのも、相手の配慮のなさが原因の場合が多いんですね。だからこそ、女性は自分のからだを守るためにも、しっかりと知識を持っておくことが大切だと思います」(山村先生)

教えて山村先生!
06.梅雨から夏にかけてのデリケートゾーンのケアとは?

「梅雨から夏にかけて、湿気が多くなる季節なので、ショーツは通気性の良いコットン素材を選ぶことが大切です。おりものシートもムレの原因になるのですが、ショーツが汚れるのが気になっておりものシートが必要な場合は、こまめに変えることを心がけましょう。また、お洋服のボトムも通気性の良いものを選ぶことも大切。タイトなボトムはデリケートゾーンが擦れてしまうので、黒ずみの原因になることもあります。最近は、デリケートゾーン専用のウォッシュシートなども販売されているので、上手に活用していただきたいです」(山村先生)

山村先生が、最後にsweet世代に伝えたいことは「定期的に検診に行くことの大切さ」。

「婦人科に検診に行くことってちょっと敷居が高かったりしますよね。また、婦人科に検診に行ったら男性の先生だった、ということも婦人科から足が遠のく原因になったりすると思います。私も男性の先生に見せるのがイヤで、自分が婦人科医を目指したので、行きたくない気持ちもわかります。けれど今はネットで女性の先生を検索したり、口コミを見たりすることもできるので情報を利用して、検診を受けていただきたいと思います。定期的な検診で、変化を見逃さないことがデリケートゾーンを大切にするフェムケア、さらにフェムキュアに繋がると思います」(山村先生)


東京美容クリニック 表参道本院
住所:東京都港区南青山3-18-17  エイジービル6F
電話:03-6434-7447
診療時間:10:00〜19:00(最終受付18:00)
URL https://tbc.clinic

 

 

 

 

 

 

 

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