安定した心とからだを育てるのは、毎日のルーティンです。アラフォーの不調はからだのメッセージ、と植物療法士の森田敦子さんはレクチャーします。
「ある日突然、更年期になるわけではありません。緩やかに下る移行期=更年期に向かう準備期間が、まさにアラフォー。30代後半からはプロゲステロンが減少し、免疫力も落ちやすくなります」
さらに春は、注意が必要だそう。
「芽吹く春は、神経が病みやすい季節です。日照時間が変わるので体内時計も乱れやすく、成長ホルモンの分泌や睡眠の質に関わるセロトニンやメラトニンにも影響が」
それを調整するのが生活習慣。
「まずは起きる時間、寝る時間など生活リズムを整えて、オンとオフのスイッチをしっかり切り替えること。そしてストレスをゼロにするのは難しいので、頑張り過ぎず幸福を感じる時間を増やすこと。細胞のもとになる食事、疲れをリセットする睡眠もなおざりにしないで。
忙しい女性は、自律神経とホルモンバランスが乱れやすいので、ハーブティーやサプリで植物の力を借りながら上手にサポートしましょう」
春の苦味野菜を取り入れる
旬の食材には、その時季のからだを調整する効果があります。
「精神的にも肉体的にもバランスを崩しやすい春のゆらぎ、不調には旬の苦味野菜が効果的。毒を持って毒を制するイメージです」
朝日を浴びながらしっかり朝食をとる
からだの活動スイッチをオンにする方法は朝の太陽を浴びることと朝食。
「水溶性フラボノイドが細胞再生をサポートするブロッコリーと、免疫力を強化しゆらぎを防ぐ舞茸をたっぷりとって」
エキナセアのチンキを常備する
免疫力が落ち、疲れを感じやすいアラフォー。頭痛やだるさにきくハーブをチンキにして常備すると、いざという時に安心。
「弱った免疫システムを立て直すエキナセアは、風邪やアレルギーの症状緩和にもオススメ。数滴を水に混ぜて飲んで」
教えてくれたのは・・・
植物療法士 森田敦子さん
サンルイ・インターナッショナル代表。フランス国立パリ13大学で植物薬理学を学び帰国。ルボアフィトテラピースクール主宰。
(& ROSY編集部)
photo:TAKASHI NISHIZAWA[DOUBLE ONE]
styling:YOKO KAKIHARA
cooking:KATSURA KOSAKA
text:ERI KATAOKA
special thanks:AWABEES,Utuwa
編/FASHION BOX
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