女性が抱える健康課題を解決する技術や知識・サービスの総称であるフェムテック(フェムケア)。男性版のメンテックという言葉もある。
メンテック・フェムテック共通の注目分野のひとつが老眼だ。注目されている理由は、日本の人口で最も多い世代が老眼のターニングポイントとされる45歳以上となり老眼に悩む人が急増していること、それに伴い老眼対策市場が活性化していることなど。老眼対策アイテムで最も一般的なのはリーディンググラス(老眼鏡)だが、最近は遠近両用コンタクトレンズ市場にスポットライトが当たるようになってきた。
遠近両用コンタクトレンズとは?
1枚のレンズに、手元から遠くを見るための度数を近方・中間・遠方に配置したのが、遠近両用コンタクトレンズ。中心部が遠くを見るゾーンで周辺が近くを見るゾーンのタイプもある。欧米に比べて日本では遠近両用コンタクトレンズが普及していないのが現状だが、若い頃からコンタクトレンズを使用している世代が老眼に悩む年齢となったことで、遠近両用コンタクトレンズ市場の活性化が期待されている。そんな遠近両用コンタクトレンズのなかでも、つけ心地のよさで支持を得ているのがアルコンだ
使い勝手良好! アルコンの遠近両用コンタクトレンズ『トータル ワン® マルチフォーカル』
アルコンの遠近両用コンタクトレンズ『トータル ワン® マルチフォーカル』は、同社独自のマルチフォーカルデザインを採用し、生感覚の快適なつけ心地が魅力のアイテム。
マルチフォーカルレンズは、1枚のレンズに手元、中間距離、遠くを見るための度数すべてを配置した構造。スマホや本など近くを見るときは手元を見る度数、景色などを見るときは遠くを見る度数を、脳が自然に選択するので視線を変えずに見たいものを見られるのが魅力だ。
また、レンズコア(レンズの中心部)と表面の含水率を変化させた“水のグラデーション構造”を採用。レンズコアは含水率33%で適度な硬さを保ち扱いやすさをキープ。レンズ表面は含水率ほぼ100%で、うるおいたっぷり。装着時に摩擦を感じにくく、まるで何もつけていないような快適なつけ心地を実現している。また、必要に応じて涙と調和し、涙の蒸発を防ぐサポートをする「スマーティアーズテクノロジー™」を搭載。長時間つけていてもうるおいを保つ。PCやスマホなどのデジタル画面を長く見続けると、まばたきが少なくなり目が乾燥しやすくなるといわれているが、そんな環境でも目をしっかりサポートする。
日本アルコン
トータル ワン® マルチフォーカル
30日分・90日分ともにオープン価格
https://alcon-contact.jp/products/dailies/dt1-multifocal/
2週間交換タイプなら「エア オプティクス® プラス ハイドラグライド® マルチフォーカル」
洗浄する手間がかかってもコスパを重視したい人には2週間交換タイプもおすすめ。『トータル ワン® マルチフォーカル』と同じ遠近両用のレンズ構造を採用。新配合のハイドラグライド成分により、うるおい感やなめらかさが向上&長時間キープ。これによって、クリアな見え方が持続する。また、独自のレンズ表面加工技術スマートシールド® テクノロジーを採用し、乾燥しやすい環境下でもレンズを乾燥から守り、乾燥による目の疲れを軽減し、使い心地を損ねない。
日本アルコン
エア オプティクス® プラス ハイドラグライド® マルチフォーカル
6枚入り・オープン価格
https://alcon-contact.jp/products/airoptix/hydraglyde-multifocal/
老眼対策は、進化した遠近両用コンタクトレンズが最適解!
普段は通常版のコンタクトレンズを装着し、必要なときだけリーディンググラス(老眼鏡)をかける人も多いけれど、常に持ち歩くのを習慣づけないといけないし、手元を見るときだけかけて、使い終わったらはずすのが手間に感じることもあるはず。そんなときは遠近両用コンタクトレンズを視野に入れたい。欧米では遠近両用コンタクトレンズの普及が進んでおり、今後日本でも遠近両用コンタクトレンズの利用者は増えていくと予想される。興味があれば専門家に相談してみるとよさそうだ。
文/金山 靖 画像提供/日本アルコン