あいさつは空気を読まない！印象アップに効く7つのふるまい

内面が美しい人って、どんな人でしょう？ふるまいや言葉遣いは、内面から表れるのです。美しくなるにはどうしたらいいか、『「また会いたい」と思われる人』の著者、鹿島しのぶさんに教えていただきました。

美しいふるまいを身につけましょう

日々の動作は、意外に人から見られているもの。人と接するときはもちろん、気を抜いたときも美しくいられるよう、心がけて。

背筋を伸ばして姿勢をよくするのが基本。気を抜くと背中が丸まりがちですが、見た目が年齢から15歳老けて見えるとも言われています。姿勢が崩れていることに気づいたら、左右の腕を反対の手で後ろから引っ張って胸を張り、両腕を自然に体の横に下ろし深呼吸して姿勢を整えましょう。

膝や腰、背中の緊張を緩めると、だらっとした座り姿になってしまいます。特に電車の中などの公共の場では、足をそろえて膝が開かないようにするなど、常に意識をするようにして。立っているときと同様、背筋を伸ばすのがポイントです。

おじぎはゆったりと行うと、優雅で上品に。背中や首を丸めずにゆっくり頭を下げ、ひと呼吸おいて（2秒待って）からゆっくり上げます。あいさつとおじぎは同時にせず、おじぎの前か後にすると、丁寧な人という印象になります。

手足は、ばらばらよりもそろえるほうが美しく見えます。座るとき、バッグやスマホを持つとき、手をそろえていると整って見えます。腰かけるときの足は組まないのが基本。脱いだ靴は自宅でもそろえる習慣を身につけましょう。

人に物を渡すとき、片手でポイと渡すか両手で渡すかによって、受け取り方がかなり変わります。特に、その人自身を表すものである名刺を渡すときは注意。両手で渡し、両手で受け取るのが基本です。

たとえばものを拾うとき。まっすぐしゃがみながら取ろうとするとお尻が突き出てしまうため、足をそろえて腰を落としてから拾ってみて。あいさつするときも、立ち止まってからおじぎをすると美しく見えます。

どんなに元気がなくても、相手から元気にあいさつされるとつられてしまうもの。自分だけでなく、相手のテンションを上げるためにも明るくあいさつしましょう。仕事が嫌なときも空気を変えられます。

プロフィール：「総合会話術仟言流」代表。プロの司会者としても長年活動する。近著に『「また会いたい」と思われる人』『「品がいい」と言われる人』（ともに三笠書房）。『品格を磨く所作』（宝島社）の監修を務める。

公開日：2020.02.18