これぞヤクザのシンボル!? “元ヤクザ”の現役ユーチューバー・懲役太郎が語る! 入れ墨の見分け方

入れ墨の歴史は? タトゥーとの違いとは?? 元ヤクザのYouTuber、懲役太郎が解説!

出典: FASHION BOX

薄着になりがちな夏。大きくあいた襟元や袖口から、知人のタトゥーを見てしまった……。なんて経験、誰もが一度はあるのではないでしょうか?
タトゥー、もとい入れ墨を入れているイメージがある人たちといえば……?
というわけで、今回は元ヤクザで現役YouTuberの“懲役太郎”さんが、“入れ墨”の歴史と事情について詳しく語ってくれました!

≪目次≫
●日本の入れ墨文化の起源とは……?
●ヤクザの“入れ墨”を“がまん”という理由
●“入れ墨”の量は出世の証?
●教えてくれたのは……?

 

日本の入れ墨文化の起源とは……?

今だと不良集団、反社会的勢力は、みんな同じような感じですが、江戸時代の不良集団というのは、博打打ちと駕籠(かご)かきの系統に大きく分かれていたんです。

駕籠かきは、よく時代劇にも出てくる駕籠を担いで、人を運ぶことを職業にしている人たちです。いわゆる当時のタクシーですよね。

この博打打ちと駕籠かきはしっかり区分けされていました。博打打ちは左腕に入れ墨を入れ、駕籠かきの人は両腕に入れ墨を入れるという決まりがあったんです。

そもそも入れ墨を入れるようになったのはなぜか。当時は、入れ墨といわずに、「文身(ぶんしん)」といいました。この文身は罪人と密接な関係にあります。

当時は罪人を留め置いてから、その地域から離れた島に送る追放刑を「島送り」といって、その島が刑務所になっていたんです。

その刑務所に「島送り」された印として、1回目は一重の墨、2回目は二重の墨、と回数によって腕に入れ墨をされたわけです。これを消すために、上から入れ墨で装飾をほどこした。これが日本の入れ墨文化の起源のひとつでもあります。

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ヤクザの“入れ墨”を“がまん”という理由

これぞヤクザのシンボル!? “元ヤクザ”の現役ユーチューバー・懲役太郎が語る! 入れ墨の見分け方
イラスト:タカミトモトシ
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現在のヤクザは、何かしら入れ墨が入っています。刑務所に行ったときに、入れ墨が入っているとまわりの目も違うので、そういうのもあるでしょうね。入れ墨がキレイに全部入っていると、「おぉ!」となりますから。時間と労力を考えるとチンピラでは入れられないですよ。だから、入れ墨のことを「がまん」といいますもんね。

体の中心にある胸や腹、あとは脇腹、腕の内側、お尻の尾てい骨あたりとか、柔らかい部分が痛いらしいです。

その痛い胸の真ん中に「○○組」「○○一家」「○○命(親分や兄貴分の名前を入れる)」や、組の代紋を入れるヤクザもいますが、あれはあまりよくないといわれています。組織や人間関係が変わることもありますからね。カタギの人が好きな女や男の名前を入れて、あとで「あちゃー」となるのと一緒です。
また、昔と今では時間のかかり方も違いますよね。アメリカのタトゥーは皮膚麻酔を打って機械彫りだから、それは早いです。今はもうダメですが、昔は親分や兄貴分から、「キシロカインゼリー(軟膏の麻酔薬)」を薬局で探させられましたね。当時の入れ墨は全部手彫りなので、本当に1時間で1センチ程度しか進まなかったですからね。筋彫り(図柄の枠線)は早いけど、色を入れるのはすごく時間がかかるので、とんでもない労力と痛みです。

私たちのときは、彫り師の先生が事務所に1〜2カ月泊まり込みで彫っていました。組が先にまとめてお金を払って、何人かの組員を順番に彫っていく感じです。

当時は部屋住み制度(新人が事務所に住んで見習い修業する制度)があって、部屋住みが先生をお世話するんです。毎日ご飯をつくって、お風呂に連れていき、飲みに行って接待をするんですね。先生は専属の組を全国にたくさん抱えているから、日本中を旅しながら各地を回って、彫って、接待されてというのを繰り返しているわけです。

 

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“入れ墨”の量は出世の証?

今はスタジオに行って「1時間いくら」で彫るわけですから、私たちと感覚が違いますよね。それに最近は若い組員の中に、組へ入る前から入れ墨をしている人がいるわけです。かぶれているといったら悪いですが、私からするとちょっと違うんですね。

本来は、組に入って修業をしていく過程で入れていくのが、ヤクザの入れ墨なんです。修業の過程で、最初は左肩に入れて、次は右肩、その次は腕の五分丈の入れ墨を七分丈に伸ばすとか、地位が上がるたびに少しずつ入れていくもんなんです。そして、さらに地位が上がると、背中、どんぶり(ほぼ全身に入れる呼称)と、出世するごとに入れていくわけです。もちろん、お金がかかるというのもありますが。

だから、若い組員がびっしり入れ墨を入れていたら、古い親分はむしろ、「服を脱ぐな!」と嫌がりますよね。

 

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●教えてくれたのは……

バーチャルYouTuber

懲役太郎(ちょうえき・たろう)さん

【Profile】
YouTubeチャンネル登録者数15万人、総再生回数2400万回オーバー(2020年5月現在)。2018年7月に「懲役太郎チャンネル」を開設し、バーチャルYouTuberとして活動を開始。「バーチャル刑務所に服役中」という設定で、投稿される動画は「前科三犯、893番、懲役太郎です」とのフレーズからはじまる。

 

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(抜粋)

これぞヤクザのシンボル!? “元ヤクザ”の現役ユーチューバー・懲役太郎が語る! 入れ墨の見分け方
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書籍『塀の中の元極道YouTuberが明かすヤクザの裏知識』
著者:懲役太郎

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