キッチンの油汚れも一気にキレイ！楽ちん掃除テクを家事研究家が披露

もっと効率よく家事をこなしたい！そんな声にお応えするべく、掃除の達人にラクに賢くまわせる家事術を教えていただきました。

賢く“やめ家事”できるナチュラルクリーニング

安心で簡単なナチュラルクリーニングを取り入れて、毎日の掃除で“やめ家事”しましょう。家事研究家の佐光紀子さんに教えていただきました。

油汚れを中心に、いちばん汚れがたまりやすいキッチンですが、大半がつけ置き可能。過炭酸ナトリウムの力を感じて。

コンロまわりのタイルなどは、油汚れがつきやすい場所。重曹をクレンザーに替えてこすり落としてから、仕上げはクエン酸でふき取ります。

ぬらしたニットはぎれに重曹を振りかけて、こすります。石けんを軽く泡立ててから重曹をかけてもOK。

汚れが落ちたら、上からクエン酸水をかけて、ぬめりを取ります。コットンはぎれでふきあげてピカピカに。

シンクの排水口にふたをして30～50℃のお湯を張ってから、過炭酸ナトリウム大さじ2、石けんを少量入れて、五徳類をしっかり沈めて、2～3時間つけ置きします。

五徳の焦げつきは、ニットはぎれか不織布たわしで、何回かかけて少しずつ落として。

汚れがゆるんで落としやすい

排水口にキャップをつけ、防臭椀、ゴミ受け、ふたを元通り重ねます。排水口いっぱいにお湯をためて、過炭酸ナトリウム大さじ1／2を入れて、2～6時間つけ置きしてから、キャップを外して流します。くり返しやることでこすらなくても少しずつキレイになっていきます。

定期的につけ置きを

▶使ったのは

つけ置きキャップなどの名称で売っているふた。排水口の大きさを確かめてから購入を。

キッチン家電は、水洗いもできないので汚れがたまりがち。電子レンジも、ニットはぎれに石けんを泡立ててから重曹でこすれば、しつこいこびりつきもすっきり。クエン酸スプレーをかけて、コットンはぎれでふきとれば、水がかかる心配もありません。

外側は重曹→クエン酸でふきあげ
油汚れが飛んでいる家電は、ニットはぎれに石けんを泡立ててから重曹でこすり、クエン酸スプレーで仕上げ。手あかのみなら重曹シートでぬぐえばOK。

プロフィール：翻訳家、家事研究家。ある本の翻訳をきっかけに、重曹や酢などを使ったナチュラルクリーニングに目覚める。著書に『ナチュラルクリーニングの最強レシピ』（扶桑社）。

公開日：2020.02.19