893の拳銃管理テク

ヤクザの裏知識 | “元ヤクザ”の現役YouTuber・懲役太郎が語る指紋がつかない拳銃の管理法とは!?

出典: FASHION BOX

サラリーマン家庭でそれなりに裕福、親にも愛されて育った普通の男が、ひょんなことから反社会的組織の一員に……。そんな元ヤクザで、現役YouTuberとして活躍する“懲役太郎”さんが、ヤクザの裏知識=闇の雑学を教えてくれました! ここで語るのは、約30年のヤクザ人生の中で経験した「拳銃の管理法」。極道に生きる者の見栄っ張りかつ几帳面な性分が垣間見えるエピソードとなっています。

≪目次≫
●トカレフよりもコルト・ガバメント? 拳銃選びにもヤクザの面子がある
●一発必中が求められる!? ヤクザの拳銃はドスの延長線上
●意外と繊細!? ヤクザの拳銃管理法
●教えてくれたのは……

 

トカレフよりもコルト・ガバメント? 拳銃選びにもヤクザの面子あり

当時の相場は、新品の拳銃で30万〜50万円、使っているものだと5万〜10万円で取引されていましたね。不思議なもので、拳銃にも需要と供給があって、抗争がはじまると値段が高くなる。ヤクザは見栄っ張りだから、使い古したような見た目の悪い銃は安かったですね。

私らは、素性のわからない拳銃は絶対に触りませんでした。いざというときに動かない、弾が出ないでは話にならないからです。

全部、真正銃(正規メーカーの銃)を使っていましたね。中にはブラジル製もありましたが、基本的にはアメリカ製、イスラエル製、オーストリア製でしたね。種類はハンドガンのグロックから自動小銃のМ16まで何でもありましたよ。
たとえば、アメリカ製のコルト・ガバメント(アメリカ発祥の軍用銃)とライセンス生産の中国製のトカレフ(ソビエト連邦発祥の軍用銃)では、ぜんぜん値段も違うし、信頼度も違うわけです。
品質のよいロシア製ではなく、日本に入る中国製のトカレフは非常に品質が悪いから値段も安かったですね。

何よりもトカレフはロシアの規格なので弾が合わない。通常だと6ミリ(22口径)、8ミリ(32口径)、12ミリ(45口径)なんですが、トカレフはロシア規格の弾(通称:トカレフ弾)じゃないと使えないんです。つまり、在庫の弾が使えないから困るわけですよ。
だから、品質も使い勝手も悪いトカレフが抗争事件で使われると、「なんだ、トカレフかよ」と当時はちょっと小バカにされていました。ヤクザは見栄っ張りだからトカレフよりも、コルト・ガバメントやスミス&ウェッソン(アメリカの銃器メーカー)の拳銃を好むんです。

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一発必中が求められる!? 拳銃はドスの延長線上

一時期、トカレフは殺傷能力が高いともてはやされましたけど、私らからすると殺傷能力はどうでもいいんです。なぜ、ヤクザがレンコン(回転式拳銃)を選ぶかというと、確実に発射できるからです。

オートマチック(自動拳銃)は弾が引っかかる場合がある。トカレフやマカロフ(ソビエト連邦発祥の軍用銃)は、その弾詰まりが100回に1回程度あるわけですね。
やるときは一発必中なんで、もし、引っかかったら終わりなんです。
やるときは連射はしない、1発か2発で終わりなんです。本来、蜂の巣にするなんて発想はありません。ヤクザの拳銃はドスの延長線上にあるんです。
50メートル先の遠くから狙撃するんじゃなくて、1〜2メートル近くのところまで行って確実に仕留める。

ドスと同じ接近戦の使い方なんです。そしてドスより確実に相手を殺傷できる拳銃を使うわけです。
だから、銃撃戦みたいなことは、はなから想定していません。まれに撃たれた側が数発撃ち返す程度ならありますけど、双方がバンバン撃ち合う銃撃戦というのは聞いたことがないですよね。

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意外と繊細!? ヤクザの拳銃管理法

ヤクザの裏知識 | “元ヤクザ”の現役ユーチューバー・懲役太郎が語る指紋がつかない拳銃の管理法とは!?
イラスト:タカミトモトシ
出典: FASHION BOX

あとは、拳銃と弾の管理でいえば、拳銃と弾には油紙が大切なんです。あれでくるむと、さびないから一番いいんです。
でも、当時はすでに油紙が手に入りづらい状況で、それを必死に探しているほうが怪しいんで、ラップでくるむなり、タオルでくるむなりしていました。

拳銃の拭き方は自己流で、軍手をタオル代わりにしていました。
でも、軍手だけだと皮脂がつく可能性があるから、中に1枚薄い手袋をして痕跡が残らないようにしていました。その軍手を両手にして、グリップも含めて細部まで触りながら拭いていく。このやり方で自分の指紋は一切出ていないので、これが正解だと思います。
そういう意味では、私らが子ども(若い衆)の時代には、銃器の手入れと分解までしっかりさせられました。おそらく私がギリギリの世代だと思います。

当時は、拳銃を事務所に普通に置いていましたしね。トイレの上とかに隠して。とっさのときに取り出せなかったら相手にやられちゃいますから。

 

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●教えてくれたのは……

バーチャルYouTuber

懲役太郎(ちょうえき・たろう)さん

【Profile】
YouTubeチャンネル登録者数15万人、総再生回数2400万回オーバー(2020年5月現在)。2018年7月に「懲役太郎チャンネル」を開設し、バーチャルYouTuberとして活動を開始。「バーチャル刑務所に服役中」という設定で、投稿される動画は「前科三犯、893番、懲役太郎です」とのフレーズからはじまる。

(抜粋)

ヤクザの裏知識 | “元ヤクザ”の現役ユーチューバー・懲役太郎が語る指紋がつかない拳銃の管理法とは!?
出典: FASHION BOX

書籍『塀の中の元極道YouTuberが明かすヤクザの裏知識』
著者:懲役太郎

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WEB編集:FASHION BOX

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