居心地のよい空間をつくるために、インテリアの配置は意識をしたいもの。光を照らすだけ、と思いがちな照明も置き方で居心地のよい“間”をつくることができます。インテリアスタイリストの石井佳苗さんに配置のコツを教えてもらいましょう。
照明で仕切る
照明を“間”仕切りに使うのは一押しのテクニック。照明本体でさりげなく仕切りながら、照明をつけたときに、照らす光で場をゾーニングします。部屋の中央と端にそれぞれ光でコーナーをつくると、奥行き感のある空間に。
右:モロッコラグ¥65,000、左:モロッコラグ¥55,000(ともにオルネ ド フォイユ)、クッション¥16,500、サイドテーブル¥91,000(ともにタイトルズ)、テーブルランプ¥75,000、フロアランプ¥95,000(ともにロイズ・アンティークス 青山)、壁に飾ったプレート¥7,000/LIVINGSTONE竹内陽子 作(水犀)、その他/スタイリスト私物
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ぬけ感をもたせながら、ゆるく仕切る
昨年訪れた台湾で、畳の大広間を日本的な“間”でコーディネートした、洗練された空間に刺激を受けました。近頃、日本でも仕切りのない、ワンフロアを広くとった間取りが人気ですが、家具の配置で“間”を仕切ることで、空間を有効に使いながら、居心地のよいインテリアを楽しむことができます。
ポイントは、ゆるく仕切るということ。きっちりと仕切りすぎると圧迫感が出てしまうので、ほどよく“ぬけ感”をもたせるのがコツ。
ベンチなど背の低い家具や透け感のある布で、ゆるやかに仕切ったり、照明やグリーンなど機能性のあるアイテムで空間を仕切ることで、ほどよい“こもり感”を感じさせながら 開放感のある、心地のよい居場所をつくることができます。
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光の方向で場面が変わる
フロアランプを各コーナーに置くことで、それぞれの場所を際立たせ、スポットライト効果で場面を切り替えることができるのです。
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教えてくれたのは……
石井佳苗(Kanae Ishii)さん
【Profile】
インテリアスタイリスト。イタリアの大手家具メーカーに勤務後独立。現在はインテリアや暮らしまわりのスタイリストとして、雑誌、書籍、CMなど様々なメディアで活躍中。リノベーションした1LDKのマンションに3匹の猫と暮らす。著書に『Love Customizer No2 DIY×セルフリノベーションでつくる家』(エクスナレッジ)など。
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(抜粋)
マルチメディア『リンネル特別編集 Heima 私になれる住まいの選択』
著者:石井佳苗
責任編集:石井佳苗
エディトリアルディレクション:竹田理紀(mineO-sha)
編集協力:小沢理恵子、佐々木信子
アートディレクション:武田昌也
Photograph:Kiyoko Eto
WEB編集:FASHION BOX
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