クローゼットを整理したという犬山さん。整理しても整理しても、いつの間にか物が増えたりして散らかってしまうクローゼット。そんな悩みや、犬山さん流の収納についてお話を伺いました。
教えてくれたのは……
犬山紙子さん
1981年大阪生まれ。仙台の出版社で編集者として勤務後6年間東京でニート生活を送る。2011年『負け美女 ルックスが仇になる』で作家デビュー。現在はTVのコメンテーターなど幅広く活躍中。1児の母。
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散らかしては、片づけ……今日も我々は果敢に立ち向かう
クローゼット収納をどうする問題。整理整頓のプロでない限り、みんなそれぞれ頭を悩ませ何周もしているのではないでしょうか。整理をするたびに「もうこのメソッドでいける!」と思い、しかしセール時期に洋服が増えて、またごちゃってするという繰り返し。でもクローゼットを片づけてから1カ月は明らかにお洒落したくなるし、洋服選びもスムーズになるし、新しいコーディネートを思いついたりといいことずくめなので、我々は果敢に立ち向かうのです……。
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割り切って、部屋の真ん中に置いた洋服ラック
私の部屋はほぼ衣装部屋となっておりまして(テレビの仕事などスタイリングを自分でやっているため、衣装を持っておく必要がある)服はクローゼットに収まりきらないので、割り切って部屋の真ん中にどーんとダブルタイプの洋服ラックを2つ置いています。で、まず目に入る外側に衣装を。仕事前は、娘との時間を優先してしまいギリギリになるので、コーディネートを考える時間は30秒ほど。自然とワンピースメインになっています。本当はTシャツやスエットが大好きですが、出演しているのはほぼニュースを取り扱う番組なので、そこそこきちんとして見えて、5分袖以上で(これは私の好み)からだにピッタリフィットし過ぎず(フィットしてる物は食べ過ぎた次の日とか、腹を気にして結局敬遠する)襟が詰まり過ぎていない(これも好み)基本黒以外の5年先も着られるであろう(デザインはもちろん多少太ってもOKという意味)という結構なハードルを乗り越えしワンピ達です。
こちらは、クローゼットというか、部屋。衣装がパッと目に入るようにもはや収納を諦めた状態ですが、これが出かける前一番時間取られずに済むんですね。一見着こなしが難しそうなアイテムも見慣れておくとサッと着られたりします。
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目の保養になる服は、見るだけで元が取れる?
衣装をかけていない側は見るだけで目の保養になる服を配置。目の保養になるような服はさほど着る機会がない、でもそこそこ値段が張る。だったら愛でて元を取ろうじゃないかということです。服は着る以外にも、コレクションして見る楽しみがありますからね。部屋で仕事しているときふと「はあ~なんつー美しい刺繍」「奥深い自然の動物のごとく美しい発色」って思えるのって結構気分がいいんですよ。絵を飾るのと一緒。1日10円分心に潤いがあるとして(私計算です。着たら100円分潤い)1万円だったとしたら1000日で元が取れますね!
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頭を悩ませる、パンツの収納
で、Tシャツやらスカートやらは丸めてタンスに入れて、分かりやすく。Tシャツは柄が見えるように丸めて。で、一番の問題はパンツですよ。みなさんどうされてます!?
かさばるから棚に置くわけですが、お目当てのパンツを探すとき、そのまわりのパンツをかき分けなければいけない。で、出かける前は、時間なんかないから戻さない、子供寝かしたあとは、クタクタだから片づけない、散らかるのループです。37年も生きてきてまだパンツの収納の正解が分からない。吊るすにはスペースがない! 本数を減らす……変な柄のパンツとか古着のパンツとか大好きなのに……。
結局、よくはくパンツを少数用意してよくはくゾーンに、変わり種パンツは変わり種パンツゾーンと分けることにしたのですが、パンツを厳選した時点でなんか「クローゼットに負けた……」って。何と戦ってんだって話だけど、せっかく買った愛するパンツを手放す切なさよ(年下の友人にあげる)。いつか……いつかクローゼットに勝ってやるからな……待ってろよ、クローゼット。戦いはまだまだ続くのです。
コスメの収納でも繰り広げられる戦い
で終わりません。これと同じ戦いをコスメの収納でもやっているんです。だって5年前に買ったアイシャドウとか口紅とか全然使えるし、そうなると色々たまるじゃないですか。一時期ドラッグストアコスメを買うことがストレス発散法だったので大量にあるんですよ(泣)。でも、メイクするたびに全色把握できるわけでもないし、メイクポーチは開いてもメイクボックスは開く暇がなかったりして。しかし! 服や気分に合わせて色は変えたいじゃないですか!(泣) トップスに刺繍されている花の色に合わせて目尻に色を入れたりしたいじゃないですか!(泣) リップだって、同じオレンジだってくすんでるほうが気分とか色々あるじゃないですか!(泣) メイクはついついルーティンになってしまいがちなのですが、休日くらいは色で遊びたい。メイクさんは大きなパレットにたくさんの色をそれぞれ詰め込んでいて、一度その手法を試してみようかなーと思ったりするのでした。
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絵・文/犬山紙子
(& ROSY 2019年10月号)
編/FASHION BOX
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