何らかの保険に加入して、毎月保険料を支払っている方は多いはず。それでも意外と知られていないのは、喫煙や健康状態によって保険料が違うということ。たばこを吸わない人、健康状態が良い人は保険料が安くなる保険を活用するのがベスト! ファイナンシャルプランナーの藤川太さんが詳しく解説してくれました。
1年間の喫煙歴と血圧・BMIが判断基準
生命保険では、たばこを吸わない人に「非喫煙者(ノンスモーカー)割引」、健康な人に「健康体割引」を適用して保険料を安くする仕組みの導入が広がっていて、特に収入保障保険はこうした割引のある商品が多くなっています。非喫煙者割引は過去1年間(保険会社によっては2年間)たばこを吸っていないことが条件で、専用の器具で唾液を調べるのが一般的です。
健康体割引は、最高血圧と最低血圧、BMIが一定の範囲内であることが条件。BMIは、体重(kg)を身長(m)の2乗で割って肥満ややせすぎを見る指標です。保険商品によって、健康体の判断基準が血圧のみ、BMIのみ、血圧とBMIの両方の3パターンがあります。
また、非喫煙者割引のみがある商品と、非喫煙者と健康体の組み合わせで3つまたは4つの保険料区分がある商品があります。非喫煙者・健康体の割引率は保険商品によって異なりますが、ある商品の例では、標準体と非喫煙健康体の保険料の差が年間1万円以上になることがあります。
非喫煙者や健康に自信がある人は、保険の見直しや新規加入の際に非喫煙者割引や健康体割引のある保険を調べてみましょう。喫煙者や健康に自信のない人は、割引のない商品のほうが保険料は安いかもしれません。
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このコンテンツの監修者は……
藤川 太さん
【Profile】
生活デザイン株式会社代表取締役、ファイナンシャルプランナー。「家計の見直し相談センター」での相談業務、講師、メディアへの出演などで活躍。著書に『年収が上がらなくてもお金が増える生き方』(プレジデント社)など。
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(抜粋)
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監修:藤川 太
企画協力:生島典子
編集協力:恩田康信(ブルーラグーン)、中山壮太(ブルーラグーン)
執筆協力:生島典子、坂本君子、高橋晴美、タケイ啓子、長尾義弘、畠山憲一、馬養雅子、森谷健一
写真提供:ピクスタ
表紙イラスト:Inspring / Shutterstock.com
WEB編集:FASHION BOX
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