日本人にとって、列車で食べる弁当はただの弁当ではない。浪漫や旅情、郷愁に浸りながら、地域に残る食文化を堪能する。観光列車でなければなかなか味わえない駅弁をぜひ手に取ってみたい。
のと里山里海号の「寿司御膳」
和倉温泉の隠れ家的な寿司店が握る日本海の新鮮なネタ
「寿司御膳」￥4,000（乗車運賃含む）
七尾駅12時26分発の「のと里山里海３号」に、土日祝日と指定日に設定される「ゆったりコース」で提供される。和倉温泉の寿司の名店「能登すしの庄 信寿し」が手がける限定の寿司弁当は、にぎりと煮物、揚げ物にデザートなどがセット。１・２・４号はスイーツプラン、５号（土曜のみ）はほろ酔いプランを設定している。
のと鉄道［のと里山里海号］
運行区間：七尾～穴水
のと里山里海3号の「ゆったりコース」で提供。
乗車日3日前正午までに要予約。
問い合わせ：のと鉄道観光列車予約センター
電話：0768-52-2300
プリンだけどプリンじゃない⁉︎雪みたいに溶けるマンゴープリンがめちゃ美味しそう♡
富士山ビュー特急の「富士山麓の味 彩」
富士桜ポークやミルキークイーンなど富士山麓の食材をふんだんに使用
「富士山麓の味 彩」￥2,000
富士山麓の魅力的な食材をふんだんに使った、完全予約制の弁当。富士桜ポークの角煮、甲斐サーモンの西京焼き、里芋のからあげなどがギュッと詰まっている。ご飯は山梨県産のミルキークイーンを使用。車内で販売されている、清里の醸造所で作られた「富士山ビュー特急ビール」（¥500）と一緒に味わいたい。
富士急行［富士山ビュー特急］
運行区間：大月～河口湖
富士山ビュー特急の特別車両、富士登山電車3号・4号で販売。
受取日の3日前までに予約が必要。
問い合わせ：富士急行線富士山駅（弁当予約先）
電話：0555-22-7133
しまかぜの「しまかぜ弁当」
大阪・京都発と名古屋発で違った味わいが楽しめる幕の内弁当
「しまかぜ弁当」（上：大阪・京都便、下：名古屋便）各￥1,240
「しまかぜ」の車内などで販売されている幕の内弁当。大阪・京都便と名古屋便とで内容が異なり、いずれもそれぞれの地域で多くの駅弁を手がける淡路屋と松浦商店が製造する。どれから食べるか目移りする、12マスに区切られたご飯やおかずは、見た目以上にボリュームがある。大阪難波駅、近鉄名古屋駅でも購入可能。
近畿日本鉄道［しまかぜ］
運行区間：大阪難波・京都・近鉄名古屋～賢島
問い合わせ：近鉄電車テレフォンセンター
電話：050-3536-3957
※ 画像・文章の無断転載はご遠慮ください
編集・文_渡瀬基樹
WEB編_FASHION BOX、周 詠敏[vivace]
（MonoMaster 2019年11月号）
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