年に4〜8％の金利も狙える!? プロに聞いた投資信託の複利効果

何をするにもお金がかかる……。銀行に預金しているだけでは足りないという人も多いでしょう。それもそのはず、お金は自分で増やそうとしないと増えない時代になっているのです。「そんな人にぜひおすすめしたいのが、ほったらかし投資です！」そう語るマネーコンサルタント頼藤太希さんに、投資未経験でも無理なくはじめやすいほったらかし投資のメリットを聞いてきました！

投資信託の複利効果を生かせば年4〜8％も狙える

編集部（以下、編）：投資というと「お金に余裕ができたらやろう」という人が多いように思います。

頼藤（以下、頼）：そんな人には「じゃあ、いつ余裕ができるの？」と（笑）。もちろん、お金の余裕も大事ですが、いつまでもやらないでいると、その分、味方にできる時間も減ることになってしまいます。

編：時間を味方につけるとは、具体的にはどういうことですか。

頼：複利の力を利用することです。複利は、元本に利息を加えた金額に対して、次の利息をつけることです。つまり、長く続けるほど利息は増えることになります。下図は複利運用のイメージです。

頼：もし100万円が年8％で増えたら、30年後には10倍になる計算です。しかし実際には、一括投資は値下がりのリスクも高めてしまいます。かといって銀行に預けても、マイナス金利（※）の影響で全然増えません。その点、ほったらかし投資では、値下がりのリスクを抑えつつ、複利の力を活用します。今回はやや積極的に、年4〜8％の利益を狙う方法を考えました。複利には、とてもパワーがあります。ですから、その力はできるだけ早く、長く受け取るべきです。

（※） マイナス金利（政策）：金融機関が日本銀行（日銀）に預金しているお金の一部の金利をマイナスにすること。金融機関の融資を増やすことが主な目的とされている。個人の預金はマイナス金利の対象外だが、現状預金金利は限りなくゼロに近くなっている

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このコンテンツの監修者は……

頼藤太希（よりふじ・たいき）さん

【Profile】
慶應義塾大学経済学部卒業後、外資系生保にて資産運用リスク管理業務に従事。2015年に（株）Money＆Youを創業し、現職へ。女性向けWebメディア『FP Cafe』や月間200万PV、160万UUの『Mocha（モカ）』を運営すると同時に、マネーコンサルタントとして、資産運用・税金・Fintechなどに関する執筆・監修、書籍、講演などを通して日本人のマネーリテラシー向上に注力している。『投資信託 勝ちたいならこの7本！』（河出書房新社）、『人生100年時代！ 月5000円から始める50代からのお金の増やし方』（宝島社）、『マンガでわかる！ iDeCoのはじめ方 ライバルはイデ子!?』（きんざい）、『つみたてNISAでお金は勝手に増えていく！』（スタンダーズ）ほか著書・共著・監修書多数。日本証券アナリスト協会検定会員、ファイナンシャルプランナー（AFP）、日本アクチュアリー会研究会員、金融工学コースシグマ検定1級。

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（抜粋）

TJ MOOK『月5000円からはじめる最新！ ほったらかし投資』
監修：頼藤太希

企画協力：畠山憲一（Money&You）
編集協力：ブルーラグーン（恩田康信、中山壮太）
執筆協力：小澤美奈子、タケイ啓子、畠山憲一
撮影：高原マサキ（TK.c）
取材協力：モーニングスター、楽天証券

WEB編集：FASHION BOX

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公開日：2020.02.04