35歳以上の女性は要注意! ヘバーデン結節・ブシャール結節発症リスク!

更年期前後に注意!? 指が変形する病気、ヘバーデン結節・ブシャール結節にかかる理由[形成外科医 監修]

ヘバーデン結節・ブシャール結節は35歳以上の女性がかかりやすい!

指の関節が変形したり、ズキズキと痛む「ヘバーデン結節・ブシャール結節」という病気をご存じでしょうか? 実は日本中で300万人以上が罹患していて、患者の大半は35歳以上の女性だと、この病気に詳しいたかはしクリニック院長の高橋嗣明(たかはし つぐはる)先生は語ります。しかも、35歳以上の女性の半数がかかる可能性もあるのだとか。女性ホルモンが影響していると思われる発症のメカニズムを、TJ MOOK『指先の変形と痛みを食い止める ヘバーデン結節の症状を和らげる本』からご紹介します。

TJ MOOK『指先の変形と痛みを食い止める ヘバーデン結節の症状を和らげる本』

監修:高橋嗣明

35歳以上の女性がかかりやすいといわれる、指の関節が痛みとともに変形する病気が「ヘバーデン結節」「ブシャール結節」です。
本誌は「指の変形」「ズキズキ痛い」の進行を食い止める生活習慣と食事術を中心に紹介し、ヘバーデン結節で悩む人たちの不安を解消します!

栄養学的見地から治療する第一人者!
監修 たかはしクリニック院長 形成外科医・栄養療法医
高橋嗣明

検査でわかった腸活の有効性!
腸内環境を整える食養生ポスターつき

痛みがどんどん和らぐ! 特効セルフケア術

TJ MOOK『指先の変形と痛みを食い止める ヘバーデン結節の症状を和らげる本』を購入する!

宝島社公式通販サイト「宝島チャンネル」なら電話注文もOK! 詳しくはこちらをクリック
【電話注文専用TEL】0120-203-760
【受付時間】9:00~18:00(土日祝日を除く)

 

35歳以上の女性に多く、年齢とともにリスクもアップする理由

ヘバーデン結節・ブシャール結節の罹患(りかん)者数は、現在、300万人以上いると推測されています。

「実際には、もっと多いと思います。というのも、変形とともに痛みが治まるので、病院に行かないまま過ごしている人が大勢いると考えられるからです」

高橋先生のもとに訪れる患者は、ほとんどが女性だそう。ただし、50代後半から男性もかかるリスクが高くなり、60代以降はさらに増える傾向があるようです。

「患者さんの多くが35歳以上の女性で、年々増えていく印象。上の写真は、50歳の女性の症例です。女性に多い理由は、女性ホルモン『エストロゲン』にあると考えられます」

エストロゲンは抗炎症・抗浮腫など、多くの作用をもっているとか。
「妊娠・出産を経験した場合は、ミネラルやカルシウム、マグネシウムが低下した状態になりますが、それをサポートするのがエストロゲンです。ところが、35歳ごろから分泌が減り始め、50歳ごろに急激に減少します。骨からカルシウムが流出すると骨粗鬆症になるのですが、このとき炎症が生じる部分で石灰化が起きます。これがヘバーデン結節や五十肩、動脈硬化の原因のひとつに。エストロゲンは、これらの問題から体を守ってくれているのです」

プレ更年期は35歳から!? からだや女性ホルモンはどうなる? 上手な付き合い方を産婦人科専門医がアドバイス
イライラすると女性ホルモンが減少! 話題のCBDで肌と心のケアを[形成外科医 監修]

 

日本人女性の閉経年齢の分布

更年期前後に注意!? 指が変形する病気、ヘバーデン結節・ブシャール結節にかかる理由[形成外科医 監修]
※日産婦誌47:947-952,1995をもとに作成(n=458)

 

女性ホルモンって何? 糖質オフ&良質なオイルを摂ると整う理由を医師が解説!
女性ホルモンの低下で歯周病に!? 歯磨きルーティン&歯茎ケアのNGを歯科医が指南

 

エストロゲンの分泌量の推移

更年期前後に注意!? 指が変形する病気、ヘバーデン結節・ブシャール結節にかかる理由[形成外科医 監修]

自宅で簡単! 女医がすすめる遺伝子検査キットとは?

 

この記事の監修は……たかはしクリニック院長 高橋嗣明(たかはし つぐはる)先生

更年期前後に注意!? 指が変形する病気、ヘバーデン結節・ブシャール結節にかかる理由[形成外科医 監修]

(PROFILE)
形成外科医・栄養療法医
1963年、東京都生まれ。北里大学医学部卒業。北里大学大学院医療系研究科修了。北里大学病院に入局し、形成外科、美容外科などを歴任。2005年より長野県の北信総合病院にて医長を務め、2013年、長野県中野市にて「たかはしクリニック」を開院。専門である形成外科を中心に、整形外科、皮膚科、美容皮膚科、美容外科など幅広い見地からさまざまな診療・治療を行う。また、オーソモレキュラー療法と解毒治療にも精通しており、慢性の難治疾患の治療にもあたっている。著書に『学校に行けない子供 仕事に行けない大人』(ファインピクサー)がある。

(抜粋)

TJ MOOK『指先の変形と痛みを食い止める ヘバーデン結節の症状を和らげる本』

監修:高橋嗣明

35歳以上の女性がかかりやすいといわれる、指の関節が痛みとともに変形する病気が「ヘバーデン結節」「ブシャール結節」です。
本誌は「指の変形」「ズキズキ痛い」の進行を食い止める生活習慣と食事術を中心に紹介し、ヘバーデン結節で悩む人たちの不安を解消します!

栄養学的見地から治療する第一人者!
監修 たかはしクリニック院長 形成外科医・栄養療法医
高橋嗣明

検査でわかった腸活の有効性!
腸内環境を整える食養生ポスターつき

痛みがどんどん和らぐ! 特効セルフケア術

TJ MOOK『指先の変形と痛みを食い止める ヘバーデン結節の症状を和らげる本』を購入する!

宝島社公式通販サイト「宝島チャンネル」なら電話注文もOK! 詳しくはこちらをクリック
【電話注文専用TEL】0120-203-760
【受付時間】9:00~18:00(土日祝日を除く)

構成・編集・原稿:萩原はるな、脇谷美佳子
イラスト:小野寺美恵
写真協力:たかはしクリニック

 

指が曲がって痛む「ヘバーデン結節・ブシャール結節」ってどんな病気? 形成外科医 監修

 

歯の詰めものが原因で指が曲がる!? 化学物質で発症するヘバーデン結節・ブシャール結節とは?|医師監修

指の変形&痛みは関節リウマチかも!? 放置すると危ない症状&診断基準を解説[形成外科医 監修]

 

ふるさとの漬物や納豆で指先の変形&痛みを予防できる!? 美腸になる食事術[医師 監修]

 

有害な重金属をデトックスできる体になるには? リウマチやヘバーデン結節の予防にも◎[医師 監修]

 

※画像・文章の無断転載はご遠慮ください
Web 編集:FASHION BOX

RELATED CONTENTS

関連コンテンツ